東風(こち)吹かば こころのころも ふわり揚げ (3)
いつの間に日付が変わっていたんだ(*T^T)
集中してると、案外気づかないものです( ω-、)
約一時間遅れてしまった、、すみませぬ、、、
それでは、本編をどうぞっ!
☆☆☆☆☆
お知らせ
自分の体調不良と、家族の入院が重なってしまい、定期的に続きを書くことが難しいため、当面不定期投稿とさせていただきます。
申し訳ありません。
ご理解の程、宜しくお願いいたします。
ラボピットで、あれこれと話をしていたら、お昼の時間近くになったので、せっかくだし、篠宮さんも誘って、廣瀬さんと、そして俺の三人でお昼ご飯を食べようということになった。
もちろん、他のメンバーにも声はかけたんだけど、残念ながら、先約があるらしかった。
まぁ、今度のお花見で、全員集合できそうだし、その時を楽しみにしよう。
あぁ、でも、そうだった。お花見に呼んでいい範囲を決めないといけないんだった。家族までOKにするのかどうか、そろそろ決めないとな。
まぁ、それは後で決めよう。
さて、お楽しみのお昼は、もちろん、俺は手弁当なので、持ち込みOKのカフェテリアで飲み物だけ買わせてもらった。
俺がお弁当を取りに行っている間に、二人には先に席取りがてら、料理の注文も済ませて、受け取ってもらっていた。
廣瀬さんが注文したのは、一人用サイズの広島焼き。
一人用と言っても、意外とガッツリあるな。
というか、広島焼きがメニューにあることに、初めて気づいたんだが、めっちゃ美味そうだなぁ。
お弁当で、広島焼き作ったら、みずき喜ぶかなぁ。
でも、鯖も入れなきゃいかんし、広島焼きと鯖、、ん~、みずきなら、アリなんだろうな。
よし!せっかくだし、邪魔にならない程度、参考のために、チラ見させてもらおう。
ん~~~、鰹節がおどっていて、いい香りだ!
「な、なんですか、班長、、」
広島焼きをチラッ見しすぎたのか、廣瀬さんがなんだか難しい表情をしている。ちょっと怒ってるような、困ってるような?
廣瀬さんの表情は、なんというか読みづらいな。
「え?いや、広島焼き、美味しそうだなぁと思ってさ。ここの広島焼きを初めて見たんだけど、ソースと生地の香ばしい香りがいいよね。先入れの麺に絡んだ香ばしいソースと、追いがけソースのフレッシュな感じ、たまらんよ。あっ、広島焼きって、つぶした卵も乗ってるのか!それは、間違いないやつだわ」
美味しそう過ぎて、思わず身を乗り出してしまった。
卵乗ってるのは、まじ反則だわ。
「あ、あげませんからね!だめですよ!、、班長には、美味しそうなお弁当があるんですから!」
廣瀬さんが、腕で広島焼きを庇ってしまった。
なんだか勘違いさせてしまったらしい。
んー、でも、食い意地を張ってるって感じでもないし、なぜ、そうお弁当を睨む、廣瀬さん?
「ごめんごめん。奪わないから、安心してよ。ねっ?あっ、よかったら、お弁当のおかず一つ分けようか?コーンと枝豆のカリっと揚げとかオススメだよ」
俺のお弁当をすごい見てくるから、もしかして、おかずが欲しいのかな?と思って、提案してみたんだが。
「けっこうです!」
なぜか、ちょっと怒らせちゃったのか、少しプリプリしてる気がする。
「そう?残念。美味しいのに。廣瀬さんは、広島焼きが好きなんだね。」
「、、好きと言いますか、大学が広島だったので、寮でも友達が、よく作ってくれていたんです。それまでは、広島焼きを食べたこともなかったんですが、いつの間にか当たり前に食べるものになっていて、、久しぶりに見かけたので、つい注文を、、」
廣瀬さんが、なんだか恥ずかしそうに説明してくれているけど、なるほどね、そういうことかぁ。廣瀬さんと広島焼きが、イメージ結び付かなかったんだけど、人に歴史ありだね。いいな、青春の味。
「いいねいいね!別に責めてるわけじゃないよ。ふーん、でも、そうなんだ。思い出の味かぁ~。いいじゃん。美味しそうだし、温かいうちに食べよっ」
「そうですよ、廣瀬さん!せっかくですから、温かいうちにいただきましょう!」
「ですよね!ところで、篠宮さんは、まぁなんというか、やはり篠宮さんですよね」
篠宮さんは、唐揚げバーガーセットを注文していた。
やはり、どうあっても、唐揚げは外せないらしい。
そういえば、篠宮さん、青汁にハマったらしくて、毎朝飲んでくれているらしい。のだが、篠宮さん曰く、「いやー、健康に良い青汁飲んでますからね、唐揚げがいつもより多く食べれちゃいますよ!」ということらしい。
プラマイ、マイナスにしてどうするんですか、篠宮さん、、
いや、この場合は、プラスなのだろうか??
とりあえず、今度、さらに強力な青汁を探してみようと思う。
青汁パワーインフレが起きないことを祈るのみだ。
「いやいや、白玉さん!ここの唐揚げは、カフェスタイルの唐揚げなんですよ!バーガーに合わせて、衣や調味料が調整してあるんです!いやー、これがまた美味しいんです!」
「そ、そうなんですね。。」
篠宮さんは、唐揚げのことになると、圧が強くなるな。
さすが、唐揚げニストだ。
あ、いや、でも、今度唐揚げ作る時の参考になるな。一応、覚えておこう。
それからは、バギーの話やアシストスーツの話なんかで、すごく盛り上がった。
廣瀬さんは、勉強熱心なので、篠宮さんや俺にいろんな質問をしてきて、俺達にとっても、いい刺激になったと思う。
そして、やっぱり、弁当うましっ!!
ほどよく充電完了したし、さっ!トレーニングの準備しようかねっ!