第一話 落ちこぼれ最弱教師は学園教師?
「はぁ〜」彼の1日はため息で始まっている。
「朝から早々になんて奴だそんなに朝が嫌いなのか?」ある女性がそう言った。
「当たり前だろ!1日の始まりだぞ!俺は毎日毎日学校に行かないとで嫌なんだよ!」彼はそんなことを朝から言っている。
「そうだったな…お前はそういう奴だったな。だがな、それがお前が選んだ道だ分かるかレイ?」
レイそれが彼の名前だ。本名はレイ・ディアン。年齢は23
この世界では最強魔術者だった。炎 水 風 時 雷の魔術の適性があり魔術は全てにおいて扱える文字どうり最強だった。だがある戦争で全ての属性を失ってしまい。今となれば何も使えない魔術者の落ちこぼれ。今では魔術学園の教師をしているが、先生のくせに魔術が使えないことから
「魔術もつかえない落ちこぼれ教師」と言われる始末だ。
「うるせぇよ、俺の親か?お前は」
彼女の名前はローズ・ファインアルベルト。年齢は30 髪の色は白のロングそして30歳と言うにはあまりにも若く見える。正直言って20歳と言われてもなんの疑いもなく信じてるしまうくらい綺麗だ。さらにローズはレイとは違く現段階ではこの世界最強魔術者だ。
「あれ、私は親ではないのか?てっきり私は親だと思っていたがな。だってそうだろ?実際にお前は家のことをしているか?朝や昼は誰が作っているんだ?私だろ?てことは私は親でいいんだよな?」
「はぁー、分かったお前は親だよ。まったく誰に似たんだんだか。」
「さぁな、ただなんやかんやで5年ぐらい一緒に暮らしているからな」
なぜ、レイとローズが一緒にが一緒に暮らしているのかだが、レイとローズはある戦争で両方とも親を亡くしている。だからレイとローズは一緒に生活をしている。そしてこの戦争こそレイは今の魔術の使えない男になってしまった戦争だ。
「おいレイ、お前はいつまで魔術を使えないと言い張るつもりだ?」ローズは突然その様な事を言った。
「おいローズ、何を言っているんだ俺は魔術が使えないんだぜ?それはお前も分かっているだろ?」
「あぁ分かっている、ただお前はこの世界で一つしかない唯一無二の魔術を使えるだろ?」
「何を言ってんだ?使えないないっていっているだろ?そんな事はお前が1番分かっているだろ?俺は全ての魔術の適性が無いんだ。こんな事を言わせんな。」
ローズは黙り込んだ。何故なら確かにレイは魔術を使えない、それは紛れもなく事実だ。ただそれは魔術が使えないだけだとゆう事。
「お前は確かに魔術は使えない」
「やっぱりそうじゃんか、なんだよだから俺は落ちこぼれなんだよ」
「ただしお前は魔術が使えないだけだ。周りの奴らは気づいていないだろうが私は」
『ドシュン』
その瞬間彼女の耳と肩の間小さく鋭い何かがものすごい勢いで通った。それはローズが言った魔術は使えないと言った理由だ。何故なら確かに今この場には無かったはずのライフル銃が現れているのだ。そもそもライフル銃や剣はこの世界にはある。しかしそこには大したことではない、問題はライフル銃自体だ。このライフル銃はそもそも魔術学園であるだけで本来、教師がライフル銃を持つことは禁止されているつまりこの段階でライフル銃が出てくる事がまずおかしい。さらにライフル銃を撃つ為には約2秒程の時間ロスがあり魔術の方が早いのが当たり前だが…レイが今打ち込んだライフル銃はその時間ロスが無く瞬間的に撃とうと思ったらすぐに撃てるのだ。
「でなんだっけか?魔術がどうとかこうとかだったけか」レイはそう言った。まるで(それ以上言うな)(いいから黙ってくれ。)そんな事を伝えている様にローズは思った。
「すまんレイ…ただお前は本当それで良いのか?」
ローズは悲しそうな心配をしているようなそんな目をしていた。
「大丈夫は心配するな、俺はなんとも無い。俺は今の俺が好きだ。だから心配するな。」
「分かった。ただ無理はするな何かあったらすぐに言ってくれ。これは私からのお願いだ。」
「分かったよ、ローズま、多分言うとは無いと思うがなw」
「あぁ、分かったよ」ローズはそう言った。ただローズは気づいていた。レイの頭上にあったはずのライフル銃が無くなっている。さらに、撃ったはずの弾が無くなっていること。おそらくこれがレイの能力。ただしコレしか今のローズは分かっていない。
「今日は学校は無いのか?」ローズは話の内容をあからさまだが変えた。
「今日は午後からだ俺の授業はな、まったく休まして欲しいよw」レイはそんな事を言いながらゆっくりと学校の準備をするために2階に上がっていった。
なんやかんやで2時間がたった。レイはあくまでも魔術学園の教師なので行かないといけない。
「ローズ魔術学園の教師やめて良いかな?」急にレイは言い出した。
「何を言ってんだ?」
「だってめんどくさいし眠いしアイツら俺よりも魔術できるし」
「あのなレイ、お前は適性が無くとも生徒達からの評判も良いらしいぞ?なのに何で急に辞めるとか言い出すんだ?」
「だってシンプルに眠くなるし、それにお前が働いてくれた方が金がいいだろ?だから養ってほしいと思いまして…」
「………」
「どうしたローズ?急に黙り込んで」
「デスプロテクションフレア」そう言った瞬間ローズの手から謎の赤黒い球体が現れた。それは炎魔術最強で簡単に説明すると唱えた者の手から離れた瞬間に発動する魔術。唱えた者の手から離れると前方にゆっくりと前に進みただ進んだ瞬間にその球体の半径50メートルの物質を灰にする能力だ。控えめにいって最強だ。
「ごめんなさい冗談です。そんな事するわけないじゃないですか。」
「そっかなら良いんだ。ただもし教師をやめて無職になろうもんならこの世から灰すら残さず消すからな。」ローズは笑顔でいる。ただレイはこれを冗談抜きで消されるかもしれんと心底感じさせられた。
「それでは魔術学園に行ってきます!」
「そっかなら頑張ってきてくれ。私もこれから仕事にいってくるからなじゃあな。」
そう言うとレイは玄関を開けて学園に向かっていった。レイが出て行った事を確認するとローズはあることを考え初めたそれは単純な事だけどとても難しいことだ。それはレイの魔術(能力)についてだ。今持っているローズ自身の情報を整理した。
・どこからかライフル銃を出してロスタイムなしで撃てる。
・本来撃ったはずの弾がない事
・あるはずのないライフル銃を出せたこと
・出したり、閉まったりする動作が無かったことに。
ローズが今持っている情報はコレだけだ。正直いくら世界最強魔術者のローズでもおそらくレイの能力はわからない。とゆうか魔術なのかなんらかの能力なのかも分かっていない。
「まっいいか。アイツも頑張っているんだし」
一方でその頃レイは学園に無事に着いて今は学園長と話をしているところだ。
「こんにちは、レイ先生最近のクラスはどうですかな?」
「大丈夫です。アグディス学園長先生!ところで質問があるのですが答えてもらってもよろしいでしょうか?」レイは珍しく丁寧な口調で言う。
「なんですかレイ先生?」
「何故魔術の使えない私を魔術学園の教師にしてくださったんですか?」
「そんなことは簡単ですよレイ先生?あなたみたいな人がこの学園にいてくれたら二度とあの様な戦争を起こさなくてよくなる。あなたみたいな人がいればあの生徒達は道を外れなくて良くなるそうおもったからですよ。」そうゆうとアグディス学園長先生はレイの方を見て期待や希望の眼差しでこっちを見ていた。
「分かりました、このレイ。アグディス学園長先生の期待にこたえてみせます」
そうゆうとレイはお辞儀をして自分のクラスに向かった。
こんにちは桜花狐です。落ちこぼれ最弱教師の魔学園無双を読んでいただきありがとうございます。これからも描いていきますので何卒よろしくお願いします。
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