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悪の洞穴です6


 ドラゴンゾンビなどの中心的なモンスターと思わしき連中と、援軍としてやってきた壁抜けモンスターたちを速攻で片付け、広場の戦闘は殲滅戦へと移行した。

 みぃちゃんに跨り、その素早さを活かして積極的に前に出るキャラビー。そのキャラビーでは少し怪しいか? と思われるモンスターを優先的に切り殺しに動くユウカ。二人に向かって遠距離攻撃をしそうなやつらを撃ち抜く俺の三人がかりでモンスターを殲滅していく。

 統率者も、切り札的存在も早々に失い、強めのアンデッドである冒険者を元にしたゾンビも失った。脅威となりうる上位アンデッドたちも近接はユウカが、遠距離タイプは俺が仕留めていく。

 そうしてモンスターが全滅するまでそれほど時間はかからなかった。


 広場のモンスターを殲滅し終えてすぐ、壁の向こうから追加のモンスターが来る気配がないことを確認し、キャラビーが罠の解除に向かった。『罠察知』に反応は一つあるが、念のために指差してもらったら俺たちが入ってきたのとは別の通路の近くに一つ。そしてドラゴンゾンビの死体のすぐ近くに一つあるようだ。後者の方が近いのに反応ないんだが?


 キャラビーの邪魔にならないように罠の近くは避けて上位アンデッドたちを解体ナイフで素材に変換して回収していく。元冒険者のパーティのゾンビはユウカに確認してもらっているが、少なくとも知り合いではなさそうだった。二人ほど集束させた『龍殺しのブレス』でほぼ消し飛ばしてしまったから知り合いでなくて少しほっとしたよ。


「……これで全部です」


 ドラゴンゾンビの近くにあった罠を解除したらしく、キャラビーの声が戻ってきた。戦闘から続けてだったからなのか、罠の難易度が高かったのか、額の汗をぬぐうしぐさを見せている。今日の探索はここらで終わるかなとか考えていたその時だった。


『職業:聖魔??の勇者Lv26になりました。

 大鬼人Lv29になりました。

 上級獣人Lv20になりました。

 魔人Lv18になりました。

 探究者Lv47になりました。

 狙撃王Lv21になりました。

 上級薬師Lv21になりました。

 上級龍人Lv6になりました。

 死霊術師Lv49になりました。

 アーマーナイトLv14になりました。

 剣闘騎士Lv14になりました。 』

『スキル:魔属性強化Lv1 薬草鮮度回復Lv2 龍人化 防具効果上昇Lv1 防御効果上昇Lv1 斬撃武器威力上昇(小)Lv1 を習得しました。 』

『スキル:強鬼化Lv7 獣進化(虎)Lv9 消耗軽減(弱)Lv2 遠距離攻撃力上昇Lv6 死霊操作LvMAX 骨死体操作LvMAX ヘイトLv5 を習得しました。 』

『スキル:斬撃武器威力上昇(小)が斬撃武器威力減少(中)に吸収されました。斬撃武器威力減少(中)にレベルの変化はありません。 』


「嘘ぉ!?」


 唐突に頭の中に流れてきたレベルアップの知らせについ驚きの声が漏れてしまった。俺の突然の叫びに何事かと二人が駆け寄ってきた。


「ご主人様!?」


「メイよ、無事か?」


「あ、ああ。すまん無事だ。いきなりレベルが上がってな。ちょっとびっくりしちまった」


「なんじゃただのレベルアップじゃったか。驚かせおって」


「おめでとうございます!」


「ありがとう。いや、これまでの経験上、この程度の相手を殲滅したくらいで上がるようなことはなかったんだが……」


 俺の職業レベル、というか経験値はヒメ(小さいの)か、『喰らう瞳』か、はたまた聖魔??の勇者かそのすべてか。何が悪さをしているのかはわからないが、ちょっとやそっとじゃ上がらなくなってしまっている。経験則としては相当な強さを誇るボスモンスターであったり、苦戦するくらいの大量のモンスターの討伐、ダンジョンの攻略や戦争の終結などの一つの大きな戦いの区切りなど、何かしら大きなことを成し遂げた後に上がることが多かった。

 冒険者パーティを壊滅させてアンデッド化できるほどの強さを持つ、ドラゴンゾンビや上位アンデッドを含んだモンスターの群れと考えると決して弱いとは言わないが、苦戦するようなことはなかった。第二段階である『悪の洞穴』をある程度攻略したからか?


「何を言っておるのかわからんが、敵を倒したのであればレベルが上がる可能性はあるじゃろ。ちょうどそれが今だったという話ではないのか?」


「言いづらいんだが、俺のはそういう感じじゃなさそうなんだよ。なんか特殊仕様というか……」


「なんじゃ変なやつじゃのう」


「ボス討伐した時とか、ダンジョン攻略した時とかそういう時じゃないと上がってくれないんだわ」


「そんなこと聞いたことないのじゃ。しかし、お主が言うからにはそういうことなんじゃとして、心当たりはほんとにないんじゃな?」


「一番あり得そうなのは『悪の洞穴』の踏破率とかいった感じかな。でも他のダンジョンでそんなこと起きたことがない」


「ご主人様、ドラゴンゾンビの討伐がボス扱いだったのではないでしょうか?」


「『龍殺しのブレス』っていう特攻効果があるスキルだったとは言え実質二発で倒せる相手をボスだとは認められないと思うが……あ」


「お、何か心当たりがあったか。お主何をやらかしたのじゃ?」


「ユウカ様、そんなやらかしただなんて」


「俺じゃなくてコルクじゃないか? マナと一緒に『ベスティア獣神国』の一件に対処してるはずだ。それで何かしら強大な敵に打ち勝ったとか」


 今、俺とコルクの間にはつながりはない。だから経験値が逆流するようなことはないはずなのだが、ドラゴンゾンビがボス説やらダンジョンの踏破率が一定を越えたとか考えるよりは自然な気がする。ただ、その場合はマナがかなり厄介なことに巻き込まれていることが前提だ。マナを守るためにコルクをつけてはあるが、それでも心配な物は心配なのだ。


「……マナは『魔法学園』におるはずじゃが、何かトーチと連携でもしてダンジョンの方に参加しに行った可能性はあるの」


「それなら、近いうちにマナ様から何か連絡が来るかもしれませんね!」


「そうだな。明日からしばらくは冒険者ギルドに顔を出すようにするか」


「話を聞くのが楽しみじゃの」


 まさかのレベルアップに驚いたものの、マナの帰還が近いかもしれないという期待もわいてきた。その後、気を取り直してモンスターの解体に戻ると、上位アンデッドたちはいつも通りの素材や魔石ばかりだったが、ドラゴンゾンビから腐竜の心臓という見たことない素材が手に入った。なかなかレアな素材らしく、帰ってから相談にはなるが喰ってみるのもありだな。

 ユウカの調べで、アンデッドになった冒険者パーティが『闇の爪』所属の奴らだと分かった。ほとんどの装備はダンジョンに呑まれてしまっていたようだが、武器だけは火属性の魔法を強化できる杖に魔力を通すことで若干リーチを伸ばすことができる短剣、普通の鋼の剣と三本回収できた。『闇の爪』のメンバーと考えると遺品だとかそういう気遣いをせずに使えるな。


 広場に残ったモンスターの死体をあらかた片付け終えて、俺たちはダンジョンを後にすべく来た道を引き返していくのだった。


どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv26/?? 大鬼人 Lv29/40

 上級獣人Lv20/30   魔人  Lv18/20 

 探究者 Lv47/99   狙撃王 Lv21/90

 上級薬師Lv21/80    上級龍人Lv6/30

 死霊術師Lv49/100   アーマーナイトLv14/99

 剣闘騎士Lv14/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

少し間に合いませんでした。ちょっと80話分くらい後書きのレベル表記間違えていたのに気が付きまして…修正してました。聖魔??の勇者だけレベル変え忘れてたんです…

2025年はこれで最後の更新となります。29日まで仕事でして、年内にもう一話は厳しそうかなと。

今年も一年お読みいただきありがとうございました。来年は記念すべき600話目からになります。皆様の楽しみの一時となれましたら幸いです。来年ものんびりだらだら続けていきますよー! よろしくお願いします!


ではまた次回

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