貴の山ボスです3
『職業:薬剤師がLv51になりました。
狂人がLvMAXになりました。
ローグがLv31になりました。
重戦士 Lv39になりました。
剣闘士 Lv30になりました。
神官 Lv19になりました。
龍人 Lv2になりました。
精霊使いLv4になりました。
舞闘家 Lv4になりました。
大鬼人 Lv2になりました。 』
『職業:狂人がLvMAXになったので死龍人を有効化します。 』
『スキル:毒草鑑定 身体強化(剣)Lv1 竜化Lv1 強鬼化Lv1 を習得しました。
スキル:狂化LvMAX を習得しました。
スキル:毒草鑑定が鑑定に吸収されました。
鬼化が強鬼化に吸収されました。 』
『スキル:空蹴りLv7 を習得しました。 』
宝箱が現れるのに合わせるようにしてレベルアップが起こった。全体的にレベルアップしてはいるみたいだけど、1つ1つの職業の伸びがあんまりよくないな……。そして死龍人は外しておこう。勝手に有効化してくれるのはいいけどなぜそれを選ぶかな……。まあたしかにオフになってるやつの中で一番上にはあるけどさ。有効化するのは上級獣人にしよう。目指せヒメとの会話!
「お疲れ様。ドン・グロウモンキーはどうだった?」
「なんだか最後焦ってるようにも見えたけど、なにかあったの?」
「あったといえばあったって程度なんだが、ドン・グロウモンキーなんだが、俺が『ブレス』を使う前によけてたんだ。でも、『鬼の一撃』とか『ダークランス』とかには反応できてなかったし、条件があるのか気になったんだけど、わざわざそれを見るためだけに止めを刺さないのも変だなとか思ったんだよ」
「あの状態でほっといてもすぐに倒れそうだったけどね」
「まあ『ダークランス』で全身めった刺しにしてたからな。槍で足元も固定してたし」
「うわー、えげつないね。なんだかドン・グロウモンキーに同情しちゃう……」
「ヒツギ様、相手は敵ですし同情は……」
「安心してキャラビー、冗談だから。戦いに入る前にあいつが何かを食べていたの見えたでしょ? 私が戦ってた近くにたまたまあれの残りの部分があったのよ」
「やっぱ人か?」
「たぶんね。それらしき頭蓋骨の一部もあったし。私たちが挑む前に挑んだパーティがいたのかもね。それも感じ的に数時間くらい前かな」
「……俺らはそうならないようにこれからも頑張っていくしかないな」
「そうだね。やっぱりここは先に子孫を残すためにもメイ、ここは私と」
「宝箱の中身はなんだろな? キャラビー、罠仕掛けられてないか?」
「え、あ、えっと……仕掛けられてないようです」
「そっか、ありがとな。さてと……」
キャラビーが横目でチラチラとマナの方を見ながらも宝箱を調べてくれたので、安心して宝箱を開ける。
「んー、これは……肉だよね?」
「そうですね」
宝箱の中に入っていたのは両腕で抱えないともてないくらいの大きさの肉だった。
「『鑑定』したところ、ドン・グロウモンキーのモモ肉ってなってるな。え、猿の肉って食えるの?」
「かうかう! かーうかうかーう!」
「おにくなのか!? われがたべていいのか!?」
「くえー!」
俺の頭の上にトーテムポールが立った。俺からは見えないけど、3体とも自分よりも大きなお肉を見て目をキラキラと輝かせているのは間違いないだろう。よだれが垂れてこないことを祈るしかないな。
「お前ら落ち着け。俺はこれを食べようとは思えないんだけど、これっておいしいのかな?」
「ドン・グロウモンキーはボスでしかその存在が確認されていないはずなので、珍しいお肉ではあると思うのですが、そもそもモンキー系のお肉はあまり食用としては使われていなかったはずです」
「そっか。マナとヒツギはなんか聞いたことないか?」
「私もないかなー」
「たしかモンキーマジシャンとかモンキーケンジャーの腕が何かの薬に使われるみたいな話は聞いたことがあるけど、他に使われるってのは聞いたことないよ」
「ならこいつらにあげちゃっていいか? アンナとコルクの分は後で渡すようにするから」
「いいと思うよ。珍しいお肉ってことでワクワクがとまらないって顔してるし」
「べ、べべべ、べつにわれははやくたべたいなーとかおもってないぞ!」
「かうかう、かうかーう!」
「くえくえー、くえー!」
どうやら待ちきれないみたいだな。ゼルセもおとなしくしているようでしてないしな。みぃちゃんはいつも通りかな。しっぽが多少揺れてるけど。
「お前ら、切り分けるからちょっと頭からどいてくれ」
「わーい!」
「かーう!」
「くえー!」
頭の上からトーテムポールがなくなる。ステュラ……じゃなくて包丁出すか。俺はその場でぱっと切り分けて従魔たちに渡していく。
「よーし、食べていいぞー」
全員に渡したのを確認して、ヒメ達にGOサインをだす。すると、ヒメたちが一斉に大きく口をあげてお肉にかぶりつく。そして……その笑みが固まった。
「かうぅぅぅ」
「ちちさまー、これおいしくないー!」
涙目を浮かべながら食べ残しをこちらに差し出してくるヒメ達。1口で塊を平らげていたみぃちゃんとゼルセも完全に顔をしかめていた。
「なんかねー、ぱさぱさで、にがにがなのー」
「うん、おいしくないというのは伝わってきたよ。口直しに1切れだけどこれでも食べておいてくれ」
俺はアイテムボックスから在庫が少なくなってきたハニーベアの肉を1切れずつあげる。おいしそうに笑顔でほおばるヒメたちを、食べ終わったやつから順に戻していった。もう数日分しか残ってないな……。龍の肉を蜂蜜につけといたらおいしくなるかな?
「どうやらみんな口に合わないみたいだし、残ったのは俺が喰らうわ」
『スキル:味覚強化Lv1を習得しました。 』
「なんでだよ!」
「どうしたの?」
「『味覚強化』のスキルが手に入った」
「まずいのに?」
「まずいのに」
いまいち釈然としないまま、俺たちは奥に出現していた魔方陣でコアのある部屋に転移した。
コアのある部屋に転移してくると、『生の草原』の時と同じように、そこには50層へ通じるもの、外へ通じるもの、そして『賤の洞穴』に通じている3つの魔方陣と、カードが入った箱が置いてあった。
それらを1枚ずつ取って、俺たちはダンジョンの外へ出た。
そして、ダンジョンからでた俺たちは、その足でそのまま冒険者ギルドに向かった。
すでに夕方から夜にさしかかろうかという時間になっていたため、冒険者ギルドは依頼を終えてその報告に来た人たちでそこそこあふれかえっていた。
俺たちもその列に並んだのだが、みんな早く帰りたいのか列はスムーズに進み、俺たちの番になるまでそれほど時間はかからなかった。
「おめでとうございます! 確認がありますので、奥の部屋でお待ちください」
奥からやってきた職員さんに案内されて、俺たちは前にも来た奥の部屋に来た。
お茶を1杯いただいてのんびり話しながら待っていると、入り口の扉からカラスさんとランク試験の時に見たソディアさん、それから、初めて見るスーツの様な格好をした男性がやってきた。
「パーティ『マツノキ』の皆さんですね。ランク試験で行った先では大変な目にあったみたいで。よくご無事でしたね」
「ラムダさんたちもいたので、なんとか生き延びることができましたよ」
ソディアさんと見知らぬ男性が俺たちの対面に座り、カラスさんは扉の近くに立っていた。ギルドの偉い人なのだろう。カラスさんもギルドマスター代理を務めるほどの人だけど、この場においてはサポート役って感じなのかな?
「マスター、名乗りもせずに本題に入るつもりですか?」
「おっと、これは失礼。試験の時に自己紹介はしたと思うけど改めて、このグリムの町の冒険者ギルドのギルドマスター、ソディア・フルーです。どうぞよろしく」
「皆さんの紹介は僕の方から予め済んでいるよ。そしてこちらは」
「そちらとしては初めましてだろうな。まあわからないとは思うが」
男性は襟元を正して俺の方をじっと見て名乗った。
「私の名はアハト・マ・カシュマ。冒険者ギルド総本部でギルドマスターをしている」
その名前を聞いた瞬間、俺たちの間に、異様な緊張感が生まれた。
どうもコクトーです。
『刈谷鳴』
職業
『ビギナーLvMAX(10)
格闘家 LvMAX(50)
狙撃手 LvMAX(50)
盗賊 LvMAX(50)
剣士 LvMAX(50)
戦士 LvMAX(50)
魔法使いLvMAX(50)
鬼人 LvMAX(20)
武闘家 LvMAX(60)
冒険者 LvMAX(99)
狙撃主 LvMAX(70)
獣人 LvMAX(20)
狂人 LvMAX(50)
魔術師 LvMAX(60)
聖???の勇者Lv15/??
薬剤師 Lv51/60
ローグ Lv31/70
重戦士 Lv39/70
剣闘士 Lv30/60
神官 Lv19/50
龍人 Lv2/20
精霊使いLv4/40
舞闘家 Lv4/70
大鬼人 Lv2/40
死龍人 Lv1/20
魔人 Lv1/20
探究者 Lv1/99
狙撃王 Lv1/90
上級獣人Lv1/30
魔導士 Lv1/90 』
久しぶりにステータスの更新です!
たぶん間違ってないはず…
あ、竜化は変換ミスではありません。
ではまた次回