最終話「小説家になろう」での連載終了のお知らせ
「有働の野郎…世界70億人を救う前に去っちまったな」
誉田は、雲ひとつない青空に向かってショートホープの煙を吐き出した。
「誉田。有働からの置手紙って、たったこれ一枚か?」
権堂が、誉田から受け取った紙をヒラヒラさせる。
「ああ。にしても汚ねぇ字だな。俺は読めなかったぜ。つぅかよ、それを一番最初に読むのはお前が良いんじゃないかと思ってな」
「てめぇらしくもねぇ。気を遣いやがって。…ああ、でも確かに汚い字だ。ん…いや、だがメンツにかけても読んでみせるぜ…なになに…」
◆
権堂さん、誉田さん、読者のみんなへ
第一章「偽善学園編」
第二章「偽善処刑編」
第三章「偽善爆発編」
第四章「偽善復讐編」
最終章「偽善完結編」
と、俺の物語を掲載するつもりでしたが、第四章および第五章を掲載するにあたり「ノンストレスで、自由に表現する」という条件を優先するため「小説家になろう」以外の場所での連載をすることが決定しました。
よって、この場所での連載はこれにて終了とします。
これまで読んで下さった皆様、本当にありがとうございます。第一章だけ置き土産として遺しておきます。
童貞は筆卸が済んでから、ガキどもはオトナになってから再会しましょう。
俺は気に入らないヤツはぶち殺す。
てめぇらも周囲の気に入らないヤツはぶっ飛ばせ。いいな?今日まで一緒に戦ってくれてありがとう。明日からはお前が「偽善者」だ。
じゃあな。
◆
「なんだぁ?そりゃ」
誉田は短くなったショートホープを弾き飛ばした。
「さぁな。どこまでも身勝手なやつだ」
権堂も鼻を膨らます。
「んじゃ、俺たちも行くか」
「だな。あいつだけじゃ話も回らねぇだろうからな」
権堂と誉田は拳をぶつけあって、深夜の渦に消えていった。
「カクヨム」にて続きを掲載中。読みたい方のみそこで読んで下さい。