時はきた
人生を自在に早送り、早戻しできたらなぁ...
あらためて、ようやく予定していた5人全員との交渉が完了した。
まぁ、ようやくといっても1ヶ月ちょいしかかかってはいないけど...
何はともあれ順調で何より。
ある意味プロジェクトの地盤が固まった。
といっても、まだまだ協力者が必要なので、地盤は更に広がっていくのだが、メインの箇所は固まった。
これから、この5人プラス俺とベルが中心となり、街を動かしていく。
ちなみに俺とベルはセットの様なものなので、正確には5人プラス1人。
やりたい事が多すぎて、何から手をつけていいか悩みどころではあるが、まずは6人の会談が必須だ。
なにせ、お互いに誰が協力者になるのか知らされていないのだから。
まずは顔合わせをして、そこからプロジェクトの概要の確認と、6人の相互関係を確認する事が主な目的かな。
俺と他の5人はそれぞれ有益な関係が存在するが、5人の中での相互関係はまだ築かれていない。
一応、今回のプロジェクトに関係なく、間接的に繋がっている者達もいるのだが、今回は直接関係を持ち互いの利益の相乗効果にも期待したい。
誰と誰が繋がろうが、俺とベルがいっちょガミさせてもらうしね。
とりわけ、企業として最も力と実績が豊富なのはジョンソン氏のスカイネット社だ。
世界で5本の指に入るメガカンパニーだしね。
そして、そこに食い込む勢いで業績を伸ばしているのがレイナ氏のZ社。
この両者には僅かに劣るものの、個人で最も金を自由に動かせるソシル王子。
逆に最も企業としての規模が小さいのがテュラム氏のヴォルテクス社だ。
ぶっちゃけ、俺にゆかりのある土地の水を搾取していたので、それを奪い返したいという理由がメインで交渉を始めたのだが、やらかしていたのは例のバカ社長だ。テュラム氏に非はない。
それに王子と交渉する以上、ヴォルテクス社の存在は欠かせないとも考えていたし。
今回の会談をきっかけに両者の関係性を何としても発展させたい。
そして、富田会長の富田自動車。
ここは特に、会社よりも富田会長の存在が肝になる。
勿論、会社という背景があってこそではあるが。
彼には他の4人全員と密接な関係性を築いてもらわなくてはならない。
何せ、国や町との交渉、その他の施設やインフレ等に関しても、彼が多方面に働きかけて協力者を募り攻略していかなくてはならないしね。
企業同士の新たなビジネス関係の構築も結構だが、まずは他の4人や新たな協力者の窓口になってもらう必要がある。
勿論、一社だけで受け皿となるのは困難だろうから、ある程度はサポートもするが。
それにしたって、こちらもベルがいるとはいえ完全に人員不足ではあるんだよね...
彼女なら1人で何でもできそうではあるが、俺はブラック企業の経営者にはなりたくない。
それに一方的に現代に召喚してしまった以上、現代をとことん楽しんでもらいたいしね。
なので、こちらも人員を追加しなくてはならないが、非常に難しい問題だ。
まだ一般人を雇えるような状況でもないし...
全くアテがないわけではないが、とりあえずこの件はベルに相談だな。
ちなみに会談はプロジェクトの予定地で行うつもり。
全員、片っ端から自己召喚を使って召集し、ささっと済ませる。
お互い忙しいからね。
それにリモートで画面越しで話すよりも、転移してから直接顔を合わせて話したほうが説得力あるし。
まずは各々に例のリングを使って連絡し、スケジュールを聞いて会談の日時を調整しなくては。
あと、会議室は新たに作らないとね。
流石にベルの部屋というわけにはいかないし。
だけど、せっかくだからベルの部屋の隣にでも作ってしまおう。
そのほうが色々楽だし。
そんなわけで、久しぶりにスケジュール調整という社会人らしい仕事に取り掛かった。




