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バケモノ撃破!しかし……

俺、宅間はるき!

マフィン大好きな普通の高校1年生さ!


バケモノが本気出してきて、

威勢良く「来いオラ!」って立ってた男子どもも、

一瞬で膝擦りむいたり腕切られたりして、


「うわっ!」

「痛ええ!!」


って悲鳴上げながら逃げ散った。

グラウンドが一気に俺ら3人だけの戦場に。


バケモノの長い触手みたいな腕がビュンビュン振られて、

俺らも吹っ飛ばされたり、鞭みたいにビシッ!って打たれたり。

魔法少女衣装のフリルがビリビリ破れて、

ミニスカートが捲れ上がって、


「うわっ、パンツ見えちゃう!!」


ってパニックになりながらも、

杖振ってビーム連射。


増尾の緑衝撃波がバケモノの体にヒビ入れて、

ミッチーの青い光矢が連続で刺さって、

俺のピンクビームが最後にトドメ刺して、

ようやくバケモノが

「グオオ……」って崩れ落ちて煙になった。


撃破!!息切らして地面に膝ついて、

俺、内心で


「よっしゃ……! 今から絶対称賛の嵐だわ!

『宅間たちすげえ!』

『キャー!宅間くんステキ!』

拍手喝采! ヒーロー認定!

ミニスカートでも許されるレベル!!」


ってニヤニヤしてた。


増尾も

「ふう……俺らカッコよかっただろ」


ってドヤ顔。


ミッチーは

「はぁ……はぁ……みんな無事でよかった……」


って息切らしてる。


そしたら、逃げてた女子の一人が、

恐る恐るグラウンドに戻ってきて、

俺ら3人をぐるっと見回して、

一言。


「なんなのそのスネ毛〜!

衣装が可愛くてもそのスネ毛じゃ台無しじゃな〜い!」


……は?


他の女子も次々集まってきて、


「そうよそうよ〜! ミニスカート穿くときはちゃんとムダ毛のお手入れしないと〜!」


百崎(ももざき)くんなんて可愛いんだから、そんなの見せちゃダメだよ〜!」


「増尾くんも宅間くんも、

今日家帰ってちゃんと剃ってよ〜!」


「スネ毛処理してない男子が魔法少女とか、ギャップ萌えじゃなくてギャップ恐怖だわ〜!」


って、好き勝手言いまくり。

俺ら3人とも、体毛薄い方なんだよ!?

普通に高校生男子レベルで、

濃い方じゃないのに!!

なのに女子たちの視線がスネに集中して、

心がズキューンって折れた。

ヒーローどころか、

「スネ毛ヒーロー」認定……。

命賭けてみんな守ったのに……。


放課後、グラウンドの端っこで俺ら3人、

チャリ押しながらトボトボ。


増尾がボソッと

「帰って風呂で剃るか……」


ミッチーが小さく

「うん……」


俺も

「ああ……」


って、3人で約束。

魔法の杖はもう消えてるけど、

スネ毛のトラウマは一生残りそう。

俺ら、ヒーローじゃなくて、

「ムダ毛処理を学んだ魔法少女」になっちゃった……。


次回をお楽しみに!

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