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第二章~転生するのか!?マジで行くのか!?~

「異世界へ転生?」

俺はその言葉に、耳を疑った。

異世界。アニメや漫画などでしか耳にしない言葉。

「異世界ってあの異世界?」

「おそらくあなたが想像しているような、ところだと思います。」

そして女神は続けて言ってきた。

「3つ目の選択肢、異世界は魔術が使えます。魔術について説明はありますか?」

大体想像がついていたが、変なかんじだったらきっと後悔すると思ったので聞くことにした。

「あまり分からないので、お願いします。」

そして女神は淡々と、説明していった。

「魔術というものは、先ほど私が使った⦅月の光よ 我が元を 照らしたまえ⦆も魔術の一つにすぎません。魔術を簡単にいうと、ルーンを唱えます。そしたら魔方陣や結界が張られます、これが魔術です。分かりましたか?」

う~ん。なるほど、さっぱりわからん。

多分だがルーンというものは呪文のことだろう。でも、異世界素人の俺が仮に行ったとして、いきなり魔術が使えるわけがない。だから異世界には行かない。そして女神様には悪いが、はっきり言って異世界にあまり興味がない。だから、

「女神様、ここまで詳しく説明してくれるところ、大変言いにくいのですが・・・」

俺の気持ちを読んだのか、

「異世界にはさほど興味がないので、2つ目のもう一度生まれ変わって人生を送るを希望する。そういうことですか?」

「ご名答でございます。」

俺はてっきりすぐに生まれ変われるものかと思っていたが、期待は的外れらしい。

「あなたは強制的に、異世界へ転生ですよ。」

「え!?」

「柳田ユウキさん、あなたが思っている死因は何ですか?」

「トラックに轢かれて死んだ・・・違うんですですか?」

俺はずっとトラックに轢かれて死んだと思っていたが、どうやら違うらしい。

「はぁ、あなたの死因を教えて差し上げます。」

続けて言った。

「あなたはトラックに轢かれてなんかいません。」

「はぁ!?じゃあ俺の死因は何なのですか?」

謎だ謎すぎる。

「あなたはトラックに轢かれたと勘違いした、ただのショック死です。」

何~~~~~~!?

そしてバカにするかのようにクスクスと笑いながら言ってくる。

「あなたはトラックに轢かれたと勘違いし、ショック死をおこし警察、救急隊、交通規制などの大人数を巻き込みさらには、トラックを運転していた運転手さんにも、自動車運転過失致死傷罪の疑いをかけられ、超大迷惑なことをしたので私が天罰として、あなたの顔に鳥の糞を落とさせました。と、いう事であなたはその責任を取ってもらうために、強制的に異世界へ転生してもらいます。」

なんてことだ。俺の思っていたこととは、全く違うじゃないか!っていうか俺の死に際に、何やってんだよ!そしてようやく分かった。顔に冷たいものが顔についたのは、鳥の糞だったのか!この女神、申し訳ないがとても殴りたい。

そんな俺の気を知れないクソ女神が、

「あまり心配しなくても大丈夫ですよ。異世界に行って、不便なことがあったなら⦅プレゼント テレポート⦆と言ってみてください。その時のあなたに必要なものが一つだけ天界から届きます。例えばどの魔術も無効化する呪文や最強の錬金術の呪文などもなんだって差し上げます。」

だからといって行ってたまるか。

「でも俺は異世界へ転生はしません。」

「いいえ、するのです。」

「しません。」

「女神としての命令です。」

「絶対にしません。」

「ならば強制転生致します。」

そう言って俺の足元に魔方陣が張られる。不思議なことに足が固まって全く動かない。

「俺はいかないぞ!」

と言っているすきにルーンを唱えられてしまった。

「パールリフェクト!」

そう叫ぶと俺の足元に光の輪が現れ、上に向かって勢いよく伸びていった。それと同時に体が足から消えていく。

「俺は、異世界なんかいかないぞー!」

俺の体は完全に消えた。途中経過を聞きに、お使いのものが来るそうだ。さすがは腐っても女神だな。


これからどうなるんだと疑問に思いながら、半分不安に思いながらも転生場所へ光とともに連れていかれた・・・




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