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パワーアップした魔法少年たち

俺、宅間はるき!

バドミントン部の平凡な高校1年生さ!


丹波先生の数学の授業中、

黒板に数式をガリガリ書いてる最中だった。

先生が


「ここ、因数分解のポイントは……」


って説明してるのに、

急にグラウンドの方から


「キャー!!」

「何あれ!?」


って叫び声が響いてきた。

クラス中が一瞬静まり返って、

丹波先生が「ん?」って顔を上げて、

廊下に出て窓からグラウンドを覗いた。


そしたら先生、急に目を見開いて、


「バケモノが現れた! 魔法少年たち、頼む!!」


ってデカい声で叫んだ。


……魔法少年たち……!?


クラスメイトたちが一斉に俺らの方を向いて、


「宅間、増尾、百崎、任せた!!」

「3人ともバケモノ倒して!!」

「がんばれー!!」


って、拍手と声援が沸き起こった。

アホの宇佐美ですら、


「宅間! ツルツル脇でやっつけろ!!」


って煽り混じりで応援してる。

女子たちは


「宅間くん、ノースリーブでカッコいいよ〜!」

「美脚パワーで一撃だよ!!」


ってキャーキャー。

俺、胸が熱くなって、

涙腺が緩みそうになった。


今までたいして応援してくれないどころか、

スネ毛とか太もも毛とか脇毛とかばっかり注目してバカにしてたぐらいだったのに、

ホントは俺らの頑張り、ちゃんとわかってくれてたんだ……!

魔法少女……じゃなくて魔法少年なんだ!

俺たち、クラス公認のヒーローなんだ!!


増尾が立ち上がって、


「よし行くぞ! 宅間、ミッチー!」


って声を上げた。

俺も即座に


「ああ、やってやるぜ!!」


って返事して、

ミッチーが


「うん、行こう!!」


って可愛い声で叫んで、

3人で教室を飛び出した。

丹波先生が


「気をつけろよ!!」


って背中に向かって叫んでるのが聞こえた。


階段を降りる、降りる、降りる……。

ハア、ハア、ハア……。

1年生の教室は3階だから、1階まで降りるだけでも息切れするわ……。

バケモノ倒す前に俺らが倒れそう。

心の中で


「飛行の魔法でも使えるようにしてくれよ!!

ノースリーブで脇ツルツルなのに、階段で死ぬとか意味ないだろ!!」


ってボヤきながら、

上靴も履き替えずにグラウンドに飛び出した。


土埃が舞って、俺ら3人、息を切らしながらバケモノの前に躍り出る!!

バケモノは昨日よりデカくて、

赤い目がギラギラ光って、

長い腕をブンブン振り回してる。


クラスメイトたちが窓から


「がんばれー!!」

「魔法少年すげえ!!」


って声援を送ってきてる。

俺ら3人、キラキラ光りだして、

ノースリーブ夏用魔法少年衣装に変身!!


脇ツルツルが太陽に反射してピカピカ。

増尾とミッチーも昨日の晩剃ったみたいで、

完璧にツルツル!!


俺、杖を握りしめて


「これで決めるぜ!!」


って叫んだ。

クラス中が俺らを見守ってる。

今度こそ、

全員に認められた魔法少年として、

バケモノをぶっ飛ばす!!


次回をお楽しみに!

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