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スネを女子に見せつける宅間たち

あらすじ:クラスメイトの女子たちにスネ毛を指摘されショックを受け、その日の夜に処理した宅間たち。ツルツルのスネを褒められる期待を胸に、体育の授業に臨む。

俺、宅間はるき!

サバの味噌煮大好きな普通の高校1年生さ!


次の日の朝練中、頭の中は完全に

「女子に褒められるシミュレーション」

だった。


「わあ〜宅間くん、スネ毛ちゃんと剃ったんだね! キレイ〜!」

「ツルツルでステキ〜! 早く魔法少女に変身したところが見たいわ〜!」


なんて言われて、

クラス中の女子がキャーキャー言って、

俺が照れながら

「いや、そんな……」って謙遜する展開を、

何度も脳内でリプレイ。


今日も体育の授業があるんだよな。

体操服のハーフパンツ穿くから、

スネがバッチリ見える!

完璧なタイミングだぜ……。


ワクワクが止まらなくて、

シャトル打ちながらニヤニヤしてたら、

先輩に「宅間、集中しろ!」って怒られたけど、まあいいや。

俺のスネは今、輝いてるんだ……!


体育の時間、グラウンドに出て整列までの間、俺、増尾、ミッチーで自然と集まって、

スネを女子たちに見せつけるようにちょっとブラブラ歩いてた。


増尾が「俺のスネ、ツルツルじゃね?」ってドヤ顔で脚上げてくるし、

ミッチーは恥ずかしそうに

「えへへ……剃っちゃった……」

ってはにかんで笑ってる。

俺も負けじと「俺のスネ、鏡で確認したら完璧だったわ」って胸張ってた。


おっ、来た来た!

女子3人組がこっち歩いてくる!

リーダー格のあの子が

俺の脚をチラッと見て、

俺、心の中で「よっしゃ、褒め言葉来い!」って興奮してた。そしたら一言。


「宅間くん、太ももの毛剃ってないでしょ!

スネだけ剃ったってダメだよ、ミニスカート穿くんだから!」


……ガーン!!俺の脳内シミュレーションが一瞬で粉砕された。

太もも……?

太ももまで!?

考えてもみなかった……。

スネ毛を剃るだけじゃ足りないってこと!?

ミニスカート穿くなら鼠蹊部からくるぶしまでツルツルが基本ってこと!?

スネだけじゃ不合格……!


増尾もミッチーも同じタイミングで肩を落として、顔が一気にヘコヘコ。


増尾が「マジかよ……太ももまでか……」

ミッチーが「え……太ももも……?」って小さな声で呟いて、

俺はもう言葉が出なくて、

ただ「そんな……」って空を見上げた。


女子たちは去り際に

「ちゃんとやってね〜! 次変身したとき期待してるから!」

って笑顔で手を振ってったけど、

俺ら3人、心折れまくり。


体育の授業中、持久走やってたけど、

3人ともヘニャヘニャで足が動かない。

俺の太もも毛が気になって、

走るたびに「ここ剃ってない……」って意識しちゃって、後ろから次々追い抜かされる。増尾もミッチーも目が虚ろ。


俺ら、命賭けてバケモノ倒したのに、

今度は「太もも毛処理」が最大の敵になってる……。

魔法少女の道、厳しすぎるだろ……。


次回をお楽しみに!

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