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新たな約束

「浮気決定だな」

「意味が分からねぇよクソ悪魔」

 夜来初三の膝の上で腕を組んでいる見た目中学生程度の銀髪銀目の美少女。彼女、大悪魔サタンは、座る体勢を真正面から抱き合うような形に変えて、夜来の胸へ自分の胸をわざと密着させる。

「……意図的にこういうことすンのは感心しねぇな」

「いいのだ。我輩がしたいからしているだけだ」

 夜来は適当に言葉を返した。

「ああ、そうっすか。サタン先輩まじパネェっす」

「ならばもっとパない性行為をしてやろう」

「まじでパネェなオイ!! ちょ、まじでパないの限度超えるだろコラァ!!」

 ズボンのベルトを外しにかかってくるサタンの頭を押し返して、彼女の性的な狙いを阻害する。すると、サタンは不満全開の顔で、「むぅ」と頬を膨らませる。

「小僧、貴様は我輩に浮気した罪の償いをせねばならんはずだろう。だったらさっさと全裸になれ」

「浮気してねぇし全裸になる意味が分からねぇよ」

「じゃあパンツをよこせ」

「俺にノーパンでズボン着ろっつってんのか!!」

「む? 全裸になるのだから別にいいだろう」

「全裸は決定事項なのかよ……!!」

 七色寺の本殿の内部に存在する部屋の一つで激しく騒いでいる二人は、静かにするということを知らない。

 そんな悪魔と少年は、一定の距離を取って睨み合いながら会話を続ける。

「大体、浮気浮気うるせぇけど一体何の話だよボケ」

「蛇女と浮気しただろうが。我輩という天使がいながら」

「悪魔の大将が天使発言すんなアホ」

 肉食動物の立場であるサタンと、狙われている草食動物の立場でいる夜来。

 サタンは腰を低くして、ターゲットの体を別の意味で食おうと襲いかかる準備を完成させている。あとは絶好のタイミングを待つだけだ。

 そのターゲットにされている夜来は、必死にサタンから一定の距離を取り続けて、自分の貞操を死守しようと奮闘している。

 その緊迫した状況のときだった。

「待たせたのう」

 がらら、とふすまを開けて入ってきた七色のせいで、夜来の意識は一瞬だけ七色の方へ向いてしまった。

「ふふ、甘いな小僧」

 もちろん、その隙を逃さない肉食動物だった。

 サタンは夜来の腰へ瞬時に飛び込んだ。

「ちょ、おまえ、ふざけ……」

 さらに、彼の服の中へ自分の体を潜り込ませて、袖へ腕を通し、首を襟から無理やり出して、夜来と一つの服を着ることに成功させてしまった。

 ……確実に服は伸びただろう。

「なんというか、もの凄く親子っぽい光景じゃのう」

 小学生の少女が父親の服に侵入しているような場面を、初めから目撃していた七色は、素直な感想を口にした。

「違うぞ七色。親子ではなく夫婦だ」

「それも違ぇよ? お前ってマジでアホなの?」

 同じ服に体を通している二人の距離はもちろんゼロ。

 キスさえ、その気になれば出来てしまう危険な状態だ。

 もちろん、危険なのは夜来だけで、サタンにとってはチャンスなのだろうが。

「小僧と密着すると気持ちいいな。とってもポカポカして嬉しいぞ」

「どうでもいいが、弁償しろよな俺の服」

 青筋を立てながらも、若干まんざらではなさそうに言った夜来。

 そんな彼らを呆れるように見つめている七色の後ろから、ぞろぞろと他の面子が顔を出してきた。

「あ、あんな抱きつき方があっただなんて……!! 悔しいけど、べ、勉強になったわ!!」

「マジいらない知識だよねーそれ」

 世ノ華と鉈内が言葉を交わし合いながら入出してくると、その後ろから一際目立つ容姿を兼ね備えた少女が姿を現した。

 それは、

『男を憎む』という悪を抱いている雪白千蘭だ。

 彼女は少しばかりはだけた服を着直しているので、どこか色っぽい雰囲気がある。

 まるで、いまだに『淫魔の呪い』がかかっているようだ。

「ンで? どうだったんだ?」

「ああ、やはり『清姫の呪い』を表す『清姫の鱗』が背中にあったのう」

 清姫にも憑依されていた雪白千蘭の身体を調べた結果、やはり『清姫の鱗』の形をした紋様が背中にあったことを答えた七色。

「ふーん、まぁ背中じゃ気づかねぇだろうな。……ってちょっと待て?」

 その返答を聴き終えた夜来は、ふと鉈内翔縁を驚きの顔で凝視する。

「さっきまでお前らは隣の部屋で雪白の身体を調べてたから……。チャラ男、テメェ、七色共と一緒に出てきたってことは、お前も雪白の裸見てやがったのか……?」

「ち、違う! 僕はちゃんと別の部屋で待機してて、トイレから帰ってきたら雪白ちゃんの身体調べんの終わったみたいだったから一緒に来ただけだし!」

「ああ、嘘はいいから警察行くぞ」

「信用ゼロ!?」

 男二人の会話を眺めている一員である雪白は、苦笑いしたあとに大きく咳払いした。

 すると、夜来とサタン以外の者達は、

「あー、ちょっと僕電話してくるわー」

「わ、儂もお茶を入れて来ようかのう」

「……私もちょっと散歩してきます」

 と言って、そそくさと早歩きで退出して行ってしまった。

 夜来とサタン、パートナーとも言える関係を持っている二人は首を捻っていて、現状を不思議そうに思っている。

「あ、あのだな、夜来……」

 ふと、雪白が顔を赤くして消え入りそうな声でそう言った。

「そ、その、今回は本当にありがとう。助かった」

「俺はお前を助けてねぇよ。ただお前の中にいる怪物をぶん殴っただけだ」

 相変わらずの返答に、雪白は緊張が解けたような笑みを溢し、

「そ、それで、お前達二人と話が少ししたくて、他の者達には退場してもらったのだが、少し、いいか……?」

 どうりで、わざとらしく言い訳をつけて七色達が出て行ったわけだ、と納得した夜来は首を縦に振ろうとしたのだが、

「ダメだ」

 いまだに彼の服の中から離れない、親カンガルーのポケットから顔を出している子供カンガルーのようなサタンが即答で拒否した。

「これ以上我輩の小僧を浮気の道へおとすわけにはいかん」

「浮気?」

 何のことかさっぱり分からない雪白は、困惑した表情に変わる。

 夜来はサタンの頭をポコンと叩いて、強制的に黙らせた。

「こいつのことは気にすんな。んで、話ってなぁ何だよ」

「あ、ああ、その……夜来終三のことだが」

「ッ!? お、お前、清姫に身体乗っ取られてたときの記憶あんのかよ!!」

「う、うん。全部、はっきり覚えてる……夜来が命を差し出してまで約束を守ってくれたことも……」

 夜来が自分の味方で居続けてくれたことがよほど嬉しいようで、雪白は頬をほんのりと赤く染めて美しく笑った。

「それで、夜来終三。お前の弟のことだが……私をその弟と重ねてたことに関しては、何も気にしていないから安心してくれ」

「……チッ」

 小さく舌打ちを吐いてそっぽを向く夜来。

 サタンは彼の代わりをするように口を開いた。

「ということは、我輩と小僧が出会った頃から今までの話も覚えてるのか?」

「ああ、全てな」

 特に不思議なことじゃなかった。

 清姫が雪白千蘭の中に潜んでいた時に、雪白の見たもの聞いたものを感じて記憶していたのだから、その逆の場合だってありえる話だ。

 夜来は雪白を一瞥し、

「話ってなァそれだけか?」

「うん。それだけ……じゃない」

 雪白は決心したように言って、静かに歩き出した。

 その目的地は、夜来初三という『男』のもとだ。

「ちょっと、頭を触ってくれないか……?」

「あ? あ、ああ、別に構わねぇが」

 彼の傍で膝を折った雪白は、そうお願いして頭を撫でてもらう。

 夜来は突然の頼みに少しばかり動揺したが、言われた通りに雪白の白髪が目立つ頭を触ってやった。

 すると、

(やっぱりな)

 雪白は予想が的中したように小さく笑った。幸せそうに笑った。

(やっぱり、夜来にだけは触られてもいいと思ってる、私は)

 自分の頭部に存在する温かい彼の手を握った雪白は、こう思った。

 いや、確証した。


(私は、夜来にだけは自分の身体を触られたいと思っているんだな……)


 男性恐怖症。

 男嫌い。

 この二つは、自らの容姿によって生まれた過去の産物である。さらに、『男を憎む』悪を抱いている雪白にとっては、『男に触られる』なんて状況に陥ったら激怒するか恐怖で固まってしまうだろう。

 なのに、雪白千蘭という『男を憎む』少女は、


 夜来初三という男にだけは触られていたいと思っているのである。


 その心に一番驚いているのは雪白千蘭本人だが、今はそんなもの関係ない。今は自分の頭に乗せられている彼の手を、温もりを堪能しよう。

「あ、そういやお前」

「んん~? 何だ~?」

 幸せな気持ちで一杯の雪白は、撫でられ続けながら気の抜けた返事を返す。夜来はそんな彼女を驚いて見つめていたが、すぐに知りたいことを優先し、

「お前、本当に『清姫の呪い』を解かなくていいんだな?」

「ああ、問題ないよ」

 背中に『清姫の呪い』がかかっている証拠の紋様を宿したままの少女は、小さく頷いて肯定した。

 廃ビルでの戦いの後、怪物である清姫は、


 ―――あなたに感謝してる。だから、もう雪白にも周りにも迷惑はかけないから私を消さないで。


 と夜来に懇願して雪白の中へ戻っていったのだ。

 有害になる怪物ならば即座に始末するのだが、改心して無害となった清姫を殺そうとは、夜来も、あの後事情を全て聞かされた七色達も出来なかった。

 そして何より、

「清姫は、私が男に襲われる度に守ってくれていた。だから、これからも一緒にいたいから、消さないで欲しい。男を憎んでいるこの感情は確かに悪いことなんだろうが、その悪い感情をもう二度と周りに撒き散らしたりはしないさ」

 と、『清姫の呪い』にかかっている雪白千蘭本人がそう言っているので、清姫を退治するという目的はなくなった。

 あの廃ビルでの最終決戦の後、『自分の「命」をかけ、夜来初三おとこは裏切らないということを清姫に教えて彼女の「男を憎む」悪を変える』という夜来独自の作戦内容を伝えられた七色達は、それはそれは激怒したものだった。

 自分の命を大切にしろ、失敗したら死んでたんだぞ、などの不評が夜来に飛んできたものだが、今となっては成功という名の最高の結果を残せたので誰も文句は言うまい。


 清姫・雪白千蘭は男を憎んだままだが、その悪を撒き散らすような真似はしなくなった。


 そんな最高の結果を得られたのだから。

「小僧!」

 いきなり、服の中から飛び出てきたサタンが夜来の胸に抱きついてきた。必然的に夜来は後ろへ転倒してしまい、雪白の頭から手が離れてしまう。

「いい加減に蛇女から手を離せ小僧。じゃないと、蛇女をぶっ殺すぞ?」

「お前が言うと冗談に聞こえねぇから嫌なんだよ……」

 幼い少女に見える銀髪の悪魔に溜め息を吐いた夜来は、ふと雪白に視線を移す。

 そこには、

「……ぅぅ」

 もの凄く名残惜しそうに自分の頭に手を置いている白髪の美少女がいた。

 彼女がなぜ不満そうな顔をしているのか分からない夜来は、すっと立ち上がって部屋の出入り口になっているふすまの前に立ち、

「アホ共が。聞き耳立ててんじゃねぇよ」

 そう口にして、ふすまを勢いよく開けた。

 すると、

「「「うわッ!?」」」

 雪崩のように鉈内翔縁、七色夕那、世ノ華雪花が転がってきた。

 夜来は三人をこれでもかというほど見下ろし、

「普通、ドアの前で張り付くとか非常識じゃねぇのかコラ」

「え? ゴミに非常識とか関係あるの?」

 鉈内はいつものように喧嘩腰になったが、

「サタンキーック」

「はがッ!?」

 夜来に対する暴言にキレたサタンの蹴りが、鉈内の頬に直撃する。

 ズザザザザザザザザ!! と、床を猛烈な速度で転がっていった鉈内を哀れむように見つめる他の非常識者達は、大人しく頭を下げた。

「えっと、すまなかったのう。ちょっと気になったもので、つい」

「も、申し訳ありません兄様! わ、私は兄様の貞操が心配で心配で」

「俺じゃねぇの!?」

 雪白千蘭は声を押し殺して笑った。

 目の前ではしゃいでいる面白くてバカな『悪人』達と『怪物』と『悪人祓い』は、自分の為に戦ってくれた。自分を救ってくれた。

 そう事実を確認すると、何だかとても嬉しくなって、面白くなって、大きな理由はないのに、笑ってしまったのだ。

「ああ、そういや」

 ふと、夜来が雪白の方を振り向いた。

「言い忘れてたが……」

 雪白の傍へゆっくりと歩いていき、彼は小指を突き出した。

 そして、それを彼女の目の前へ出し、

「俺はこれから先、お前を守らせてもらう。『弟をお前に重ねてお前を守る』んじゃなくて、これからは雪白千蘭を雪白千蘭だと認識して、弟をお前に重ねてた罪滅ぼしをする。だから、その……悪かったな、弟と重ねちまって」

「……そうか」

 雪白は小さく息を吐いて、

「ならば、罪滅ぼしではなく、私と一緒にいろ」

 夜来の小指に自分の小指を重ねて、そう告げた。

 命令するように、決定事項だと言うように、告げた。

「私はお前とこれからもいたい。お前と話したいし、騒ぎたい。だから、罪滅ぼしじゃなく、純粋に私の傍にいろ。これから先、私と一緒にいてくれ。これは、私からのお願いだ」

 しばし黙り込んだ夜来は、一瞬驚いたような顔を見せた。

 しかし、すぐに仕方ないなと言わんばかりの溜息を吐いて、

「ったく。分かった……傍にいるよ」 

「ああ!」

 雪白が咲かせた満面の笑顔は、太陽よりも眩しく、雪の結晶よりも綺麗で、天使よりも天使らしい女神のような笑顔だった。

 次の瞬間。

 二人はお互いの小指に力を加えて、強く約束を成立させた。

 新しい約束を成立させた。

 

 ずっと傍にいる―――という約束を。

 

 そもそも悪と善の違いは何だ?

 それは永遠の謎であり、永久の不定でもある。

 だがしかし。

 悪人達の話の中で、正確な答えが提示されたはずだ。

 悪と善の違い。

 その答えは、

 悪しか存在しないのだから、悪と善の違いなど存在しないのだ。

 悪しかない、だから違いなどない。

 一つのものに違いがないことは当然のことだろう。

 ただし、『悪』に違いはないが種類はある。

 それこそが―――



 本物の悪。

 その悪の根本的な内容とは簡単だ。

 そもそも助けるという行為は善ではない。―――悪だ。なぜなら『助ける』と言っている時点で『助ける対象者は自分の力を加えない限り助からない』と上から目線な心情を抱いているからである。

 そもそも人を助ける行為は『何が』あるから助けるのだ? 学校の教師だって『金』という見返りが返ってくるから教師をしている。もしも彼らに一切金を払わないが教師をしろと頼んだらどうなるだろう? もちろん誰も働かない。なぜなら子供達を助けても『金』が手に渡らないからだ。

 このように。

 教師だって医者だって『金』という下心のような存在があるから人を助けるのだ。どうだろう、これでも彼らのしている教育・手術などの『人を助ける』行為は善と認識できるのか? ―――ただ金が欲しいからやっているだけの行為とも取れるのに。

 人を無償で助けるボランティアだって同じだ。なぜ彼らは金を貰えないのに働くのだ? 理由は単純―――困っている人を助けている自分に酔っているからだ。

 彼らはボランティア活動を『善』だと認識して行っている。この時点で浅はかな考えだ。―――『ボランティア活動』が『善』だと神様が決めたのか? もちろん決めていない。そもそも善悪の定義とはウィキペディアを開いてみても曖昧だ。

 故に、『定義すらなされていない行為を善だと認識している』時点で、自分たちに酔っている証拠ではないか。

 故に『勘違い』して善行をしていると思っている悪だ。ボランティア活動で募金をしている行為だって、言い方を変えれば他人の金を商売することなく手に入れている。それを個人で使わないからなどの使用目的は関係ない。他人の金を取っている時点で、その人の金銭関係に悪い影響を及ぼしている。

 故に『助ける行為は悪行』である。

 故に『誰も救わずに目的てきだけを遂行する悪行』こそが本物だ。救わずに、関わらずに、助けずに、ただ目的のみを遂行する。敵だけを叩き潰す。

 それこそが本物の悪である。 


 


 男を憎む悪。

 これも同じだ。男を憎むことで関係のない男を無差別に殺害しようとした行為は『ただの八つ当たり』である。故に小さな小さな悪だった。ちっぽけな、ただの鬱憤を晴らすためだけに憎むだなんて大層な言葉を使っているだけだ。

 憎むことは勝手だが、関係のない者を巻き込む必要はない。傷つける必要のない者を傷つけ、混乱を巻き起こすだけの行為は憎しみ故ではなくストレス発散と同じだ。

 だが、男を憎む悪を宿していた少女は変わった。

 確かに男は憎んだままだが、もう二度と関係のない男を襲うような真似はしない。それだけで十分違う。誰だって相手を憎むし、嫌うし、妬むのだ。『その悪い感情を行動に移した者』が今で言う犯罪者。その悪い感情を押し殺して手を上げない者が一般人。

 それだけだ。

 それだけで、男を憎む感情を行動に移さないだけでこれほどまでに違う。

 故に男を憎んでいる少女は、『唯一』憎むことなく接することが出来る少年と共にこれからを過ごしていくのである。

 今回のお話は、男を憎んだ少女と本物を貫こうとする少年の『悪』を描きました。


えと、まずは雪白千蘭についてですね。彼女の悪とは、まぁ、人生から分かるとおり『男を憎む』というかんじょうです。作中では、夜来くんが『ストレス発散』に過ぎないと清姫に告げてましたね。―――彼女は憎むべき相手を間違えていたんですね。憎むべき相手は関係のあるものだけで、関係のないものまで巻き込むことは『くだらない悪』でした。



夜来初三に関しては、まだ謎が深いです。言っておきますと、彼、この章以外じゃ頭のネジが飛ぶんです(笑) きっと、誰もがこの章を読んで『なんだ、夜来ってそんなダークじゃない』と思ったでしょうが、彼は次章の『滅亡させる悪』から『闇』を見せてくれます。彼が悪人だと次第に分かっていただけると思うので、ぜひともダークヒーロー好きなかたはご期待を!

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