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あなたに私のすべてを捧げます
冬がもうじき終わる。
春が来るれば、私は、ここから去ることになるだろう。
私の命は、もう残りわずかだ。
この世に未練はない。あるとすれは、この世にあの人を置いて逝ってしまうことだ。
私が初めて恋し、愛したあなたを置いて逝くのは辛い。
もう、一緒に手を繋ぐことも、歩くことも、話すこともできなくなる。
そう考えると胸が苦しく痛い。
ほとほと
ああ、私の涙はいつもあなたが拭いて下さるのに。
この世から去れば、あなたの暖かく大きな手に触れる事すらできなくなるのですね。
死にたくない・・・。
まだ、あなたといたい・・・。