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異世界帰りの町おこし  作者: 残業200時間
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束の間のひと時と今後の課題

いつだって大物との会話は疲労が伴う

 あまりにも密度の濃い会議だった...



 会議自体は予定通り1時間程度で終了したのだが、その後の雑談が更に盛り上がった。


 特に王子とレイナ会長の案件について話が膨らんでいった。


 まぁ、この2人の案件は意図的に会議中には触れずに、雑談で話す方向に持っていったしね。



 話が進むにつれて、富田会長の顔が引きつっていったが、これは仕方ない。


 プロジェクトの拠点が日本である以上、彼にかかるウエイトが最重量になる事は最初から決まっていたのだから。


 本人も俺のプロジェクトを聞いた時点で、ある程度察していたとは思うので、なんとか各方面に向けて奮闘してもらうしかない。


 流石に、これ程の大物たちと仕事を共にする事を予想していなかったとは思うので、その点は同情はするけどね。


 だからこそ全力で彼をサポートするつもりだ。


 

 といっても主にベルがサポートに奔走する予定だけど。



 だが流石に人員不足感は否めない。


 この件については近々ベルと話し合い、増員する方向で話を進める予定だ。


 

 にしても、ようやく動き出したんだと実感する。


 これまでは協力者との交渉がメインだったからね。


 これからも交渉は続くけど、同時にプロジェクトの内容自体も前進する事ができる。


 

 特に住民と役所への交渉が目下の課題だ。


 初手をミスって全力で拒否をされようものなら、プロジェクトの進行は大幅に遅延する可能性がある。


 だからこそ、彼らの待遇と意見は最大限に尊重しなくてはならない。


 当然、金銭が絡んでくる問題ではあるが、最も重要視すべき点は新たに町を発展させる事で得られる彼らの恩恵だ。


 受給する金額次第では転居する者もいるかもしれないが、現地に留まってくれるのであれば、震災前以上に住み心地の良い環境を提供しなくてはならない。


 当然、住み心地については十人十色の意見があるわけで、非常にセンシティブな課題だ。


 ただ単にインフラが充実すればOKという問題ではないからね。



 

 ちなみにここでも富田会長のお力添えが必須だ。


 そしてベルも。


 ここでの交渉をきっかけに、ベルをプロジェクトの核に押し上げる必要がある。


 イコール、俺が核になると同義である。


 その為にもベルの戸籍やらなんやらを新たに用意しなくてはならない。


 その点に関しては、魔法でチート行為をする予定だ。


 流石に富田会長に犯罪に手を染めさせるわけにはいかないしね。


 これくらいの責任は俺がいくらでも負う。


 ただでさえ、協力者には無茶振りをしているからね。



 

 とりあえず、俺が直近でやるべき事はベルの戸籍等の準備と人員の選定。そして各協力者のフォローと諸々の調整かな。


 既に協力者同士で顔合わせをしたが、まだ各々で話を進められる段階ではないからね。


 序盤は俺がスケジュールの調整だとか、会議での緩衝材的な役割をこなす必要がある。


 特に富田会長が引っ張りだこになると予想されるので、ベルの同席も必須だ。


 やはり、ベルには俺だけではなく富田会長の秘書としても兼任してもらうべきだろうか?


 いや、そうなると各方面で不具合が生じてくる。


 それならばいっその事、協力者全員にこちらから秘書を派遣させたほうが都合がいい。



 そうなると、最優先事項は新たな秘書の雇用というか、俺とベルの懐刀になるような存在の確保だろう。


 各々、仕事量がパンクしないように備える必要があるしね。


 それに、協力者たちは普段の業務でも多忙だ。


 あわよくば派遣した秘書たちにそちらの本業も手伝わせて、彼らの業務の軽減プラス、情報収集を図るのも良いかもしれない。


 


 てか、俺やベルが声をかけられる人材?なんて限られてるんだよなぁ...


 一波乱どころか、下手をすると戦争になりかねない...



 久々に筋トレでもしようかな。



 



 


 


 


 

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