2.仲間との出会い そして異世界生活の始まり
先週分送れてなかったので、今週は土日連続で更新します。すみませんでした!!!
予定は午後11時とかになります
追記 データ破損で来週連続更新にします本当にごめんなさい。
「ええっ!?異世界転移してきた!?」
ヒュドラ大森林にレドラの大声が響き渡り、木々がざわめいた。鳥たちが驚いて飛び立ち、風が葉を揺らす。
「あぁそうだ。俺は〈ワールドネーム:アポ〉のヴァール王国から来た。」
「君は異世界から来たのか。初めて見たよ。でもあんまりこっちの世界の人間と変わらないね。うーん。まあとりあえず私と会ったっていう縁で私がこの世界を案内してあげる。」
レドラが軽く手を掲げ、呪文を唱えた。
「ジローズ」
彼女ーレドラが呪文らしき言葉を唱えた後、白い光のベールが彼女を包んだ。
彼女の服装が変わった。
先ほどまでは赤い頭巾を被っていた素朴な服装だったものが、今では白銀のマントを纏い、美しい魔術師の装束になり、手には白い杖が握られている。
「服装が変わった...一体どういうことだ。」
「今のは私の呪文。戦闘服...というか旅をするときにはこの服に着替えるの。」
「なるほど。あんなにも短い呪文で...」
レドラは胸を張って少し得意そうに微笑んだ。
「じゃあ改めて自己紹介するね。私の名前はレドラ。役職は「魔術師」。ギフトは「プライバシー・ガード【自己操作拒否】。詳しくは言えないけど、自身に関する全ての能力・効果を妨害するって感じかな?」
「うむ。俺の名はガルバドス。役職は...「戦士」だ。ギフト?というものは知らんが、スキルというものを使うことができる。」
「へー。スキルって例えばどんなのがあるの?見せて見せて」
「では一つ見せてあげよう。」
「スキル発動―――ウェポンクリエイト【武器生成】」
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スキル ウェポンクリエイト【武器生成】:
能力者本人が触れたことのある武器をコピーし具現化することができる
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選択:賢者の剣
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彼の手に、紫の光が集まり、剣がゆっくりと姿を現した。
「うわ。凄いね。これ本物?」
レドラはガルバドスの生成した剣をすっと触った。
「ねえ。これ持ってみてもいい?」
「もちろんいいぞ。」
彼がそういうと、その剣を地面に置いた。
「手渡しでいいのに。どうして地面に置くの?」
「持ってみれば分かるさ。」
そうしてレドラは地面に置いた剣を持ち上げようとしたその瞬間、彼女の腕に重みがのしかかる。
「え...これ重すぎない?私が女だから持てないっていうのもあるけど、これでも一応力には自信あるほうだったのに。」
「はっはっは。それは俺にしか持てない剣だからな。もうやめといたほうがいいぞ。」
「あぁもうムカつく。」
すると彼女は剣から離れ呪文を唱え始める。
「マプアス」
「これで持てるようになったはず。」
「今唱えた呪文は?」
「マプアスっていうんだけど、肉体強化の呪文。一応これで人間5人分は持ち上げられる。」
そういうとレドラは目を輝かせ、剣を掴み、持ち上げようとする。
「これで持ち上がる...!? 噓でしょ。これでも持ち上がらないの...この剣。」
「剣はお前のことが少し好きではないみたいだな。」
「はぁ!?この剣絶対性格悪いでしょ!あんたみたいに。いいもーん、私にはこの杖があればいいし!」
「わっはっは。それもそうだな。」
ガルバドスは剣を赤ん坊を持ち上げるかの如く軽々と持ち上げ、腰に掛けた剣と取り換えた。
「スキル発動―――ウェポンキーピング【武器収納】」
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スキル ウェポンキーピング【武器収納】:
能力者本人が触れた武器を収納し、いつでも取り出す状態にさせる
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選択:勇者の剣
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「その剣取り替えたけど、なんか違うの?」
「そうだな。今取り出したのは『賢者の剣』というものだ。そして今収納したのは『勇者の..いや『戦士の剣』である。どれも効果が違うからな。旅に出る時に使うのはこの剣だからな。」
「そうなんだね。じゃあ準備できたし、街へ行ってみよっか。」
そうして二人は街へ歩き出した。
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「ようこそ。歓迎するよ。ここがこの国最大級の街『イーガリータウン』だよ。」
勇者の目には、絢爛豪華な景色が広がった。
通りには建物が長々と並び、様々な人々が、行き来している。
屋台には、魔法のポーションや呪文書、剣、串焼きなど、非常に多くの品々が販売されている。
「ここが異世界の街...」
「じゃあ...街を回ってみよっか?」
後日談(街へ行く前) レドラの呪文
ガルバドス「そういえば、こっちの世界の呪文はすごく短いんだな。」
レドラ「そう?そんなことないよ。呪文にも種類があるからね。私が唱えたのは、主に生活に関する呪文だから、そんなに長くなくていいし、魔力を使わなくてもいいの。」
ガルバドス「ならば、戦闘に使う呪文もあるわけだな。ぜひ見てみたいものだ。」
レドラ「いやですー。性格の悪い戦士に見せる呪文はありませんー。」
ガルバドス「呪文を唱える時のお前、すごくかっこよかったんだけどな。」
レドラ(ええ。そんなこと急に言われても...)
「しょうがないわね。一つ見せてあげるわ。」
「フウリド マプアス エギル」
空気が裂ける音とともに、鋭い風の刃がレドラの前に走った。木々の葉が舞い、地面に切り裂かれた跡が残る。
ガルバドス「すごい威力だな。流石レドラだ。」
レドラ「でしょー。私ってやっぱりすごいんだよ。じゃあお遊びはここまでにして街へ行こっか。」
二人は街へ歩き出した




