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アホ男子、宇佐美じえい

前回のあらすじ:バケモノが現れるが、すんなりと撃破してしまった宅間たち。前回より魔法のビームがパワーアップした理由を考えるが、「スネ毛を剃ったから」という説が濃厚。

俺、宅間はるき!

ドーナツ大好きな普通の高校1年生さ!


持久走とバケモノ退治が終わってヘトヘトになりながらグラウンドから校舎に戻ろうとトボトボ歩いてたら、後ろから独特の


「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」


って下品な笑い声が聞こえてきた。

振り返ったら、案の定、宇佐美じえいがニヤニヤしながらこっちに突進してくる。

周りの男子どもも俺らのスネを指差してゲラゲラ笑ってる。


くそ……、来やがったか。

宇佐美はクラスのアホ男子。

人のことバカにするのが生きがいなのに、

自分がイジられるとすぐキレるタイプ。


今日も予想通り、俺らの前に来て歩調合わせて歩きながら、


「ようお前ら! スネがツルツルで女の子みたいじゃん! カ〜ワイ〜! 」


って両手で頰を押さえてオーバーなジェスチャーしながら煽ってくる。

周りの男子もゲラゲラ大爆笑。


くそ……、このクラスではまだ

「スネ毛=ワイルドでカッコいい」

「毛深いほうが男らしい」

って価値観が男子でも女子でも圧倒的多数派なんだよ!

だから普通の体操服ハーフパンツのときにツルツルスネとか、完全に「女の子みたい」

認定されて恥ずかしいんだよ!!


俺、顔が熱くなって

「くそー……」ってムカムカしてたら、

増尾が横からサッと前に出て、


「うるせえ! お前が1週間パンツ洗わねえの、学校じゅうで有名な話だぞ!」


ってデタラメ言ってカウンター。

宇佐美、顔が一瞬で真っ赤になって、


「そんなわけあるか!

毎日お母さんが洗ってくれてるわ!!」


ってキレて、そのまま校舎に向かってダッシュで逃げてった。


……お母さん洗濯勢を自白するアホさ加減、最高に宇佐美らしい。


俺、思わず

「やったな増尾、ナイス!」

って拳を突き出したら、増尾がドヤ顔で拳突き当ててきた。


ミッチーはちょっと申し訳なさそうに、

「ちょっと可哀想だけどね、

宇佐美くん……」

って呟いてる。


増尾が即座に

「可哀想じゃねえわ!

もっと言ってもよかった!」

って吐き捨てる。


俺も内心「そうだよな……」って全力同意。

あいつに同情する余裕なんてねえよ。


でも、俺はふと現実に戻って、

「でもさ……、

今日太ももツルツルにしたら、

絶対また体育のとき

なんか言われるだろうな……」


ってボソッと言ったら、

増尾が即座に

「もうしょうがねえ!

バケモノをラクに倒すのが最優先だ!」

って拳を握りしめて宣言。


ミッチーも小さく頷いて、

「そうだね、

パワーアップのためだもん」


俺もため息混じりに

「そうだよな……。やっぱり今夜、

俺ら3人は太ももの毛もツルツルにして、

美脚を手に入れるんだ!」


って決意を固めた。校舎の階段登りながら、

俺の頭の中はもう


「父さんのカミソリ、今日も借りるぞ……。シェービングクリーム多めに塗って、

太もも内側から丁寧に……」


って計画でいっぱい。

魔法少女の道、

ここまで来たらもう後戻りできない。

美脚パワーでバケモノを一撃で倒す日が

来るまで、俺らはツルツルに磨きを

かけるしかない……!


次回をお楽しみに!

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