表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/592

確認です

感想でよく言われますが

狙撃主と狙撃手は別の職業です。誤字ではありません!

 結論から言って俺たちはそれぞれ東西のオークたちを任されることとなった。

 マナは今も門の外で壁作りに精を出している。どこに作れという指示を出すため、付き添いとしてヘレンさんが残っていたが、後のみんなは町の中に戻った。

 俺とヒツギは宿に戻って打ち合わせをした。ヒツギにはある役割を任せてある。まあ衛兵たちには知らせていないが。もし知らせてたらそちらに注意が行ってしまうかもしれないからな。

 そしてそのヒツギは現在、マナの様子を見に行ってもらっている。俺が行ってもよかったんだけど、先ほどの魔法使用の際に起きたことによってその考えはなくなっていた。少々考えないといけないことができたのだ。


 俺は先ほどのことを思い出す。




「広域殲滅魔法、『黒槍の雨』」


 俺はかっこつけてそれを背にしながら不敵に笑っていた。槍が降り注ぐ音が聞こえている。そんな中


『新種の魔法を確認しました。

 スキル:黒槍の雨を習得しました』


 あれー。なんか今のが新しい魔法としてスキル習得したんだけど……。とりあえずこの場はさっさと切り上げて宿でステータス確認しておかないとな。そういえばダンジョン出てからもだいぶ倒してレベル上がってるしそれもあるから新しく増えたスキルの力も確認しないと。それで殲滅の作戦を考えよう。


「これで俺もいいですか?」


 さっさと帰らせてくれ。考える時間がほしいんだ。


「……あ、ああ。明日の昼頃におそらく町にたどり着く。朝迎えに行くから準備しておいてくれ」


 ヘレンさんは完全に固まったまま棒読みで告げる。


「じゃあ俺たちはいったん宿に戻ります。マナ、頑張ってくれ」


「えぇええええ!? メイが残って見ていてくれないの!?」


「ちょっとやらないといけないことができたんだ。作戦も考えないといけないしな」


「そんなぁ~」


「後で様子見に来るから……ヒツギが」


「絶対だよ!」


「わかったわかった。ってことでいったん戻ろうぜヒツギ」


「あれ? 私も戻るの? マナの応援でもしてようと思ってたんだけど……」


「少し話があるんだ」


「はーい」


 そして俺たちは宿に戻った。






『刈谷鳴

 職業

 冒険者 Lv41

 格闘家 Lv41

 狙撃手 Lv34

 盗賊  Lv32

 剣士  Lv31

 武闘家 Lv26

 戦士  Lv26

 魔法使いLv32

 薬剤師 Lv32

 鬼人  Lv6

 ????の勇者Lv7

 ×狙撃主 Lv1

 ×獣人  Lv1 』


 13個もある職業。しかし、なぜか下二つは『×』とついていてレベルが上がってない。なんでだろう? そう思ってその表示に触れてみた。


『選択可能職業が既に10種選択されています。外す職業を選択してください』


 なんか出てきた。どうやら職業の数は決められているらしい。とはいっても


「11個あるよな?」


 現在レベルが上がっている職業は11個。選択可能な職業は10個らしいのでどうやら固定職業みたいなやつが1個あるっぽい。どう考えても勇者だろ。

 ここで俺は2つの選択肢を考えた。1つはどれかをやめてレベルが低い職業のレベルを上げること。もう1つはこのままにしてレベルがMAXになるのを待つこと。あと何レベルで、というかそれぞれの職業の最大レベルがいくつなのかわからない。とりあえずなんかヒントでも出ればいいと冒険者のところをタッチしてみた。


『冒険者 Lv41/99』


 うん、なんか出てきた。表示切替とかできるのな。その調子で全部表示をかえてみた。


『冒険者 Lv41/99

 格闘家 Lv41/50

 狙撃手 Lv34/50

 盗賊  Lv32/50

 剣士  Lv31/50

 武闘家 Lv26/60

 戦士  Lv26/50

 魔法使いLv32/50

 薬剤師 Lv32/60

 鬼人  Lv6/20

 ????の勇者Lv7/??

 ×狙撃主 Lv1/70

 ×獣人  Lv1/20 』


 結果こうなった。ちょいちょい違うものがあるな。でも格闘家とかはあと少しで最大だな。ということでレベルMAXまで待つことにした。これなら明日の頑張り次第で格闘家とかはMAXになるかもしれない。……少しやる気になった。


「次はスキルだな。けっこうたくさんあるから確認めんどいし、使ってないのも多いんだよな……」


 そう。とにかく多いのだ。新しい種類のモンスターを喰ったときに手に入ることも多いし、レベルアップして手に入ることもある。たぶんだけど、大半の職業で5レベルごとに手に入るんだと思う。さっきもレベルが5の倍数を超えたようなものは剣士、武闘家、戦士、魔法使い、薬剤師の5つ。そしてその時のメッセージはこうだった。


『スキル:剣術LV6:コンボ3:剣閃:アクア:調薬成功率上昇40%を習得しました』


 ちょうど5こだった。そのうち3つは効果とかレベルが上がっただけだがそれでも5こには変わりない。うーん、こうやって考えていくとなんか楽しくなってきたな。大半の職業で最低でも10回スキル獲得かレベルアップのチャンスがあることになる。それを思えばみんなすげースキルの数になるんじゃねえの? たとえば、『冒険者を20年以上やってます!』とかいう人ならスキル100個とか達成してそうだ。『黒槍の雨』の件があるように新しい魔法を作ったり、ダークランスを使いまくっていたらレベルが上がったように努力次第でいくらでもスキルは手に入れられる。少なくとも10とか20とかじゃないだろう。

 実際には、一人でそんなに多くの職業に就けるわけじゃないし、普通の人はレベル5ごとにスキルを得たりもしないし、新しい魔法をスキルとして覚えられるなんてめったにないし、人はそんなに簡単にはスキルを得られないというのは俺にはわからないことであった。






「団長、全員揃いました」


「お前ら、よく眠れたか? 今日は全員死力を尽くして戦ってもらう」


 次の日の朝、詰所前の広場ではこの国の衛兵のほぼ全員がそろっていた。およそ100人。それがぴっしりと列になっている様はなかなかに壮観である。


「改めて今日の作戦についてだ。相手は大量のオーク。俺たち騎士団は全力をもって北の群れを殲滅する。ここから移動する際に第3~第8部隊は住民の避難を急がせろ。第1、第2、第9は俺とともにまっすぐ北の門を目指す。そして門を出て50mのとこに陣を組む。南の門の閉鎖は第10部隊の一部に任せる。リュウ、ハツ。物は揃えてあるな?」


 ヘレンさんは堂々として最終確認をしていく。


「もちろんです。第9の意地にかけて集めましたよ」


「当然ですね。多少質は落ちてしまいましたが、矢1000本きちんと準備できてます」


「よし。ジャン、避難する順番と経路、それから避難場所は全員に伝えてあるな?」


「部隊をそれぞれ3つずつに分けて避難指示を出すように通達しています」


 全員が準備は万全だと答えていく。まだ情報が伝わってから1日もたってないのにすごいな。こんな小さい町にいるけど実はすごい優秀な部隊なんだろうな。


「メイとマナ、お前らも準備はできてるか? 今更怖気づいたとか言うなよ?」


「まさか。いろいろと作戦は立ててきたからあとは実行するだけですよ」


「私はもう壁作ってあるから上から狙い撃つだけだしね」


 ヘレンさんの問いに対して俺は軽く笑みを浮かべながら答え、マナは銃を撃つ真似をしながら答えた。いやこの世界に銃ないだろ。


「よし。じゃあいくぞお前ら! 町に1匹たりとも入れさせるな!」


「「「「「うぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」」」」」


 耳をふさぎたくなるほどの声が上がる。それを聞いた住民とか冒険者たちもなんだなんだとちらほら出てくる。

 それを横目に俺たちはそれぞれの持ち場に急いだ。



どうもコクトーです


『刈谷鳴』

職業

『冒険者 Lv41/99

 格闘家 Lv41/50

 狙撃手 Lv34/50

 盗賊  Lv32/50

 剣士  Lv31/50

 武闘家 Lv26/60

 戦士  Lv26/50

 魔法使いLv32/50

 薬剤師 Lv32/60

 鬼人  Lv6/20

 ????の勇者Lv7/??

 狙撃主 Lv1/70

 獣人  Lv1/20 』

本編で出てきたので書き方も変わりました



次はちょっと3日後には投稿できないかも…


ではまた次回

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ