守護龍の試練です3
本年もよろしくお願いいたします。
『職業:ローグがLv47になりました。
重戦士がLv64になりました。
剣闘士がLv50になりました。
精霊使いがLv19になりました。
舞闘家がLv30になりました。
魔導士がLv25になりました。
死龍人がLv2になりました。 』
『スキル:真剣術Lv6 近接格闘威力上昇Lv7 魔力操作Lv1 死龍のブレスLv1 を習得しました。 』
『スキル:魔力操作が魔操作に吸収されました。 』
WAVE20。前のWAVEででてきたスケルトンから剣を受け継いだ二刀流のリザードマンの群れを討伐しきった時、唐突にレベルアップの内容が頭の中に響いた。さすがにこの20戦だけで上がるはずもないし、おそらく魔王たちとの戦闘の経験も加味されているのだろうが、魔王たちには勝ったわけではないしちょっと少なめなのも納得かな。
ゴブリン、コボルト、ウルフで始まったモンスターの群れとの連戦も、ようやく5分の1というところまできた。最初こそ錆ついたナイフだったりボロボロの革鎧を身にまとっていたモンスターだったが、20戦目までくるとちゃんとした武器防具に変わっていた。錆ついたものと違って普通に武器としても使えるレベルのものだったからもらおうとしてみたが、アイテムボックスにそもそも入らなかった。しかし、喰らえるのはすでにわかっているし、今後のWAVEで魔剣持ちのやつが出てきたらできるだけ喰らってみよう。そう考えると少し楽しみになってきた。
『WAVE 21/99』
新たに習得したスキルを確認する暇もなく、すぐに次の魔法陣が出てきた。そこから現れたのはゴブリンメイジ。これまでのように基本種とでも言うべきモンスターたちではなく、その上位種が出てきた。1つのダンジョンの中でそれだけの種類のモンスターがいたというのも驚きではあるが、ここからはそれぞれの種族の上位種が出てくるということだろう。
「ギャァアアギャギャギャ」
ゴブリンメイジたちも全員が同じ装備をしており、『鑑定』してみると樫の杖と出た。特別な効果が付いているわけではなく、基本的な杖のようだ。
ゴブリンメイジが一斉に杖をこちらに向けて詠唱を始めた。『喰らう瞳』があるからただの魔法であれば別に構える必要もない。自身と剣へのエンチャントだけかけなおし、俺は今にもファイアを放とうとしているゴブリンメイジたちめがけて走りだした。
全方向から飛んでくるファイアを無視し、手近な1体を切り裂く。あらぬ方向に飛んで行ったものやお互いのファイアが当たって爆発しているものなどもあったが数発が体に当たり、すぐに『喰らう瞳』によって吸収された。
『スキル:ファイアLvMAXを習得しました。 』
爆発の感じからしても1発1発撃の威力はそれほどでもなさそうだが、数が数だっただけにあっという間にレベルが上がってくれた。
直撃したのが遠めに見えていたゴブリンメイジたちは、実際には一切効いていないにも関わらず嬉しそうにギャアギャアと騒ぐ。一方で、すぐそばでまったく効いていないのが見えていた個体はまだだと言わんばかりに俺に杖を突きつけて叫び、周りのゴブリンメイジたちに次の攻撃に移らせた。
「『ファイア』20連」
すぐ近くにいた2体を両手の武器で倒し、他のゴブリンメイジたちが撃ってくるファイアに当たらないように『ファイア』を撃ち返す。『魔力操作』が『魔操作』に変わった影響からか、今まで以上に精密に操作でき、撃った『ファイア』1発につき1体のゴブリンメイジの頭をぶち抜く。
結局ゴブリンメイジたちはファイア以外の魔法は使うことなく、多い者でも3発撃った時点で全員を倒し切った。そいつらも3発目を撃つ時点では肩で息をするほどに魔力を消耗していたし、あれ以上魔法は撃てなかっただろう。
どんどん死体と杖が消えていく中、完全にすべてのゴブリンメイジの死体が消える前に、『ダークチェーン』で5,6本の杖を手元に引き寄せて喰らった。
『パラメータ:魔力上昇(極少)を習得しました』
思っていた通りのパラメータが手に入った。次に出てくるのはおそらくコボルトの上位なのだろうが、ここから先も杖を持つモンスターが出てきたのならばできる限り喰らっていこう。
『WAVE 22/99』
次の魔法陣からコボルトメイジが出てきた。その手には新しい樫の杖。
「やっぱりここからは魔法使いとの連戦なのか? 『ダークチェーン』『ダークハンド』」
倒したモンスターからはぎとるための鎖と手を用意してコボルトメイジの魔法を待った。
コボルトメイジたちの杖の先から水の球が飛んできた。
『スキル:アクアボールLvMAXを習得しました 』
いくつもの水の球を喰らい、あっという間に『アクアボール』がLvMAXになった。ゴブリンメイジたちの使ってきていたファイアと違って1発1発の威力は低いがその分数を撃てるようで、先ほどからとめどなく水の球が飛んでくる。
レベルも最大に上がり、これ以上わざと攻撃を受ける必要もなくなったから殲滅に動き出そうとしたその時、目の前の水の球を噛み砕いてその勢いのまま俺の頭も噛み砕こうと牙をむき出しにしてとびかかってきた。味方の撃ったアクアボールをわざわざダメージを受けて噛み砕いてまで向かってくるのには少し驚いたものの、その気配自体ははっきりとわかっていたからそいつを縦に切り裂き、手放した杖を『ダークチェーン』でからめとる。
「『ハンドレッドナイフ』」
周囲に浮かべた魔力のナイフを飛ばさずに手元に残し、棍棒でそれを弾きとばした。
「キャウン!」
ナイフの1本1本が目障りな水の球を貫き壊し、そのままコボルトメイジたちにナイフたちを突き刺して倒していく。中にはうまくナイフを躱した個体もいたが、そうした個体も周りの個体がなすすべなく倒れるのを見て足が止まっていた。
足が止まったコボルトメイジを倒すよりも前に、俺は『ダークハンド』と『ダークチェーン』を飛ばして地面に落ちた杖を回収する。そして15本程度回収できたところでコボルトメイジたちも脅えが消え、再び攻撃に移ろうとしていた。
『パラメータ:魔力上昇(極少)を習得しました』
極少でも数が集まればしっかりと能力になる。さすがに15本では目に見えて増えるわけではなかったが、ちりも積もればなんとやらだ。
「ギャウウウウ!」
恐怖を克服して俺に魔法を放ち向かってくるコボルトメイジたちを『一閃』で切り殺し、このWAVEもクリアとなった。
どうもコクトーです。
『刈谷鳴』
職業
『最大
ビギナー(10) 格闘家(50) 狙撃手(50)
盗賊 (50) 剣士 (50) 戦士 (50)
魔法使い(50) 鬼人 (20) 武闘家(60)
冒険者 (99) 狙撃主(70) 獣人 (20)
狂人 (50) 魔術師(60) 薬剤師(60)
神官 (50)
有効職業
聖魔??の勇者Lv17/?? ローグ Lv47/70
重戦士 Lv64/70 剣闘士 Lv50/60
龍人 Lv10/20 精霊使いLv19/40
舞闘家 Lv30/70 大鬼人 Lv11/40
上級獣人Lv7/30 魔導士 Lv25/90
死龍人 Lv2/20
非有効職業
魔人 Lv1/20 探究者 Lv1/99
狙撃王 Lv1/90 上級薬師Lv1/80
呪術師 Lv1/80 死霊術師Lv1/100 』
あけましておめでとうございます(遅)
本年もよろしくお願いいたします。
3日には間に合いませんでしたが、できるだけ早めにあげたかったので今日更新しました!
今日から自分は仕事はじめでしたが、既に昨日から始まっていた方もいるのでしょうか。
ちなみに自分は明日夜勤です(遠い目)
今年も極力日曜日に更新できるようにガンバリマス。
拙い物語ではありますが楽しんでいただければ幸いです。
ではまた次回




