ずっとお前が好きだった
「なら、もう俺たち別れよう!」
「わかったわよ!もう知らない!」
彼女は僕の目の前から姿を消した…
1週間後、俺の友達と、元彼女がいた。
なぜか、すこし苛立った。
仲良くしゃべっていたと思ったら、友達が何かを彼女へ渡した。
それは指輪だった。
だが、彼女はそれを受け取らなかった。
そして、彼女は何かを彼に言い、どこかへいった。
俺は彼の元にいって、
「今なに話してたんだ?」
「なにって、普通に喋ってただけだよ」
「じゃあ、その指輪はなんだよ」
「あ?これか?これは彼女に渡すものだけど?」
「ふざけてんのか!?」
「ふざけてなんかないさ、なに?怒ってんの?」
「怒ってなんてねぇよ!」
「怒ってんじゃん……なに?俺の彼女に手だすなってか?」
「……!」
「あ、間違えた、元だったね~」
「いい加減にしろ!」
ドカッ!
ついつい、手を出してしまった……その後殴りあいになり、二人ともボロボロになるまでやった……
もう無理そうだったので、家に帰った……
ガチャッ
「クッ…………もう、どうにでもなれ!!」
俺はそのあとのことはよく覚えていないが、朝目覚めると、家がグチャグチャに荒れていた。
そして、家にいるのが嫌になってきて、友達と、車でショッビングモールへいった。
駐車場に着くと、一台の車が、目にとまった。
よく見てみると、彼女と、昨日の彼が乗っていた。
楽しそうにしゃべっていた。
また、苛立った。
友達に無理いって帰ってきた。
そのあと、また暴れたのだろう。
昨日の朝より荒れている。
今度は、一人で商店街でぶらぶらしてい、。
すると、友達から電話がかかってきた。
「もしもし、どした?」
『おい、聞こえてるか?……落ち着いて聞いてくれ……。彼女が、運ばれた……』
「っ……!!」
『彼女はもともと病気を持っていたらしい…。で、今手術しつに運ばれるらしいんだ…。彼女の手術は、成功確率が5パー以下らしい……。早くいけ!会えるのは最後かもしれないぞ!』
「ぁ、わ、わかった!ありがとう!」
プツッ
俺は走った。彼女が運ばれた病院めがけて走った。とにかく走った。
俺がついたときには、もう、運ばれていた。
そして、部屋の前にはあのときの彼がいた。
すると彼が、
「ごめん…」
「なにが!!?」
「俺ずっと嘘ついてた…まさか、こんなことになるなんて…」
というと、俺の手に何かを置いた。
それは、指輪だった。
俺の名前と、彼女の名前が彫られていた。
俺は泣いた泣き崩れた。
そう、彼女は別れたあとも、ずっと俺のことを好きでいてくれたんだ。
「グアァァァ……!クッ…アッ……ウゥ……。ごめんな……俺もずっとお前が好きだった……」
そのとき、手術室の扉があいた。
彼女は寝ているようだった。
天使のような寝顔だった。
彼女の頬には、一粒の涙が溢れていた