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魔法のノート

作者: にとろげん

こんにちは、にとろんと申します。

今回はなんとなく思いついたものを書きました。

とっても短いですが読んでやってください。

どこにでもある住宅街の道の一本。そこにそれはあった。

「魔法のノート?」

茶色い表紙のどこにでもあるようなノート。そのノートの表紙に丁寧な文字で 魔法のノート と書かれている。小学生の秘密のお遊びノートだろうか。

そんなことを考えながら、なんとなく私はそのノートを手に取って表紙を開いていた。


このノートは魔法のノートです。

一ページにつき一つの願いを叶えることができます。

あなたの願い事をこのノートのページに書いて、そのページを切り離し、丸めて投げてください。


まるで悪魔との契約のようだな、なんて思った。そういえば喉が乾いていたし、私は鞄から取り出したシャーペンでジュースが飲みたいと書いて、破いて、捨ててみた。

丸まった紙はコロコロと道に転がりそのままだった。


「まあ、そういうもんだよな。」

そう呟いて私は魔法のノートをその場に捨てた。


学生が去っていったのを確認した老人は、彼の捨てたノートを拾い上げ、その一ページ目を破いて、捨てた。

すると、近くにあった紙くずがジュースへと変わった。

「もっと世界征服とか書けばよかったのにのう。」

老人は 彼が幸せであるように と次のページに書いて、破いて、捨てた。

読んでいただいてありがとうございました。

もしまたいつか私の作品を見かけられたらお暇なときにでもお付き合いください。

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― 新着の感想 ―
[一言] なんだか心が温かくなる話ですね。 日常の幸せはこんな風にお互いの何気ないことから生まれてくるのかな、なんて想像しました。
2016/01/20 22:48 退会済み
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