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異世界転生Sランク越えて神になる

活動報告に張り付けた内容です。


2018/7/1 【思いつきネタ】異世界転生Sランク越えて神になる


最近のハイファンタジーではSが沢山つくタイトルが多いなーと思いまして。究極行きつくところは、神だろうと勝手に想像しました。


要するに、S×∞ < 神


では神さまって何でしょうか?

他人の願いを叶える力を持っているのが神だと思っています。願いを叶えない系だと創造神とかでしょうか。どちらにしても絶対的な力を持った存在だと思っています。



【あらすじ】

俺はしがいない50手前のサラリーマンだ。

唯一自慢できることは、地元ではそこそこ有名な優良企業の課長を務めていることぐらいだ。学生時代も平凡、会社に入り、結婚した時まではよかった。妻とは10年連れ添ったが、好きな男ができたからと離婚届を置いて出て行った。


そんな冴えない俺にも転機がやってきた。

神の手違いにより、死んだのだ。


これはチャンスだ。生まれ変わって誰もが羨む人生を手にして見せる。




******


 俺は日本ではいてもいなくてもいいような存在だ。

 小学、中学、高校、大学と特にこれといった成績も残さず、人を惹きつけるような才能もない。三流の大学を出て、地方では有名な優良企業に勤めて、40代前には課長になった。20代の頃合コンでい知り合った彼女との結婚は失敗し、50手前の今は狭いアパートに一人暮らしだ。


 そんな俺にも転機がやってきたのだろう。

 目の前に土下座する女神を冷めた目で見降ろした。


「すみません、わたしの手違いで」

「へえ。神さまの手違いってことは、異世界転生たっぷりチート付きがお約束だろう?」


 そう、賠償など保険と一緒だ。チートがどれだけつくかで、俺の次の人生が決まる。


「異世界転生をお望みで?」


 女神は不思議そうに首を傾げた。どうやらこの女神、契約内容を知らないらしい。若干いらいらしながら、説明してやった。


「えええ! そんなことになっていたんですか。はー。地球ってすごいですね。尊敬します」


 その言葉に嫌な予感がした。嫌な予感ほど無視していいわけないのに、俺はいつもと違う状況に条件を引き出すことだけに集中してしまっていた。


「いいですよ、いいですよ。わたしは実はこの世界の神ではなく、隣の隣のさらに奥にある世界の横を曲がった先にある世界の神なんですが、そこでよければいくらでもご要望にお応えしましょう!」


 すごく不安になった。なんだ、隣の隣のさらに奥の世界って。異世界があるのだから、世界は死ぬほど沢山あるだろうとは思っていたが、想像と違う。


「別の異世界がいい」

「ちょっとそれは無理でして。わたしは神ランクFなんです。つまり神の中でも底辺の中の底辺なのです。とてもじゃないですが、知り合いにSランクやAランクの神はいません」


 なんだそりゃ。


 俺は思いっきりひきつった。目の前にいるほやっとした女神は悪びれることなくさらに付け加えた。


「今、創った世界が行き詰りまして、こうして研修にやってきたのです。ちょっと不注意であなたを瀕死の状態にするという不幸な事故を起こしてしまいましたが」

「神にもランクがあるのか?」


 理解できずに眉を寄せる。


「うーん。知りませんでしたか? 世の中すべてランクなんですよ。つまりですね、簡単に説明しますと、貴方が超ド級のSランクを欲するということは、この世界では大富豪になる程度かもしれませんが、わたしの世界ではそのレベルを持つだけで神です」


 神は神でもわたしは世界の創造を失敗したのだと、恥ずかしげもなくにっこりと笑う。この笑みを見て、頭を抱えた。


「貴方に与えられる選択肢は3つです。この世界に残って残りの人生を送る」

「この世界に残れるのか?」

「ええ。全身まひで寝たきりですが、保険がおりますので一生安泰です。心配なのは親族が金の亡者にならないかなというところぐらいですね」

「却下」


 俺はすぐさまその選択肢を外した。


「では次です。わたしの世界で平凡に転生して普通の村人として暮らす」

「メリットを感じない。チートはないのか?」

「チートですか?」


 女神は首を傾げた。


「村人なので、開運チートなどどうでしょう?」

「開運チート?」

「ええ。骨折などの大けがをするような場面でも顔面強打するだけで大丈夫とか」

「いらん。次」


 女神は仕方がありませんねとため息を付いた。


「最後は神の力を得て、神になることです」

「……その場合、お前はどうなるんだ?」

「え? わたしの心配をしてくれるんですか? 嬉しいですねー。わたしはほら、底辺神なのでどちらにしろこんな重大事故を引き起こしたことで再教育です。再教育後は戻るところがなくなるので、誰かの世界のパシリになります」


 あまりにも切ない未来に思わず息を飲んだ。神なのにそれでいいのか?


「まあ、気にしないでください。どうにでもなります。貴方は自分のことだけを心配していればいいです。ほら、神になって何をしたいですか? 神と言ってもこの世界の基準からしたらSSランクぐらいなんですけど」

「そうだな」


 ふとラノベを思い出した。異世界転生と言えば、沢山の女性に囲まれてのハーレムだ。俺はロリコンではないから、20代以下は排除だ。それに種族を超えた場合、エルフのように寿命が長いだろうから、漏れをなくすためにも成人女性とのハーレムを希望したい。


「おお、欲望駄々洩れですね。でも、大丈夫です。そのくらいなら神になればやりたい放題です。しかも、神の力を使って望みを叶えてやれば、尊敬のまなざしで見られること間違いなしです!」


 自信満々に言い切られたので俺は神になることを了承した。

 もちろん転生だから、とてつもなく背の高いイケメンにしてもらう。神だから、輝くほどの金髪に金の瞳にした。違和感バリバリだが、これもハーレムのためだ。女だって冴えないおっさんよりはイケメンに抱かれたいだろう。


「では、わたしの世界をよろしくお願いしますね」

「ああ、引き受けた」






 あの時の自分を殴ってやりたい。

 一番初めの嫌な予感を無視した俺に忠告したい。


 ハーレム、クソくらえだ!


「神さま、ありがたや~」

「本当に素敵なお方。 あと3年ほど寿命が延びる気がします」


 そういって俺の周りに侍るのは、熟女を通り越した老女だ。皆敬虔な信者だ。

 そう、神に会えるような存在は敬虔な信者だけ。欲望溢れる若いぷりぷりの体を持った信者などいるわけがない。これがもっとランクの高い神になると、人間界で実体をとることも可能らしい。


 異世界転生をしようとしている奴、気をつけろ。神にもランクがある。






このお話を育てるにあたって変更してはいけない点は以下となります。


1.Fランクの神によって事故により瀕死になる

2.瀕死の男は自分が人生の負け組だと思い込んでいる50代のサラリーマン。

3.胸糞展開不可


ハイファンタジーになりそうです。

活動報告を見てもらうとわかるのですが、ロリババアにしてもいいし、幼女を好みの女性に育てようと計画して、普通に父親としての心に芽生えて嫁に出してもいいです。それとも世界から作り直すと、破壊をするために魔王を作ってもいいです。



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