プロローグ
プロローグなので短いです
今後は増やします
「ふわぁ……」
「もう鳴ってば、はしたないよ!」
その日、俺はいつものように幼馴染の真那と一緒に学校から帰っていた。
「最近寝不足でよ。授業は寝ないようにしてんだが……」
「授業をおきて聞くのは当たり前のことです。まったく……そんな夜遅くまで何やってんの? 昨日も私が寝る前に見たらまだ電気ついてたじゃない」
「あー最近はまってる小説があってな。読んでたらつい遅くなっちまうんだよ」
「もう……そんなにおもしろいものなの?」
「おう! 何が面白いって学園ものなんだけどな、ヒロインがとにかくかわいくて……」
それからしばらく俺はその小説について語りまくった。真那はときどき質問を交えながら聞いてくれていた。そして気がつけば空はオレンジ色になっていた。
「ん、もうこんな時間か。悪いな真那、俺ばっかしゃべっちまって」
「別にいいよー。それよりその小説私にも貸してくれない? 聞いてたらなんか読みたくなっちゃった」
「いいぞ。じゃあ帰ったらすぐ渡すわ。いつもどおりでいいよな?」
「ん。じゃあ窓の鍵あけとくから」
そしてその後たわいのない会話をしながら俺たちは家路についた。
数分後、俺はベランダつたいに真那の部屋に入る。
俺の家と真那の家はほぼくっついているといってもいいくらい近く、親同士が俺たちが生まれる以前からの付き合いなこともあって、今はいない俺の姉も含めて、俺たちは家族同然に過ごしてきた。ものを渡すのにいちいち外に出る必要とかないよねという真那の言葉があって、以来こうしてベランダをとおって真那の部屋に直接行くことになっていた。
「持ってきたぞ。これがその小説。とりあえずは1巻と2巻だけでいいよな?」
「ありがとー。問題なし! 明日……はきついから明後日か明々後日かな」
「まあすでに読み終わったとこだし続きあるからいつでもいいよ。読み終わったら本棚戻しといて」
「りょーかい。さて、なんかゲームでもやる?」
「いいな。じゃあコントローラー持ってくるわ」
「よろしくー」
そして俺がコントローラーをとりに戻ろうとした時、俺と真那の目の前が光で包まれた。
どうもコクトーです
『俺が勇者じゃ救えない!?』
始まりました!!
「誰も待ってねえよ」
とかは言わないでね(泣)
感想・批評はガンガン募集です
しばらくはハイペースでいきます
具体的には10万文字超えるくらいまで…かな?
わかりませんがストックがあればがんがん進みます
作者に書き溜めなんて発想はない!
ではまた次回