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色男、沢田

俺、宅間はるき、次の日学校行ったら、

朝からなんか空気がピリピリしてた。

チャイム鳴って1時間目の授業始まる直前、

グラウンドからまた「キャー!!」って悲鳴。

丹波先生が窓から覗いて、

「また来たか! 魔法少年たち、頼む!!」

って即座に叫んだ。

クラス中が一斉に俺ら4人を見て、

「宅間! 増尾! 百崎! 沢田! 行けー!!」

って声援。

俺ら、昨日と同じく教室飛び出して、

階段ダッシュ(また息切れしそう)、

グラウンドに飛び出して変身!!

ノースリーブ夏用魔法少年衣装にキラキラチェンジ。


……見てみたら、沢田がスネと太ももツルツルにしてきてる!!

昨日の喫茶店で「今日はスネ全部剃るよ」って言ってたけど、

太ももまで完璧に仕上げてきてる。

ノースリーブで腕上げたら、

脇はまだナチュラルのままだけど、

脚はピカピカの美脚!!

女子たちの黄色い声援が

「沢田くん脚キレイ〜!!」

「脚ツルツル〜!!」

「カッコいい〜!!」

って、グラウンドが埋め尽くされるレベル。

沢田の白ビーム、

ムダ毛処理効果で昨日より明らかに太くて速い!!

俺のピンク、増尾の緑、ミッチーの青と合わせて、

4方向からクアッドビーム!!

バケモノの体がビリビリ震えて、

「グオオ……!」って煙になって消えた。


……すんなり撃破!!クラスメイトから大歓声!!

「やったー!!」

「魔法少年チーム最強!!」

「沢田くん美脚すぎる〜!!」

女子たちが

「沢田くん、脚ツルツルでステキ〜!」

「美脚なのに脇はワイルドでカッコいい!!」

ってキャーキャー。


……は?俺、息切らしながら沢田の脇をガン見。

ナチュラルな脇毛が、

ノースリーブから丸見え。

なのに女子たちの声援が沢田に集中してる。

「沢田くん、脚キレイなのに脇ワイルドでギャップ萌え〜!」

「清潔感と男らしさのバランス完璧!!」

って……。

俺ら3人、脇まで必死こいてツルツルにしたのに、

沢田のナチュラル脇のほうが

「カッコいい」「ワイルド」って褒められてる!!

君たちが言ったんだよ!?

ノースリーブ着るときは脇毛剃れって!!

増尾もミッチーも、

昨日夜にジョリジョリして、

「これでパワーアップ!」って喜んでたのに……。


増尾が俺の肩をポンって叩いて、

「宅間……俺ら、脇剃りすぎたんじゃね?」

ってボソッ。

ミッチーが

「でも……沢田くん、脚だけでもすごい効果だったよね……」

って優しくフォロー入れてるけど、

目がちょっと虚ろ。

沢田はメガネをクイッと直して、

「ふむ……脚の処理でこれだけ威力上がるなら、

次は脇も実験してみる価値があるな」

ってメモ帳に書き込んでる。

……お前、研究モード全開かよ!!俺、地面にへたり込んで、

心の中で

「もう俺はわからない……

カッコよさとは何なのか、

清潔感とは何なのか、

美しさとは何なのか……」

って呟いた。

女子たちの基準、

俺らには理解不能すぎる。

脇ツルツルで必死こいた俺らより、

脚ツルツル+脇ワイルドの沢田のほうが

「カッコいい」って……。

魔法少年チーム、

強くなったけど、

俺らの心はボロボロだ……。


次回をお楽しみに!


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