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異世界帰りの町おこし  作者: 残業200時間
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後日譚と今後の展望

臨時収入...なんと甘美な響きだろう...

 お前はもう失業している



 まぁ、正式にはまだ失業していないのだが、それも時間の問題だろう。


 予定通りアモロには例の証拠等を持参して出頭してもらい、洗いざらいこれまでの悪事を自供してもらった。


 しかも、その後想像以上にSNSでも炎上しN社の株価は大暴落。


 ちなみに、SNSでの炎上はこちら側はノータッチだ。


 何もしなくても、報道後に炎上はすると予想してたし。


 だがその炎上具合が尋常ではなかった。


 ここぞとばかりに、今件以外でもN社の悪行や社長らの悪態や犯罪行為が暴露され続けている。


 中には虚偽のものもあるだろうが、これだけやらかしている連中だけに、中には真実もいくつか含まれているのだろう。


 社長らを含めN社は事実上、社会的に抹殺されたようなものだ。


 失業どころか、倒産も時間の問題なのかもしれない。



 だが、その裏で美少女悪魔が暗躍した事には誰も気づくまい。


 テュラム会長も大変感謝しており、なんと臨時収入まで頂けた。


 本当は悪魔たちの生活必需品や今後の活動費として、1千万円程ねだるつもりだったのだが、見事に断られた。


 そして提示された金額が1億円。


 俺自身は殆ど何もしてないだけに、宝くじが当たったようなものなのだが...


 異世界ではともかく、現代では最近までクソニートだっただけに1億の実感が沸かない。


 勿論、現代に召喚して間もないアシュに全額渡すわけにもいかんし。


 今後の関係性や諸々の事情を含めて1千万円程度が無難と思ったのだが、会長が譲らなかった。



 

 「息子を救ってくれただけでもこれ以上ない程感謝しているよ」


 「更に言えば、不穏分子の処分や危険極まりない競合他社を事実上、排除したのだから1億でも足りないくらいさ」


 そう言われればそうではあるのだが...


 この機にヴォルテクス社内の敵対勢力の排除にも成功した。


 更に、N社に流れていた仕事も今後はヴォルテクス社に流れてくるだろうし。


 そういう意味では、美少女悪魔の働きによる経済効果は計り知れない。


 既にサラリーマンの生涯年収どころかある意味、一流のプロサッカー選手やメジャーリーガーの生涯年収以上の収益をもたらす働きをしたと言えよう。


 「そういう事なら有難く頂戴するよ。一応、確認だけど今後アシュロスを秘書につ就けて大丈夫?」


 恩を売ったとはいえ、確認は大事だからね。


 後で押し付けられたと言われても困るし。


 「勿論ですとも!ぜひともアシュロス殿にこれからも協力して頂きたい!給与も弾みますよ」


 それはなんとも有難い。


 ある意味、今後の肝となる案件だったからね。


 そして、隣にいる美少女悪魔の頭を思わず撫で撫で。


 「本当に子供扱いしてないよね?」


 「も、勿論だとも。感謝どころか敬意を示しているんだよ」


 「ならいいけど」


 心なしか、アシュもまんざらではない様子。


 テュラム会長もほのぼのとした表情で見守ってくれている。


 「では、あらためてアシュロスの事をよろしく頼むよ。諸々お勉強中だからその辺もお手柔らかに」


 「こちらこそよろしくお願いします。それに、アシュロス殿からも学ぶ事が多そうだ」


 美少女悪魔がニンマリとしている。


 可愛いやつめ。


 

 初顔合わせでは思わず殺意どころか殺しかけてしまったが、今は評価が急上昇中だ。


 何より予想以上に人間の考えを理解して行動していたし。


 初期段階でここまで理解があるのならば、滅多な事では人間関係でヘマをやらかさないだろう。


 よくよく考えれば、俺や会長よりも遥かに長い間、人間を見てきたわけだしね。


 そう考えると末恐ろしいが...


 そして挨拶もそこそこに今回はこれで引き上げる事にした。



 

 その後はベルとも協議した上で、アシュの給与についても決定した。


 勿論、テュラム会長の支払いだが月給は50万円スタートとなった。


 そして、秘書としての契約更新は1年おきに行われ、その際に給与に関しても前年度の実績に応じて要相談。


 会長はもっと給与を上げたいと申告してきたが、それは丁重に断らせて頂いた。


 単純に1年目の秘書と鑑みれば、50万円なんて破格の金額だしね。


 勿論、仕事内容に関しては余裕でそれ以上の働きはするのだろうが...


 但し教育上、高額な報酬は良くないと判断した。


 彼女ら悪魔は金の意味は理解していても、その価値については正しく理解していない可能性があったからだ。


 何せ、これまで金を使わずとも欲しい物は力で手にしてきたからね。


 しかも、現代は非常に価値あるもので溢れている。


 個人的にはそれを軽んじてほしくない。


 価値あるものにはそれなりの対価が必要だと彼女たちには理解して頂きたい。


 まぁ、その分労力に見合った給与を後々請求されるかもしれないが...


 だが、悪魔や異世界の考え方では俺に襲いかかって、敗北した時点で絶対服従となるのが常識なのだ。


 後で確認したら、文句は言うかもしれないが服従はするとか言ってたし。 


 勿論、俺はそこまで鬼畜ではない。


 なんなら給与以外に、俺から召喚した対価を払う予定だ。


 ブラック企業の社長にはなりたくないからね。




 何はともあれ、トラブルを1つ解決したし他の4人の秘書就任についても目処が立ちそうだ。


 そろそろ、プロジェクトの本拠地に本格的にアプローチをしなくては...


 


 



 


 


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