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錦糸町の昼と夜

作者: 水嶋穂太郎

 一ヶ月くらい前に書いたやつですね。

 見たまんま、そのまんまの……なんだ、感想?


 iPadのメモ帳で『改行も空白もなく』ただひたすらだらだらーっと書いたものを、家に帰ってから強引にぽちぽちしただけなので、変なところも多いかも?


『らしくない』って自覚はあるよ。



 昼に見た錦糸町といま見ている錦糸町は、同じはずなのにまったく違う。

 秋葉原での会食を終えた帰り道で、俺はふと感じた。

 約半年ぶりとはいえ、総武線快速電車から総武線各駅停車に乗り換えるたびに、何度となくこの光景を見てきたはずだ。

 電車を待つ最前列から見る昼の錦糸町は、ごちゃごちゃとしていた。邪魔なものが多い? 動くものがいっぱい? まぶしい? うるさい? とにかく情報量が尋常ではなかった。

 だがいまはどうだ。

 天井からぶら下がる蛍光色のアナログ時計は、午後八時を過ぎている。昼はあれだけ混雑、そうか、混雑というのか、あのごちゃごちゃとした感じは……。そう、混雑していた景色などどこにもない。あるのは、余分なものを黒く塗りつぶしたものだ。

 夜景と呼ぶには響きが美しすぎてふさわしくないな。殺風景と呼ぶほどでもない。この場合は適切な語彙よりも表現を求められるのだろう。はて、なにかいいものはないか……。駄目だ、思いつかない。

 すこし考えかたを変えてみる。

 昼の光景を不快に感じたのは確かだ。それはなぜか……いや、もっと簡単にしよう。なにが嫌だったのか。

 動く人間。

 太陽光を反射する光。

 雑踏のざわざわとした音。

 ……視覚と聴覚に負荷がかかっていたようだ。動く人間は、街灯の頼りない光量でほとんど見えなくなっている。月光は反射するほど光を放たないようで、すばらしい。日曜日も終わりに近い時刻となると、出歩く人間もそういないようだ。

 強いて挙げるならば、ビルの側面やら上面から迫り出す看板が野暮ったい。せっかくの黒く静かで美しい夜に、昼を持ち込むような眼に差し込む光はよくない。下卑ている。無粋だ。

 やはり夜はいい。

 各駅電車に乗るときと降りるときに眺める光景から目を離し、快速電車の乗り口につながる地下階段を下る。地下廊下を歩く。地下階段を上って地上に出る。目の前に現れるのは、横幅の広いビル。景色もへったくれもない。妙な感情にゆらされないことをよしとするか、悪しとするか、そこまでは考えていない。

 久々に、いつものように、帰りの快速電車を待つ。

 やってきた。ゆっくりと減速して停車。乗車口が開く。乗る。空いている席を探す。ああ、いつもどおりだ……。


 いつもどおり、空いている席の下には、飲み終わった空き缶がいくつも散乱していた。


『ヒューマンドラマ』か『純文学』で悩んだんですけど、これならヒューマンドラマですかね?

 いや、おれ完全な理系でして、活字にも縁がなくて、書き始めたのと読み始めたのが2013年の終わりくらいからなんすよ。まだまだぜんぜんわからんぷい。



 似たようなもので、よろしければこちらもどうぞ。

 街について語っている自著になります。

 街シリーズでも立ち上げますか? 色んな場所に行ってみたいですね。


 ※『なろう』のなかで書かれた作品であり、かつ自著であれば『URL可』とのことです。


 題名:(自分の住む街の魅力を伝えよう!) 稲毛という街の魅力について

 https://ncode.syosetu.com/n1677eo/


 ではでは。

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