新メンバーの歓迎会
俺、宅間はるき、バケモノを倒したあと、
ミッチーはまだフラフラだったから、
増尾が「俺が運ぶ」って言って、
ミッチーをおぶって保健室まで連れてった。
俺と沢田はクラスメイトに囲まれながら
「すげえ!」「魔法少年4人目キター!」
って騒がれて、
丹波先生が「よくやったな……」って肩ポンって叩いてくれた。
でも俺の頭の中は
「ミッチー、大丈夫かな……」
でいっぱい。
保健室の先生が「打撲と擦過傷だけど、安静にすれば大丈夫」
って言ってくれたから、
ようやくホッとした。
放課後、ミッチーが回復して歩けるようになったところで、
「新メンバーを歓迎しようぜ」って増尾が提案。
学校の近くにある喫茶店へ。
俺、来たことなかったけど、
木の温かみのある内装にレトロなランプ、
BGMがジャズっぽくて雰囲気いいな……。
窓際の4人席に座って、
俺と沢田はアイスコーヒー、
増尾はクリームソーダ(チェリー付きで派手)、
ミッチーはホットココア(マシュマロ乗せ)注文。
飲み物が来て、ストローでかき混ぜながら、
本題に入った。
俺が「沢田、ムダ毛処理でパワーアップするって話、信じてくれる?」
って切り出したら、
沢田はメガネの奥で目を細めて、
「んーむ、ムダ毛処理で魔法の威力増加か……面白いな」
って顎に手を当ててる。
なんか研究者みたいな顔してる。
増尾がクリームソーダのチェリーをフォークで突きながら、
「そうなんだよ。だからさ、めんどくせえけど、
とりあえず今晩スネだけでも剃ってきてくれねえか。
女子たちもうるせえし」
ってボソッと言った。沢田はポケットから小さいメモ帳出して、
何かを熱心に書き込みながら、
「わかった、そうするよ。
本当は研究のために片方のスネだけとか、
少しずつ剃る範囲を増やして効果を毎回確かめたいけど、
バケモノに倒されたら意味がないからね。
とにかく今日はスネ毛を全部剃るよ」
って真顔で言った。
……研究!?
俺ら、命賭けで戦ってるのに、
沢田はもう「実験対象」として捉えてるのかよ……。
ミッチーがホットココアを飲んで、
「沢田くん、ありがとう……。
俺も最初は恥ずかしかったけど、
今はみんなでツルツルで戦えるのが嬉しいよ」
って優しく微笑んでる。
増尾が「はあ……俺も今夜脇再チェックしとくわ」
ってため息混じりでクリームソーダ飲んでる。俺、アイスコーヒーを一口飲んで、
「まあ……沢田が入ってチーム強くなったし、
これからもよろしくな」
って言ったら、
沢田がメモ帳閉じて
「こちらこそ。
データ収集が楽しみだ」
ってニコッと笑った。
……楽しみって、ムダ毛処理のデータかよ!!喫茶店を出て夕陽が沈む中、
4人でチャリ並べて帰る道すがら、
俺は心の中で
「次バケモノ来たら、沢田の白ビームも加わって最強だぜ……。
でも、沢田のスネ毛ツルツルで変身したら、
女子の声援がまた爆発しそうで怖い……」
って思った。
魔法少年チーム、
ついに4人になったけど、
これからムダ毛処理の研究が始まるのか……?
俺ら、戦うより剃るほうが大変になりそう。
次回をお楽しみに!
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