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prologue
それは まるで、
たっぷりと水を含んだ水彩絵の具を
静かに垂らしたような
どこまでも どこまでも 透き通った
どこか哀しげで、優しい表情をした
甘い 甘い 響く雨音に浮かぶ
淡く、淡く、
碧い光に包まれた月が、
遠く、遥か彼方
燦然と輝く星々を散りばめた
深く染まる 青藍の空から
__僕等の森を、静かに照らしていた。
「…綺麗な月だ__。」
誰にも気付かれないように と
僕が静かに そう呟くと、
閉じた瞼の向こうで
__君は 照れ臭そうに笑った。
それは まるで、
たっぷりと水を含んだ水彩絵の具を
静かに垂らしたような
どこまでも どこまでも 透き通った
どこか哀しげで、優しい表情をした
甘い 甘い 響く雨音に浮かぶ
淡く、淡く、
碧い光に包まれた月が、
遠く、遥か彼方
燦然と輝く星々を散りばめた
深く染まる 青藍の空から
__僕等の森を、静かに照らしていた。
「…綺麗な月だ__。」
誰にも気付かれないように と
僕が静かに そう呟くと、
閉じた瞼の向こうで
__君は 照れ臭そうに笑った。