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転移してきました1

今話からメイ視点に戻ります。


 水晶への魔力の充填も終わり、エンシェントエルフ様と最後に昼食をとった後、いよいよ『ヤカリ森国』を発つその時がやってきた。


「エンシェントエルフ様、本当にお世話になりました。次に来るときはヒツギも引きずってきます」


「期待していますよ。ええ、本当に」


「そのためにもまずはマナたちを探さないといけないですからすぐにはこれないですけどね。マナにはコルクをつけてまし、マナも強いですからやられたりはしないでしょうけど、居場所の検討がついてないんですよ」


「信頼しているのですね」


「俺がマナと何年一緒にいたと思ってるんですか」


「幼馴染というやつですか。……あなたのお仲間にユウカ・コトブキがいますよね? まずは彼女の人脈を頼ってみるのはいかがですか?」


「それもいいかもしれませんね。Sランク冒険者ともなれば結構いろんな伝手があるでしょうし」


「彼女の場合はそれだけではありませんけどね。まあ今回の戦争の件は各国や各ギルドへ情報を回します。あなたの名前自体は伏せるとしてもお仲間であればあなたであると気が付く可能性は高いでしょう? あなたが我が国にいることがわかればコンタクトをとろうとしてくるかもしれません」


「あれ? そう考えると移動するのって悪手では?」


「いえ、直接我が国へやってくることはないでしょうから、移動できるのであれば移動すべきだと思いますよ。この戦争での活躍か、守護龍様からのご指示でもなければ、ヒツギ様の話ができるあなたを我が国から出すことはあり得ませんでしたから」


「さらりと恐ろしいことを言いましたね!?」


 エンシェントエルフ様は「ほっほっほ」と笑って視線を外す。


「ま、まあ考えてみれば今更でしたね。さすがにそうなったらなんとかしてこの国を脱出しようとしたと思いますけど、連絡を取るだけじゃなくて送ってもらうことを報酬にして正解でした」


「逃がすわけないですけどね。それではそろそろ時間です。改めて、我が国を守ってくれてありがとうございました。無事にお仲間に会えることを祈ってますよ」


「ありがとうございました!」


 最後に俺もエンシェントエルフ様にお礼を言うと、転移陣が発動し、目の前が真っ白い光に包まれた。







 目の前の光が収まると、先ほどまでいた木造の部屋の中から洞窟へと辺りの様子が変わった。そして周囲には3人の人物が立っていた。


「無事転移できたようですね。『ヤカリ森国』からともなればどれほどの魔力が必要なことか」


「どこも経由していないんだよな? さすがはメイ、あとはエンシェントエルフということか。伊達に我らよりも長く生きておらんな」


「ほー、こいつがおじいちゃんたちの言っていた人にして龍たる者? 普通の人間にしか見えないよ?」


 壁や天井に埋め込まれている光源によって照らされた淡い光によってその姿が目に入ってくる。

 人化している風龍様、火龍様ともう一人は見たことがない女の子だ。この二人と一緒にここにいるってことはそれなりに偉い龍なんだろう。


「火龍様、風龍様、お久しぶりです。転移を受け入れていただきありがとうございました」


「半年ぶりくらいか? 人とは思えぬ成長スピードだな。ラムダなど疾うに超えている」


「私はジョー殿と一緒に会ってからですからもう少し短いですね。それでも随分強くなっているご様子」


「おじーちゃんおじーちゃん。私も紹介してよ!」


「そういえば結局挨拶はしなかったんだったか。メイよ、こやつは次代の風龍となる者だ」


「私が隠居した話は以前しましたよね? 私が教育係を務めておりまして。彼女がある程度一人立ちできるようになるまでは他の者が務めますが、いずれはこの町を治める4体の龍の一体として君臨することでしょう」


「初めまして! 私が次代の風龍候補、おじーちゃんの孫なんです!」


 シャキーンと謎のポーズをとりながら風龍様の前に躍り出た。その様子を見る風龍様は呆れた様子だ。


「初めまして。『マツノキ』のメイです。以後よろしく」


「よろしくね!」


「まあ立ち話もなんだ。上に行くぞ。転移陣は無効化したがいつまでもここにいるのは今もがんばっている土龍の迷惑になる」


 火龍様の言葉に少し引っかかるところはあるが、火龍様に連れられて、俺たちは応接室に向かうことになった。


どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv23/?? 大鬼人 Lv26/40

 上級獣人Lv18/30   魔人  Lv15/20 

 探究者 Lv42/99   狙撃王 Lv15/90

 上級薬師Lv10/80    上級龍人Lv4/30

 死霊術師Lv24/100   アーマーナイトLv1/99

 剣闘騎士Lv1/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

久しぶりの職業レベルです。いらないとか言わないで(ガクブル)

メイ視点再開です。ここから夜勤が続くのきついなぁ…


ではまた次回

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