ミッチー災難
俺、宅間はるき、ワークの問題に睨みつけてたら、
ミッチーが急に「ん、トイレ行く」って小さく言って、
そそくさと部屋を出てった。
……まあ、いつものことだよな。
お腹弱い系男子の定番行動。10分ぐらい経って、ミッチーが戻ってきた。
顔がちょっと赤くて、
「ふぅ……」って息吐きながら座布団に座る。
その瞬間、増尾がベッドから身を乗り出して、
ニヤニヤしながら
「ウンコ? なあウンコ?」
って聞いてきた。……いるよな。
友達がトイレ行ったら、
「ウンコ?」「ションベン?」
って必ず聞く奴。
しかも10分もかかってんだから、
ウンコに決まってんだろ!
誰がそんなに長くションベンすんだよ!俺が心の中で「バカかお前」って思ってたら、
ミッチーがサラッと
「そうだよ、ウンコだよ。悪い!?」
って返した。
……マジかよ。
ミッチー、意外と開き直り早いな。俺、思わず
「おい増尾、デリカシーねえなあ!
高校生にもなってウンコで喜ぶなよ!」
ってツッコんだら、
増尾が
「だはははははははは!」
って腹抱えて大笑い。
もう完全に小学生の笑いのツボじゃん。
「ウンコ」って単語だけでこんなに爆笑できるとか、
成長してねえなこいつ……。
てか、よく考えたら今回のウンコの原因、
増尾の氷盛り盛り麦茶だろ!
お前がミッチーのコップに氷ザカザカ入れてキンキンに冷やしたせいだぞ!
冷たすぎて腸がビビったんだよ!
責任取れよ増尾!!ミッチーはもう顔真っ赤にして、
「あーあー! うるさーい!」
って耳塞ぐみたいに両手で頭抱えて、
ワークに集中しようとしてる。
可愛い顔が今めっちゃ困り顔で、
そばかすが余計に目立ってる……。俺も我慢できなくて、
「もう集中しようぜ、終わんねえよ!」
って言ったら、
増尾が急にキリッとした顔になって、
「おう」
って一言だけ言ってワークに戻った。
……カッコつけんなよ!
今さら真面目ぶるな!
お前がウンコで爆笑した張本人だろ!部屋の中が一瞬静かになって、
クーラーの音とペンのカサカサだけが響く。
俺も渋々ワークに目を戻したけど、
頭の中ではまだ「ウンコだよ。悪い!?」がエンドレスリピート中。
……この3人で宿題するの、
マジで集中力の敵だわ。
次回をお楽しみに!
毎日朝8:00新エピソード投稿。




