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のんびりした感じの小説

おれおれ詐欺

作者: オリンポス

「もしもし、孝之?

 ねえ、覚えてる? わたし元カノの恵美だよ」


 なんだって?

 俺の手はわなないた。

 なんだって、あいつから電話がかかってくるんだ。


「ねえ、聞いてる?」


「あ、ああ。聞いてるぞ」


「あのね、自動車事故に遭ったんだけどね。保険が適用外で……」


「金のことか?」


「お願い、なんとか工面できない?」


「それは構わないけどよ、恵美」

 俺は相手に対し、毅然と言い放った。

「せめて女の声で電話してくれないか? いくら俺でも、性別が違ってんじゃあだまされねーぞ」


 俺がキッパリと突っ撥ねたので、男は黙って、電話を切ってしまった。

 まさか元同級生のアイツから電話がかかってくるとは思わなかった。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  ここで性別誤認とは思わなかったです! 詐欺師がおバカ過ぎる(笑) [一言]  こんばんは、短いですが感想を残していきます!  この男はいったいどんな心理で主人公に電話をしたのか、非常に気…
[一言] なんて間抜けなオレオレ詐欺。いくらなんでも、それはないでしょうに。 小説ならではのオチです(⌒-⌒)
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