桃太郎サンタのお話
昔むかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。
今日はクリスマスイブ。
おじいさんは、山にもみの木を取りに行きました。クリスマスツリーを飾るためです。
おばあさんは、ローストチキンを作るため、山に鶏を捕りに行きました。
おばあさんは、無事二羽、鶏を捕まえて、川沿いを歩いて帰るところです。
川に、どんぶらこと桃が一つ流れてきました。おばあさんは、桃パフエを作りたかったので、喜んで桃を拾ってお家に帰りました。
家に帰って、おばあさんが桃を切ると、中から男の子が生まれました。
おじいさんと、おばあさんは、喜んで、桃太郎と名前をつけると、桃太郎にミルクをあげて、ローストチキンとケーキを食べてお祝いしました。
桃太郎は大きくなると、とても強くて立派な若者になりました。
ある日、桃太郎は、おじいさんとおばあさんにこういいました。
「私はサンタさんに会いたいので、世界を旅して探してきます。長い間お世話になりました。ありがとうございます!」
おばあさんは、クッキーを焼いて、桃太郎の腰に結びつけてくれ、見送ってくれました。
桃太郎は、クッキーの代わりに、猿、きじ、犬をお供にして、世界を旅します。
ついに、サンタさんのいる国にたどり着いた桃太郎達。
サンタさんに会うと、サンタさんは桃太郎にこういいました。
「桃太郎、良く来たね。良かったら、私の仕事を手伝って、桃太郎サンタになってくれないかね?」
桃太郎は、ぜひ、手伝わせて下さい!と言いました。
桃太郎はこうして、桃太郎サンタとなり、クリスマスイブには、世界中の子供達にプレゼントを配っています。猿ときじ、犬も一緒です。
あなたのところに、クリスマスプレゼントが届いたら、それは桃太郎サンタが運んでくれたプレゼントかもしれません。
明日が良い日になりますように。
おやすみなさい。いい夢みてね。