15層ボスです3
『職業:冒険者がLv63になりました。
狙撃手がLvMAXになりました。
盗賊がLv44になりました。
剣士がLv46になりました。
武闘家がLv41になりました。
戦士がLv43になりました。
魔法使いがLv49になりました。
薬剤師がLv35になりました。
鬼人がLv10になりました。
????の勇者がLv9になりました。
狙撃主がLv20になりました。
職業:狙撃手がLvMAXになったので獣人を有効化します。
職業:ローグになりました。
重戦士になりました。
条件 スキル『剣術Lv5』 職業『剣士Lv45』『重戦士Lv1』を達成しました。
職業:剣闘士になりました。 』
『スキル:鬼化Lv1 光耐性Lv1 魔眼耐性Lv1を習得しました。
スキル:アンロックLv2 気配遮断Lv2 剣術Lv7 コンボ5 MP自動回復Lv2 調合成功率上昇50% ブレイクショットLv3 反動半減Lv3 を習得しました。 』
『条件 スキル『ロックオン』 職業『狙撃手Lv50』『狙撃主Lv20』を達成しました。
スキル:マルチロックオン10を習得しました。
条件 スキル『偽二刀流』『武偽』 職業『戦士Lv40』『剣士Lv40』を達成しました。
スキル:二刀流を習得しました。 』
エンシェントキングアントを倒した俺は、すぐさまマナとヒツギの下へ向かった。エンシェントキングアントがドロップしたアイテムの確認? 新しく得たスキル等の確認? そんなもん後だ!
「マナ、ヒツギは!?」
「大丈夫だよメイ。私は平気」
ヒツギはどこにも怪我らしきものは見せずに笑って答えた。
「よかった…。どうしようかと思ったぜ…」
「心配してくれるんだね。うれしいな」
「当たり前だろ? 何言ってんだよ」
「ねえ、もしも私がこうなった時も心配してくれる?」
「バカなこと言うなよ。当たり前だろ? 俺がそんなことさせない…とは言い切れないのが悔しいが、少なくとも不安になるし心配する。それにしてもよく平気だったな。怪我とかしなかったか?」
真剣な顔で述べた俺の言葉を聞いて真っ赤になってるマナを置いておいてヒツギに訪ねた。マナが回復させたのかもしれないけど、あれは直撃したら割と危ない威力をしていた。それが直撃したのだ。もしかしたら生死の境をさまよった可能性もある。
「攻撃を受ける前に壁が壊れるのが見えてね。慌ててこれの中に入ったからダメージはなかったんだ」
ヒツギはとなりにおいてある棺桶をポンポンと叩きながら答えた。なるほど、たしかにヒツギの持つ棺桶は絶対に壊れない。しかも、一度だけ見たが、中には分厚い毛布みたいなのが詰まっていた。あれなら多少の衝撃は吸収されるだろう。
「たしかにあれなら平気そうだよな。中もやわらかそうだったし」
「あれの中には外からの影響はないんだよ。だから衝撃とかも一切なし。蓋が途中であかなくてほんとによかった。もし蓋が開いていたらその効果はなくなっちゃうんだ。中から止めてあるわけでもないし外れないかびくびくした」
「それの対処法は蓋を開ければいいってことか」
「まあ敵に開けられそうになったらそれを防ぐために自動で反撃が入るようにスキルつけるけどね」
「今はついてないのか?」
「うん。ポイントが足りてないの。でも今回の戦いでできると思うよ。けっこうたくさんポイント入ったし」
そういえば俺もけっこうレベル上がったりスキル手に入れたりしている。確認しておこう。
「少し休憩するか。ダメージはないって言ってもあの緊張の中じゃ疲れはしただろうし、俺も疲れたし」
「メイはずっと戦ってたもんね。再生があっても追いついてないんだ」
「まあな。万能に見えても意外と抜けは多いんだ」
実際には疲れはもう取れているが、確認の時間をとるためにも休憩をおす。まあ2人は絶対疲れただろうしな。ヒツギは900年前ならともかく今みたいに武器が弱くなってからはまだ今回のような強敵と戦ったことはないだろう。マナもいろんな依頼をこなしてきたらしいけどあくまでもマナのランクで受けられる依頼の相手だ。そんなに強い奴はいなかっただろう。
それなのに、真キメラアント、ビッグアント種、エンシェントキングアントとボス3戦でこれでもかというくらいの強敵と戦ってきたのだ。緊張で疲れていないはずがない。
まあ俺は谷に落ちてすぐにオーガとハイオーガ、それからいろんなオーガ種と真オーガキング、森に行ってパラウルフたちにプラチナコング、もう1回オーガ種たちでそして白虎と、強敵とばかり戦ってきたので正直少し気が抜けていたのは事実だ。真オーガキングや白虎と戦った時くらい集中してれば今の戦闘も俺1人でもエンシェントキングアントを倒すことはできただろう。まあ怪我は今より圧倒的に増えるだろうけどね。
でも実際には最初の奇襲の時、マナのマジックハンマーや筋力上昇の魔法がなければ潰されていた。そこからなんとか立て直しもできただろうけど痛いのは嫌だしな…。それにそのあとのヒツギの飛ばした針があったおかげで態勢を整える余裕が生まれたのも大きかった。やっぱ2人がいてくれてよかった。
それから20分くらいその場で休んだ俺たちは、先に進むことを決めた。
休憩する前に何気なく確認した宝箱だったが、中身はキングアントの甲殻。倒した相手と違うじゃんと突っ込みたいところだ。
この休憩で新しく手に入れたスキル、それから過去に入手していたスキルの確認はできた。狙撃手のレベルもMAXになったし、魔法使いもあと1。これで気になってた狂人も入れられる。まあないほうがいいものかもしれないけど。それから????の勇者のレベルも上がっていた。魔眼耐性ってなんなの? それから光耐性も。まあ強くなるならよしとするけど。
このダンジョンに関する俺たち3人の意見は一致していた。
たぶん、というかほぼ確実にここで終わりではない。となるとここを抜けた先にも転移陣があってもおかしくない。いや、あってもらわないと困る。毎回あんなのと戦うの嫌だからな!
奥に続く扉を抜けた先には小さな部屋があった。そこには下りの階段と転移陣が隣り合わせになっており、俺の心配は杞憂に終わった。ほんとによかった。
とりあえず降りて様子見だけして帰ろうということになったので階段を下っていく。16層か、それともダンジョンコアがあるのか…。
16層だった。
ここの階層はやたら天井が高い。たぶん10m以上あるんじゃないか? そのかわりなのか光は強い。というか明るい。これでは隠れることなんかできそうにない。
分かれ道は視界にはないので通路を進んでいく。
しかし、最初の曲がり角を曲がった先にいた存在に俺たちは大いに驚いた。
『ビッグポーンアント(アント種)』
『ビッグルークアント(アント種)』
『キングアント(アント種)』
『キングアント・火(アント種)』
『キングアント・風(アント種)』
おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい。
キングアントがそこらへん歩き回ってるんだが。しかもなんか属性付。それぞれ3体ずつもいるよ。
「黒槍の雨15連!!!」
とりあえず1体につき1発ずつ黒槍の雨を撃った。上から来る黒い槍に反応が遅れ、あっという間に全員貫かれた。早くも全滅。あっけなかった。しかもいい感じにしとめれたので甲殻が無事な個体が多い。とりあえず全部1体ずつ喰って、1体ずつヒツギの棺桶に吸収させて、あとは持って帰ろう。
「マナ、ヒツギ、1体ずつ回収する。ギルドマスターのとこ持ってったほうがいいだろ」
「これはさすがにね…。16層の存在とそこで出てくるモンスターの種類。両方とも情報的にはかなりすごいものだよ」
「じゃあもどろっか。2人とも1体ずつは吸収するでしょ? 早くやっちゃって。私その間他のモンスターがこないか見張ってるから」
「すまんなマナ。すぐ終わらせる」
「ありがとねマナ。あとで一緒にメイを使おうねー」
「もちろん! まかせといて!」
「お前らおかしな言葉が出てきたんだが」
「気のせいだって。さ、早くしなよー」
くそう、何を言ってもはぐらかされる気がする。ダメだなこりゃ。
俺はあきらめてキングアントたちを喰らった。
『パラメータ:全上昇(小)を習得しました
防御力上昇を習得しました
筋力上昇を習得しました
スキル:火耐性LvMAXを習得しました
風耐性Lv7を習得しました。
スキル『火耐性』がLvMAXになりました。
スキル:火吸収Lv1を習得しました。 』
火耐性がパワーアップした。麻痺耐性と同じ感じかな。風耐性も大きくレベルがあがった。もしかしてここのアントたちってスキル的にはいい感じなのか? いかんいかん、今は戻らないといけないんだ。
俺はまた来ればいいと自分に言い聞かせて2人を伴って転移陣に向かっていった。さてギルドに行かないとな。
どうもコクトーです
『刈谷鳴』
職業
『ビギナーLvMAX
格闘家 LvMAX
狙撃手 LvMAX
冒険者 Lv63/99
盗賊 Lv44/50
剣士 Lv46/50
武闘家 Lv41/60
戦士 Lv43/50
魔法使いLv49/50
薬剤師 Lv35/60
鬼人 Lv10/20
????の勇者Lv9/??
狙撃主 Lv20/70
獣人 Lv1/20
狂人 Lv1/50
魔術師 Lv1/60
ローグ Lv1/70
重戦士 Lv1/70
剣闘士 Lv1/60 』
更新しました
新たにいろんなスキル得ましたよー
1話から読み直してみるとちょいちょい間違いが残ってました…
少しずつ直していきます
誤字報告等大募集!!!
ではまた次回