チート能力でDIY?
本当に魔法が使えるなら金をかけずに全て魔法でカバーしたい
一から建てたほうが楽だった...
この事故物件?をリフォームすることにしたのだが、中々骨が折れそうだ。
間取りを大幅に変更するし増築もする予定。
リフォームといえばリフォームなのだが、その概念からは大きく逸れそうだ。
古家屋の間取りは6LDKで一部屋の間取りがかなり広い。
個人的にはもっとコンパクトでもいいのだが...
「勿論、私たちの部屋も確保してくれるんですよね?」
あぁ、やっぱりそうなる?
あわよくば俺1人の拠点にしようかと目論んでいたのだけど、そうは問屋が下さないようだ。
「も、勿論予めそのつもりさ!」
ただ、ベルはわかるのだが他の5人の悪魔の部屋も必要ってこと?
そうなると、かなり手間なのだが...
「それを聞いて安心しました。他の5人も楽しみにしてましたからね」
やっぱり全員来るのね...
確かに、魔法で何とかなるとはいえ今の部屋?というか洞窟じゃ電気も水道も通ってないし。
少々納得いかないが、この6人がバラバラに居住を構えるより、1箇所でまとめて管理したほうが何かと安全かもしれないね。
とはいえ、現在の家屋をある程度は活かさなければならない。
となると、各々の自室は15畳程度が限界かな?
てか、俺の実家の自室が6畳なのだからむしろ贅沢過ぎる...
「ちなみにベルは何か要望はある?」
「そうですね...自室があるのは当たり前として、元来通りリビングからは海をしっかり眺められるようにしておきたいですね。それと、アイランドキッチンは必須です。勿論、最新のもので」
思ったより無茶難題を振られずに助かった。
といっても、アイランドキッチンは憧れるのだが少々、お値段が...
キッチンやトイレ、風呂等に関しては現物を撤去しなければならない。
撤去自体は問題ないのだが、新たに購入するとなると...
てか、キッチンを最新のものと言っているし、そうなると他の物も最新の物を用意しなくてはならない流れではないだろうか?
うん、間違いなくそうだ。
この流れでケチろうものなら後で小言を言われそうだし、現代知識を着実に身につけ始めた他の者からも何か言われかねない。
要するに俺の沽券に関わってくる。
それは極力避けなくては...
例え借金を背負う事になっても...
これは必要経費なのだ。
何はともあれ、これで間取り等のおおよその目処はたった。
俺を含めたベルたちの個室が7部屋、30畳のリビング兼キッチンの一角に畳のちょっとした和室、風呂、脱衣所
、1階と2階にトイレと納戸を1つずつ、あとはベランダかな。
庭や外構については追々といった感じだ。
ちなみに俺の部屋に関しては増築し20畳の部屋を確保するつもりだ。
家主になるのだからこれくらいの贅沢は文句を言われまい。
更に離れにも1軒というか、俺とゼル兼用の研究室を作る予定。
見られて困る物を作る事になりそうだし...
あとは、崖の中に作った悪魔たちの部屋や会議室はそのまま。
新拠点に会議室を用意する事も考えたのだが、やはりその案は却下。
仕事とプライベートな空間は別々にしたいし。
てか、悪魔たちは部屋を2つ持つ事になるのだから、俺の部屋が多少広くても文句は言われまい。
それに実家の部屋ですら6畳しかないし。
問題はキッチンや家電にかかる費用かな...
家具は自作で何とでもなる。
ベランダや外構関係も自力でなんとかなりそうだ。
内装はちょっと骨が折れるかも...
てか、ゼルの成長次第ではキッチンなどもどうにでもなるかも...
いや、そんな事で今の彼女の研究の手を止めるわけにはいかないな。
あとは購入ルートだが、設備系に関しては熊田氏に協力してもらうとしよう。
物件の相談をした際に、リフォームするなら業者の伝手があるから工事や設備の費用を安くできるとも話していたし。
一応、俺自身、かつて住宅メーカーと建築関連の商社で勤務をしていたので、金額についてはシビアな目を持っているつもりだ。
とはいえ、チート能力を使う割には費用が嵩み過ぎるような...
てか、最も費用がかかる設備関係でチートを使えないのは痛い。
いや、実際にはそれらも魔法で何とかならない事はないのだが、それでは俺が納得いかない。
味気なさ過ぎる。
基本的には現代文明の利器に頼りたいのだ。
まぁ、研究の進捗次第では改良したり新商品の開発をしないわけではないのだが...




