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異世界帰りの町おこし  作者: 残業200時間
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意外な真相発覚!!

物腰が柔らかい奴ほど、要注意

 完全な事後報告。ベルに知られたら怒られそう...





 さて、当面の2人の住処だが、研究室に寝泊まりしてもらう事にした。


 最低限、生活に必要な設備は整っているからね。


 で、仕事はゼルのサポートからスタートだ。


 神代級の悪魔程ではないが、この2人も悪魔として限りなく上位の存在だ。


 おそらく、教えた事は1発で覚えるし、なんなら1教えれば10学習する可能性もある。


 俺もそんな能力が欲しかった...


 この辺は種族差もあるが、人間の中ではセンスの差がモロに出る。


 才能の差は無慈悲だね。


 


 大体の事はすぐに決定したが、問題はベルたちへの報告だ...


 この事を知れば、自分たちも配下を召喚して欲しいと言いかねない。


 今更感はあるが、これ以上現代に悪魔が増えるのは好ましくない。


 今となっては俺の寿命もわからないし、長いスパンで考えれば実は深刻な問題だ。


 いよいよという時は、元の世界に送り返すが、その頃には彼女たち不在で町が、下手をすると世界が回るかも怪しいレベルになっているかもしれない。


 場合によっては新たな覚悟と対策が必要かもしれないな。


 てか、俺の周りは悪魔だらけな件。


 新居には週の半分程、滞在しているが大概、誰か(悪魔)いるし、意外と1人でいる時間が減少してきている。


 当初は、ゆっくり過ごせるセカンドハウスになる予定だったんだけどなぁ...


 こうなったら、ガチでのんびりできるサードハウスを検討すべきだろうか?


 まぁ、どのみち収入次第なんだけど。


 建物は自分で建てたとしても、電気、ガス、水道を通すだけで金がかかるからね...


 しかも結局は家具家電も揃える事になり、費用が嵩みそうだし


 サードハウス実現の為には副業も視野に入れなくては...



 

 ちなみに、召喚した2人が元々していた研究だが、フェレスが武器でモラが工芸品だった。


 正直、フェレスは見た目からして落ち着いているので、工芸品に興味があるのかと思っていた。


 そして、ロリっ子のモラがまさかの工芸品。


 どちらかというと逆だと思うのだが...


 しかも、更に意外な事実が発覚。


 なんとモラはフェレスよりも200年程先輩なんだそうな。


 先入観って怖いよね。


 散々、異世界でそういう体験をしてきたのに、今更ながらこういった存在には常識が通用しないと思い知らされる。


 話を聞いている限り、フェレスは基本的には温厚で真面目らしいのだが、意外と血の気が多いとの事。


 そして、モラはその逆で普段は血気盛んな一面をちらつかせているが、実は慎重派なのだとか。


 俺に挑んできた時点でどっちもどっちという印象だが、確かに振り返るとモラは途中からどうでもよくなったと発言していたので、フェレスよりも早く実力差に気づいていたのかもしれないな。


 ベタではあるが2人とも見た目とのギャップがなかなか面白い。


 しかも、モラのほうが先輩という事もあり、面倒ごとはフェレスが担当する事が多いのだとか。


 苦労人なんだな...


 そういえば、これまで召喚した悪魔は全員、女性だったのでフェレスは初の男性となる。


 真面目という事だったが、意外と気が合うかもしれないな。


 心の中で密かに大事に扱おうと誓った。


 だが、少々気になる点がある。




 「ところでフェレスは、武器を研究していたのはわかるけど、最終的には何をしていたの?」


 悪魔が人間の武器に興味を持つのは理解できる。


 そして、それを分解して構造を理解しようとする考えもわかる。


 けど、どう考えてもそれだけで満足するとは思えない。


 「回収した武器の廉価品を製造し販売しておりました」


 やっぱりか!


 定期的に、異世界で武器の廉価品が大量に出回っていたのだが、もしかして...


 「ちなみにエリザっていうメーカーを知ってる?」


 「知ってるも何も、私が立ち上げたメーカーですね」


 Oh...


 こんな偶然ってあるんだね。


 廉価品が大量に出回ったせいで、一部地域では庶民でも当たり前のように銃を所持していたんだよなぁ...


 まぁ、そのお陰で自己防衛能力も彼らは高かったし、狩りでもこの廉価品が大活躍していたのだけれど、当然一般人が当たり前のように銃を所持すれば、何が起きるかは想像に難くない。


 まぁ、広い視野で見れば、プラマイゼロなのかもしれないけど。


 ただ、ここで新たな疑問が1つ浮上した。


 果たして、悪魔が廉価品の製造で満足するのか?


 それは断じて否!!


 「てか、他にも販売している物はなかった?」


 すると少し視線を外す老紳士。


 「ファウストという名前のオリジナル武器を少々...」


 こいつが元締めか!!


 異世界生活で、魔法使いが存在しない村に一時期滞在したのだが、ある日俺が宿泊していた宿が吹き飛ばされかけた事があった。幸い全員無事だったが、一歩間違えれば大惨事だった。


 かなりの遠距離砲だったので、俺もはっきりと確認できたわけではないが、砲台のような物から莫大なエネルギーが解き放たれていたと思う。


 なぜ、曖昧かというと、俺が防御結界を展開するのとほぼ同時にその砲台らしきものが跡形もなく爆発していたからだ。


 念の為に、後で現場を検証したが、ものの見事に破片一つ残っていなかった。


 おそらく、アレは使い切り前提の武器だったのだろう。


 


 そうとわかれば前言撤回。


 大事に扱おうと思っていたが、こいつは要警戒対象だ。

 


 

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