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エピローグ
私の物語は終わりから始まる
いつからだっただろうか
何か証拠となるものはなかった
でも、一応は近くにいるからかなんとなく気づいてしまった
確信になった時には、まだ悲しいって思えていたのかもしれない
なんで?って思えていたのかもしれない
でも、今は全てがどうでも良いというか
悲しいというより虚しい
悔しいというより仕方がないかって
辛いというより...諦めなのかな
昔彼は確かに言った
「いつか二人で家庭を持ったら、おれどれだけ幸せになってるんだろうな?」
私と彼が見たその夢は
私の隣にはまだ彼がいる夢だけど
きっと彼は他の別の誰かとの夢に変わっているだろう
〜いつかあなたに花束を〜