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平和な戦争後です4


 残念ながら実験は失敗に終わった。腹いせに宿に戻ってからヒメのほっぺをむにむにしまくって遊ぶことにした。対価として以前作ったサイコロ状にしたお肉をちらつかせてついついやりすぎてしまって肉球パンチで反撃を受けたりしたが、ストレス発散には大いに役立ってくれた。ヒメよ、お前のほっぺの犠牲は無駄にはしない。3時間くらいは覚えているだろうさ。




 次の日になり、エンシェントエルフ様のところに行くために里長のところに向かった。

 館に来てみると、来客の対応も再開していたらしく普段よりは早いくらいの時間だと言うのに10人ではきかないくらいの列ができていた。商人に貴族、外からやってきたと思われる見たことのない冒険者の姿もだ。最後尾にいた商人の後ろに並び、俺は自分の順番を待つことにした。



 ゆっくりと、そして確実に順番は進んでいった。時間つぶしにと思って呼び出そうとしたヒメはなぜかわからないけど無言の肉球パンチをおみまいして、そのまま帰ってしまった。サイコロ肉を用意してたんだけどな。代わりにと呼んでみた黄龍はまだまだお眠だったからすぐに戻すことになったし、結局この並んでいた数十分の間ずっとスキルの『鑑定』をして時間を潰すことになった。

 待っている間にも後ろに列は伸びていった。館の中から外にまで聞こえるほどの怒号が響いたり、館の門番をしていた兵士が列の整理のために一人人員を追加しないといけない程度には多少の混乱はあったものの、大きな問題にはならなかった。


 自分の番になり、館の中に入って里長の元へ行くと、開口一番里を守ってくれたことへの感謝を伝えると、以前のごとくすぐにでも転移陣のところに案内してくれることになった。冒険者ギルドで既に連絡が終わっていることは伝わっていたらしいし、であれば里長から追加で伝えることはもうないとのことだ。それならば俺の時間をもらって長々と、それこそメンツばかりを気にするタイプの貴族に対して話を進めるがごとく遠回りしたような話をするよりもさっさと俺の用事のため案内してやった方がいいと思ったと。最高かよ。

 もはや当たり前のようにさっさと魔力を転移陣に注ぎ込み、俺はエンシェントエルフ様のところに向かった。




 エンシェントエルフ様の下へ転移してきた俺は念話での指示に従ってエンシェントエルフ様の執務室に向かった。


「どうも。お疲れ様です」


「昨日のうちにやってくるかと思いましたが、昨日は何をしていたのですか?」


「ちょっとギルドの訓練場で模擬戦と、森で戦闘で新しく覚えたスキルの実験ですね。まあ失敗だったんですが」


「新しいスキルですか。ちなみにその失敗で森が一部消失したとかはないですよね? 今のところそういう報告は上がっていませんが」


「そんな物騒なやつではないですから。死霊術師の『骨死体操作』ってスキルです」


「死霊術師でもあるんですね。しかしそれだけではスケルトンとの戦いでもなければほとんど役に立たないのでは?」


「あ、これスケルトンに有効なんですね」


「まだそこまで調べてなかったのですね。しかし、あまり死霊術師のことは表に出さない方がいいですね。場所によってはマイナスの評価を受けることも多い職業ですので。若い、それほど能力の高くない死霊術師ならばともかく、高位の死霊術師はアンデッドを生成し、使役する能力を有します。それは時として魔族に組する者として扱われてしまうこともあります」


「魔物をテイムして従えるのと違って死体から魔物を生み出して従える。よく知らない人がそんな光景を見てしまったらまあちょっとって思うのも仕方ない気もしますね」


「実際にデスドルイドのようにアンデッド生成を得意とする魔物もいますから。とは言っても近年は『黒き翼』のドレアムさんがいますからそこまで白い目では見られなくなっていますけどね。彼女という現代の頂点に近い死霊術師がいますから、その認知度も上がっているのですよ」


「マキシムさんとミレアムさんには会ったことありますが……『黒き翼』のSランク冒険者でしたっけ?」


「ええ。彼女が大量のアンデッドを生み出し、それらを使役すると言うのは有名な話です」


「そうなんですね。知りませんでした」


 俺の素直な感想にマジかこいつみたいな表情を浮かべたエンシェントエルフ様。その後、もう少し教えておきますねとしばらく他のSランク冒険者についての雑談を続けていたが、仕事の連絡が来たとのことで別れ、俺は鍛錬のために守護龍様のところのダンジョンへ向かうことにした。


どうもコクトーです。


『刈谷鳴』

職業

『最大

 ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)

 盗賊  (50) 剣士 (50) 戦士 (50)

 魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)

 冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)

 狂人  (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)

 神官  (50) 剣闘士(60) 重戦士(70)

 龍人  (20) 死龍人(20) ローグ(70)

 魔導士 (90) 精霊使い(40)舞闘家(70)

有効職業

 聖魔??の勇者Lv23/?? 大鬼人 Lv26/40

 上級獣人Lv18/30   魔人  Lv15/20 

 探究者 Lv42/99   狙撃王 Lv15/90

 上級薬師Lv10/80    上級龍人Lv4/30

 死霊術師Lv24/100   アーマーナイトLv1/99

 剣闘騎士Lv1/99

非有効職業

 呪術師 Lv1/80    死龍王Lv1/30

 盗賊王Lv1/100    大魔導士Lv1/100

 上級精霊使いLv1/50』

ちょっと短めですがキリがついたのがここだったのでシカタナーイネ。


ではまた次回

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