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形見の痣(かたみのあざ)  作者: 海凪 悠晴
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あとがき

 本作品は、私・海凪悠晴が、二〇二三年五月中旬に約一週間、全十回にわたって、インターネット上でのコンテンツ投稿サイトであるnoteで連載したのが初出である。同サイトはブログに代わる新しいタイプの情報発信サイトともいえよう。


 さて、本作の主人公・岩谷アヤカ。その夫・ユウキ。DVはするわ、煽り運転はするわで、はっきりいって犯罪級の「ダメ男」として設定されている。そんなユウキは冒頭から、作品に姿も現さぬうちに「自爆死」してしまうのではある。だが、妻・アヤカは健気にも、死んでしまったはずのユウキに寄り添い続ける。娘・ナツミの成長を見守りつつ。

 このようにDV問題だとか、煽り運転のことだとか。あとは、待機児童問題などを中心とするこの国の子どもにまつわる問題だとか。だいたい、今の日本政府の「少子化対策」、ハナから形骸化してしまっているもので。「そりゃ少子化が加速していきますよ」と思わずツッコみたくなるものではある。そもそも、「結婚し、子どもを生み育てる」という昔ながらの「人として生まれたからには義務であるようなこと」から、現代の若者の関心がそれていくのも無理はない。このままだと国が維持できないと言われても知ったことか、である。

 なにせ、昨今社会で問題となっている、いくつかの事項をこの作品でも取り上げてはいるのだ。そういう意味では本作は社会への提言的な側面も持っているのかも知れない。


 また、筆者である私自身にとっては「私の知らない世界」へ敢えて踏み込んで本作品を書いたこと。シングルマザーになることは男性である私にとってこれまでも、これからも、経験不可能なことである。小説だからこそできる「人生経験」であるのだ。そういった意味では、これからもまた、まだまだ拙い物書きとして、創作作品の登場人物を様々な設定のもとに置き、その人生を「冒険」させていくことで、実際の私としてのものとは違った「人生経験」を積んでいきたいと思うのである。


 最後になりますが、本作品を読んでくださったすべての皆様に御礼申し上げます。

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