過去の時空列
この世の中が周り続けるには欲が必要であり、必然的に欲が支配することになるだろう。
この言葉は2021年にある男が放った言葉である。
この言葉を放った男の名は田辺弥栄人類思想学者である。
その年から欲力という(発覚してから付けられたあだ名である)ものが溢れる世界になっていった。
ここでわかっていることを教えよう。欲力とはその者が欲しいと思う物に作用する。例えば魔法が使いたいだと、欲力は火欲、土欲、水欲、風欲、これらを魔法欲とし、こうした魔法欲を持った人は多くこれらの欲力になる可能性は高かった。それは長年地球の人間が魔法にあこがれていたからだろう
また、欲力はいくつか所持できるがその分、欲しいと思う考えが分散してしまうことになり力が弱まる傾向にある。もちろん例外はいるようだ。
2023年
様々な人間が欲力に目覚め始め、国を管理する側も忙しくなる
2025年
支配欲が強い男が国のトップになり始める
どうやら欲力には遺伝性があるようだ。さらに、年寄りには欲がなくなっていく人もおり、だんだんと力が弱まっていく傾向にある
2028年
第1世界欲戦争が起こり、世界的に大打撃をうける
2030年
どうやら、魔法欲には派生があり雷欲、氷欲、闇欲、光欲、など現在でも確認されていない可能性が高いものが存在するようだ
2033年
支配欲が強い国の悪政により反発で欲力による犯罪が起き始める
2034年
欲力による犯罪防止のための組織WGPが設立され世界的な平和に傾く
2037年
悪の組織、グラマルフォーゼが設立される
2039年
グラマルフォーゼの策略により第2世界欲戦争が起こる
2040年
グラマルフォーゼの策略によりWGPが打撃を受けるが英雄川西、英雄ターナペ、英雄グランダム、英雄エキサイ、によってグラマルフォーゼも壊滅的ダメージを受け、第2世界欲戦争終結
2042年
国のトップが集まり世界協力欲圧法が結ばれ、欲を抑える考えが生まれ始めるが欲を抑え過ぎると欲力を失うので周りから反感を買う
2044年
歴史的大罪人
ダラ・ドリアが生まれる
2046年
第3世界欲戦争が起こる
2052年
第3世界欲戦争終結
2054年
ダラ・ドリアにより家族と欲力警官《Grredpolice》民間人を含む18人を殺害され、その後すぐにダラ・ドリアはグラマルフォーゼに所属する
2055年
英雄欲と言う欲力をもつ少年が世界で初めて観測される。
2056年
グラマルフォーゼによる活動が活発し始める
2057年
ダラ・ドリアがグラマルフォーゼの幹部になる
2058年
ダラ・ドリアと英雄欲所持者カンナリーが対決するも両者痛み分けになる
ダラ・ドリアや他の幹部により各地の監獄が襲撃され投獄されていた者たちが解き放たれる
2059年
WGPが世界中の戦力を収集する
ダラ・ドリアがグラマルフォーゼのボスを殺し自らがボスに成り代わる
2060年
グラマルフォーゼは内通者により崩壊、幹部のほとんどが死亡しダラ・ドリアも行方が途絶える
2061年
世界は平和になりつつある。
2062年
カンナリーに子供が生まれ世界中が祝福する。
2064年
平和な時間は短いものだ、ダラ・ドリアが再び組織を作る。組織名はグリフィア
2065年
ある事件が起きる。幼い子の脳を開発し思い通りの欲力を手に入れる実験が研究者の両親によって子供に行われ、その少年は、、、この時から悲劇は始まる
2066年
少年Xがダラ・ドリアによって保護される
2070年
欲が渦巻く世の中で皆が絶望に落とされる。
英雄カンナリー死亡
2072年
WGPの支部が爆撃される
2073年
オセアニア大陸沈没
2074年
英雄達が立ち上がる
ダラ・ドリア討伐成功
2076年
グリフィアのボス少年Xにより、世界中に宣戦布告
2080年
カンナリーの子供と少年Xが対決し両者死亡
それから今日まで平和が続いているが、平和な時間はあっという間にすぎる、果たしていつまで平和でいられるか、、、、
僕はこの本をそう締めくくり、学校の欲教育に使えるかな?と考えながら過去のことを思考していた。
著者田辺真紀 2082年12月13日
それから時は流れ2085年9月ある子どもが生まれる