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一章までの登場人物一覧

一章までの登場人物集です。

ネタバレ含みます。加筆修正あるかもしれません。


■コルネリア・ローリング:

この小説の主人公。

ローリング伯爵家の娘。茶髪で瞳も茶色い平凡的な顔立ちの少女で、喫茶同好会ではエプロンを付けている。前世は男で喫茶店を経営していて名前は大輔(だいすけ)と言ったが、信号無視の車に撥ねられ転生する。婚約者との死別をきっかけにガアールベール学園に喫茶同好会という名の喫茶店を立ち上げる。前世の名残りなのか男口調で話すときもあるし、『マスター』と呼ばれると嬉しく感じる。

貴族の間ではメイドの真似事みたいな事をしているコルネリアの行動を良く思っていない人間もおり、付けられたあだ名である『お茶くみ令嬢』とは彼女の愛称でもあり蔑称でもある。

お茶くみ令嬢(マスター)、一杯くれないか。


■クリスティナ・デズモンド:

第二話、「公爵令嬢と一杯の紅茶」にて初登場。

金髪碧眼の美しい美少女だが表情は常に冷たく、氷の精霊とあだ名されることもある。メルゼガリア帝国でも大きな力を持つデズモンド公爵家の娘。彼女の婚約者であるウィリアム第二皇太子とは上手くいっておらず、ウィリアム第二皇太子が懇意にしている令嬢、リリィ・ブラウン男爵令嬢を酷遇した疑いが持たれている。

彼女の入部と支援によって喫茶同好会は営業日数を増やす事になった。それはコルネリアの紅茶の腕に惚れ込んだからか、あるいは単に婚約者といる時間を少なくするためか。

コルネリアは前者が平和的だと言う。帝国にとってもきっとそうなのだろう。


■ウィリアム第二皇太子:

第二話、「公爵令嬢と一杯の紅茶」にて初登場。

黒髪で赤い瞳の美青年。メルゼガリア帝国の第二皇太子で、ガアールベール学園の生徒会副会長。正義感の強い性格で、懇意にしているリリィ・ブラウン男爵令嬢を守る事に情熱を注いでいて、婚約者のデズモンド公爵令嬢がブラウン男爵令嬢を苛めていると知ったときは、兄のアルベルト第一皇太子(後述)にデズモンド公爵令嬢の退学を勧めるほど激怒した。しかし、いじめの確固たる証拠を掴んでおらずその正義感は空回りしている。

どれほど嫌悪していても婚約を結んだ相手とは結婚しなければならない。そこに愛がなくともそれが王たる者の振る舞いなのだ。


■リリィ・ブラウン男爵令嬢:

第二話、「公爵令嬢と一杯の紅茶」にて初登場。

桃色の髪の毛をした美少女。ウィリアム第二皇太子が懇意にしていること以外は謎の多い人物。デズモンド公爵令嬢によっていじめられたとの報告があるが真相は定かではない。


■レイバン・シンガー:

第三話、「喧嘩する二人とスコーン」にて初登場。

ガアールベール学園のクラスの学級委員をやっている。喫茶同好会にやってきてはスコーンと紅茶を頼んでいる。ブルーノー(後述)とは馬が合わなかったためしょっちゅう喧嘩をしていたが、ブルーノーの骨折を機にお互いの存在意義を再確認し、深い絆を結んだ。その絆は一般的なものとは多少ずれてはいたが。


■ブルーノー・ブーン:

レイバン同様、「喧嘩する二人とスコーン」にて初登場。

ガアールベール学園にしてはガラの悪い生徒で、いわゆる不良生徒である。喫茶同好会にやってきてはレイバンと同様にスコーンと紅茶を頼んでいる。似た者同士のレイバンとは犬猿の仲だったが、ブルーノーの骨折を機にお互いに顔を合わせない期間が続き、お互いの友情が必要である事を気付いた。少々その友情の様は特殊であるが、彼らが友情だと言えば友情なのだ。


■ローザ・マクマスター:

第四話、「クモ苺のタルトとダイエット」にて初登場。

濃い茶色の髪をしていて、子豚令嬢とあだ名されるほどかなりぽっちゃりしている女子。マクマスター伯爵家の娘。コルネリアと同じくガアールベール学園に通う生徒でありコルネリアの良き学友であり最大の理解者である。惚れやすい性質(タチ)で様々な男性に惚れては彼のお眼鏡に合うようにダイエットとをする。その割には中々恋が成就しないのでリバウンドもしがち。現在、メイドたちに見張られながら厳しいダイエット生活を過ごしている。

ダイエットとは人類に与えられた大きな課題であり、それは異世界の人間にとっても同じ事である。


■エイブリー・ディーマー:

第四話、「クモ苺のタルトとダイエット」にて登場。

ローザが恋した男性。ダンスパーティーでローザと出会い、彼女と親しく会話したため、ローザはエイブリーに惹かれ、彼女がダイエット生活を送る切っ掛けを作った。しかし、見た目に分け隔てなく接しているように見えて、実はデブ専であり瘦せたローザを見て失望したため、ローザは失恋した。

人はけっこう見た目を気にするものかもしれない。エイブリーにとっては特殊な方に。


■フランシス・スケフィントン:

第五話、「侯爵令嬢と風景画」にて初登場。

茶髪で赤い瞳の美しい少女。スケフィントン侯爵家の娘であり、デズモンド公爵令嬢とは友人関係にある。コルネリアを変人と、喫茶同好会の事を殺風景とボロクソに批判していた。ガアールベール学園の美術部の部員であり、密かに自分が描いた絵をオークションに出品していた。初めて売れた一枚の風景画は自分が二度と来ないと思っていたガアールベール学園の同好会に飾られており、それを見るためだけに通っている。

才能とは認められるのに時間がかかる。たとえ認めてくれた人が一人でも、創作者にとってはその一人がこの上なく嬉しいのだ。


■レイラ・セネット:

第六話、「愛と修羅場と友情」にて初登場。

お金持ちの商人の娘。エリサ(後述)とは親友と言っても過言ではない。ついつい口が暴走してしまうタイプ。彼氏がエリサをナンパした件で仲違いを起こしそうになるが、最終的には自分の非を認めて仲直りした。

恋は時に人を盲目にする。それはレイラだけではないのだろう。


■エリサ・ウォーターズ:

第六話、「愛と修羅場と友情」にて初登場。

お金持ちの商人の娘。レイラとは親友の仲。ついついかっとなってしまい手が出てしまうタイプ。レイラの売り言葉にかっとなってしまって喧嘩沙汰を起こしてしまったが、最終的には自分の非を認めて謝罪した。

友情とは美しいものだ。二人はこれからも堅い友情を育む事だろう。


■メイジャー・グリーヴ:

第六話、「愛と修羅場と友情」にて登場。

レイラの彼氏。『いい年したら遊びは自己責任』が持論の、軽い男。レイラはメイジャーを周りが羨むほど愛していたが、メイジャーにとっては遊びでしかなく、エリサにもコルネリアにもナンパした。最終的には誰とも違う女性と婚約し、女性陣から蛸殴りの刑に合う。

貴族とは意外と気が合うかもしれない。貴族は自由恋愛が出来ないのだから。


■ギャレット・カルヴァン:

第七話、「元侯爵子息、現侯爵令嬢と女体化現象」にて初登場。

銀髪ショートの美少女。カルヴァン侯爵家の長男であったが、後天性性別転換病にかかりカルヴァン侯爵家の三女に転落した。慣れないドレスを着る事や、女性の社交場に出る事、近い将来男性の婚約者が出来る事に苦しんでいる。コルネリアとはデズモンド公爵令嬢の紹介で知り合い、コルネリアの抱擁によって慰められた事によって、彼女を『お姉様』と慕うようになる。密かにコルネリアに想いを寄せている節があるが、本人もコルネリアもそれに気付いていない。

前世が男のTS娘と、女体化したTS娘がくっついた場合、それは何と言う百合になるのだろうか。


■レジーナ・クレッグ:

第八話、「フルーツサンドとゴシップ三人組」にて登場。

男爵家の娘。ゴシップ三人組の一人。


■ナイラ・ムーディ:

第八話、「フルーツサンドとゴシップ三人組」にて登場。

男爵家の娘。ゴシップ三人組の一人。


■アリスン・ロブソン:

第八話、「フルーツサンドとゴシップ三人組」にて登場。

子爵家の娘。ゴシップ三人組の一人。


■アルベルト第一皇太子:

第九話、「公爵令嬢が入部したいようです」にて初登場。

黒髪で赤い瞳かつ高身長の美青年。メルゼガリア帝国の第一皇太子で、ガアールベール学園の生徒会会長。顔には出さないがデズモンド公爵令嬢を敵視している実弟のウィリアム第二皇太子の正義感の暴走を良く思っていない。合理的な性格の持ち主で、ウィリアム第二皇太子にデズモンド公爵令嬢の退学を確たる証拠も無しに勧められた時は毅然とした態度で断った。アルベルト第一皇太子はコルネリアを『頭の痛くなる変人』と思っているが、彼女が喫茶同好会を立ち上げた理由を知っており、一応彼女の傷を労わっていると思われる。

コルネリアはアルベルト第一皇太子がデズモンド公爵令嬢に密かに想いを寄せているのではないかと憶測を立てているが、口には出さないでいる。

沈黙は常に吉なのだ。


■アンディ・ニューウェル:

第九話、「公爵令嬢が入部したいようです」にて初登場。

赤髪の美青年。ニューウェル侯爵家の息子で、ガアールベール学園の生徒会庶務をやっている。常にヘラヘラと笑い、語尾を伸ばす癖がある。腹黒い性格のようで、人のトラブルを面白がる節がある。アルベルト第一皇太子とは友人関係にあるらしい。

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