学園都市、空中都市
妄想は明日への活力
さて、まだ要となる交渉相手が残っているが今日は小休憩。
善は急げと言ったけど、自分の精神と体調管理は大事だからね。
異世界転移前の俺はこの自己管理で大失敗をした。
これでもニートになる前は社畜と称される程の働き者だったのだ。
朝から日付が変わるまで働くのは当たり前。
休日にサービス出勤するのも当たり前。
固定残業手当5万円程度で無限に働いてましたよ。
それを数年続けただけで、腰痛を患い手術が決定。
更にその後も業務改善されることもなく、メンタルクリニックに通院しお薬を飲みながら働く日々。
で、メンタル追い込まれすぎて事務作業中に泡吹いて気絶。
後で上司に聞いたが、PCの前でキーボードに手を乗せたまま、実にキレイな姿勢で気絶していたらしい。
この辺の記憶は曖昧だが、更には目覚めた直後に業務を再開し電話対応や見積り、発注業務をこなしていたとか。
流石に上司もドン引きしたのか、この日は定時で帰らされた事は覚えている。
狂ってるね。
別にこんなに頑張ったところで、給料が上がるわけでも休日が増えるわけでもない。
営業職だったが、インセンティブなどないに等しいし、毎年月収が数千円上がれば上出来なレベル。
一種の洗脳だよね。
こういった経験を経て気づいたのが、給与や福利厚生の条件が悪いほうが必死で働く傾向にある事。
国の代表でもある政治家らを見れば一目瞭然だ。
高待遇であるほど怠けやすい傾向がある。
勿論、全員がそうではない。
総理大臣なんて、明らかに給与と割に合わないと思うし。
金銭欲もそれなりだけど、それ以上に名誉とか権力というステータスへの執着心が半端ないんだろうね。
あくまで独断と偏見、割合の話だけど。
そんなこんなで、そこまで無理する必要はないのだ。
とはいえ、異世界転移前よりも身体も精神も強化されているから、常人よりだいぶ動けちゃうんだけど。
そういったペース配分も含めて、ここでちょっと考えを整理しよう。
まずは富田会長主導で、町おこし予定地で街中でのレースの開催とレース場の建設は確定事項。
一応付け加えると、既に町はある。
ただ、現時点で人が殆ど住んでいないだけ。
そしてやりたい事をやって、その過程で町が活性化し発展すればいいと思っている。
その為には現地民の方の許可が必要不可欠で、役場との交渉も必須。
まぁ、その辺は富田会長とその協力者らに丸投げするつもりだが。
富田会長を引き入れた理由はこういう役割を任せる為でもある。
日本国内でプロジェクトを進める以上、内政問題は国内の権力者に任せるのが一番。
更に業務提携という名目で、資金は外国からじゃんじゃん投入してもらう予定。
正直、資金面では富田会長というか、富田自動車をそれ程アテにはしていない。
あれ程の大企業であれば、稼ぐのと同時に縛りも多いものだ。
特に国内の企業は外国以上にコンプライアンスに怯える日々を過ごしているからね。
そういう役割はこれから交渉する人物らにお任せする予定だ。
少し脱線したが、他に予定というか妄想で考えている事が「学園都市」の発足、建設かな。
某作品のような超科学的な都市の形成は難しいだろうが、それに近いことや別の形で「学園都市」のようなものを作りたいとは思っている。
あとは「空中都市」とかね。
これは異世界に存在していた都市だが、簡単にまとめると古代魔法で島を浮遊させ、半永久的に上空を彷徨っているというものだった。
流石に現代で島を浮遊させることは困難だが、それ以外のやり方はある。
これは割と現実的な路線で実現できる可能性がある。
学園都市も追々、設定を煮詰めていけばそれなりの形にはなると思う。
何より世界中から風評を浴びている地域が、超発展したら面白いよね。
ちなみに営業時代に俺自身も風評被害で罵詈雑言を浴びせられた事もある。
例えば「〜で生活していたのだから、身体は〜まみれで先が長くないよ」、「君とそのお相手から生まれる子供は容姿が異形で障害を抱えて生まれてくるよ」とか。
全くもってバカな話である。
昔はこんな感じの延長で「魔女狩り」が行われていたのだろう。
既にその歴史があり、学んでいるのにまた同じような過ちを繰り返そうとしてるのだから、本当に人間は救いようがない。
勿論、そんなおバカ発言をするような人物は少ないけどね。
だが、それらの発言を俺に直接言い放った人物の顔と名前、勤務先はしっかりと覚えている。
仮にこれから予定地が発展し、誰もが訪れたくなるような場所になったとしてもそいつらは出禁だ。
勿論、その親族も。
そういうわけで俺は結構根にもつタイプなのだ。
そして、オヤジ世代が喜びそうな施設も建設するつもりでいる。
個人的にはあまり興味がないが、発展する上で間違いなく必要になってくるだろうし。
他にもスポーツ、芸術、エンタメの発展も欠かせない。
できれば、プロスポーツチームを町で興して活躍させたいし、選手らを世界中に飛び立たせたい。
町ではプロスポーツを生観戦するのが当たり前の環境を作りたいのだ。
その為には当然、育成にも力を注がなければならない。
そこは学園都市にも関わってくる案件だ。
勿論、日本人に活躍してもらいたいが、条件を満たせば外国からも有望な子供達を集めて育成していきたい。
グローバルな時代だし、異世界帰りの俺からすれば国の差別化など実にくだらない。
だからこそ、異世界はあんな悲惨な状況を迎えたのだし、現代も同じ道を歩いていると思う。
と、また話が逸れたがとにかくスポーツの発展は必須!
特にサッカーは転移前から、有料配信サービスと契約して毎週海外サッカーを観戦していた。
YouTubeでも毎日のようにサッカー絡みの動画を見てたしね。
それと個人的にサッカー絡みで色々...
ちなみに芸術に関してはからっきし知識がない。
異世界ではエンタメやスポーツよりも芸術が人々の癒しと希望になっていた。
文明レベルによって、この辺の優先順位は変わってくるのだろうが、芸術は不変なのである。
知識はないが、どんな世の中でも在り続けるのが芸術だと言う事は知っている。
これは有識者を集めて相談するか、丸投げするとしよう。
そして、エンタメに関しては選択肢が多くて悩む。
町を盛り上げるという点では、最も影響力が高いジャンルかもしれないだけに、これも追々詰めていこう。
そんなこんなで、やりたい事は山程ある。
フランス疲れも取れたし早速、明日には次のお目当ての人物がいる、サウジアラビアに向かうとしよう。




