お気づきだろうか?
功労者には最大の賛辞を
実はまだ肝心な事が決まってないんだよなぁ...
スタジアムとかホテルとか、駅前のおおよその大型施設の建設は決定したけど、それ以外がね...
これだけでは足りんのですよ。
だって、試合とかイベントがなければ駅前がガラガラになりかねないからね。
やはりアーケード的な構造が必要だと思うんだよね。
日常的に駅前が活気付いている方が見栄えもそうだし、経済的にも健全なはず。
けど、今更ながら俺1人で決めるのも罪悪感がある...
てな訳で、町長の秘書であり大地主でもある熊田大樹君を召喚した。
「こんな重要な案件に僕が意見を出してもいいんですか?」
「何を今更。それに、君は町民でもあるからね。出来るだけ、現地民の意見を反映させたいわけだよ」
と言いながら、他の町民全員の意見を聞いていたらまとまるものもまとまらない。
なので彼が代表者という事でこっちで勝手に判断させてもらった。
「立場的にも、町民の方々の声はよく聞いていると思ってね。何か気になる意見とか要望はある?」
「う〜ん、突然言われてもですね...」
悩むのも無理はない。
だって、つい5分前にこの話をしたばかりなのだから。
「漠然とはしてますが、現在の町民が利用しやすいテナントは欲しいですね」
「確かに漠然としているけど、それはぜひ考慮したい意見だね」
「と言っても、具体的な目的が思い浮かばないんですよね。ただ集まるだけなら駅前でなくてもいいわけで」
「そりゃあそうだ。とはいえ、何か喜ぶというか為になるようなテナントが欲しいね」
「それなんですよね。但し、高齢者の方が多いですし、悩ましいところではあるんですよ」
そうなると割と限られてくると思うんだよな。
「例えば、健康とかをテーマにしてみる?」
「それいいですね!それなら関心も高いし、利用頻度も高くなりそうです」
「例えばさ、ジムとかどうかな?」
「う〜ん...それだと高齢者にはハードルが高いような...」
「現在の町民限定のジムにするんだよ。勿論、それだけでは勿体ないから誰でも利用できるジムも併設する感じでさ」
「なるほど。それなら利用価値も高まりますね。ならば、従来のジムのようないかにもって感じではなく、交流スペースというか、談笑できるようなスペースやカフェと一体型にするのはどうですか?」
「面白そうだね。高齢者だし、ガチガチの器具とか置かれていても使用しづらいだろうし、それらは最低限だけ用意して、トレーニング兼カフェみたいな感じでもいいかもね」
「それありですね。ただ、コーヒーだけだと嗜好に合わなさそうですし、お茶メインのカフェ?とかがいいかもです」
「なるほどね。食べ物、飲み物等に関してはお茶とか和菓子もしっかり盛り込んでいこう」
「ありがたいですね。一応、若い人や中堅層にも対応できるように洋菓子やコーヒーの類もあると尚助かります」
「OK。それでいこう。少数派だとは思うけど、本格的にトレーニングしたい方はもう一つのジムを自由に利用できるように手配するとしよう」
「助かります。あとは整骨院や接骨院といった類のものが併設されてもいいかもですね」
「いいね。病院の他に気軽に利用できる、医療?施設見たいのも必要だからね。ただ、せっかくなら理学療法士やトレーナーを常駐させてもいいのかもしれないな」
「それもそうですね。客足はそれなりに安定するでしょうし、倒産の心配もなさそうです」
「駅前だしね。けど、そうなるとやはり病院についても避けられないかな」
「全て一箇所に集まっていたほうが効率的ですしね」
「ならさ、病院も併設しちゃおうか。そもそも、スタジアムやアリーナで怪我人が出た際もアクセス良くて助かるし」
「あとは、病院系列で整骨院や接骨院出して、ついでにリハビリステーションの様な役割も兼ねると効率いいかもしれないね」
「全部まとまっていると楽ですね。流石に病院まで現在の町民が優先というのは難しいけれど、そこは利用金額で優遇するとしよう」
「サラっと話していますけど、本当にここまで話した事を実現可能ですかね?」
急に現実的な意見だな。
だが答えは決まっている。
「ここまできたらやるしかないでしょ。いずれにしても病院の新設も必須だからね。勿論、駅前以外にも新設する予定だけどさ」
「それは本当に助かります。でも今更ですが、これらの施設って駅前の必要あります?」
そう言われると...
「せっかくなら街の中心に足を運んでもらいたいじゃない。勿論、インフラもしっかり整えて通いやすくするつもりだしさ」
「それを聞いて安心しました。せっかくなら、新しい街を堪能してもらいたいですからね」
何気にそこが重要だからね。
そうなると、他にもいくつか需要のあるテナントが必要になってきそうだ。
それは追々考えるとして...
「ここからは我々の欲を満たす、店舗やテナントの話をしようか」




