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裏道一つ

眠っているユキラに付き添う菜々。

心配そうに、彼を見ている。


あの後、一旦規定場所に集合し城内の様子を伺ったが、魔女の動きはない。

ユキラに外傷はないが、ひどく疲弊していた。

あれから急に倒れこんでしまい、これでもう三日、寝込んでいる。



菜々はじっとユキラの顔を見ながら、考えていた。


晴れて父と母を救出し、再会を喜んだ。

その折、母が不思議なことを言っていた。曰く―――『魔女はユキラを知っているようだった』

もちろん天気予報士として名を馳せていた。だが魔女界にまで名を列ねる天気予報士がいるのか。

ユキラは魔女と、つながりがあったのか。


その時よぎった考えは、皆同じだった。


「菜々の君、会える日を楽しみにしていたぞよ」


部屋に入ってきたのは、ガミューオだった。


「ガミューオ様、重ねてお礼を申し上げます…」


「よい。そなたはすべきことを行ったまで。

我が兵はほぼ無傷、我らが勝利ぞ。

して…聞きたいこととな?」


菜々の横に座りながら、ガミューオは穏やかに笑う。

実はこんなに穏やかに笑う彼を、誰も見たことがないのだが、それは別の話。

菜々はガミューオに聞く、ユキラをどこまで知っているのか。


「ユキラは魔女となにかつながりがあったのでしょうか?」


「こんな男を慕ってもマシなことはない。

我のほうがいい男ぞ」


「あ、はい……ん?そういうことではなく」


一瞬流された菜々だが、話を戻す。

ガミューオはふむ、と腕を組んで考えているようだ。


と、ユキラの喉が動く。目覚めたようだ。

ガミューオは瞳を向けたユキラに問う。


「おいユキラや、おまえのことはどう表現すべきか」


「…ん?

…あぁ、

あー…

はいはい」


ユキラは状況を把握したようだ、そして答える。


「魔男、ってのも変ですし。

まぁ当たり障りなく、魔法使いって位置ですかね」



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