バケモノ襲来
俺、宅間はるき!
アイスクリーム大好きな普通の高校1年生さ!
次の日学校行って、いつも通り授業受けて、
バドミントン部の練習行って、汗だくになって、帰り道で増尾とミッチーに
「なんか買い食いしようぜ」
って誘われて、
3人ともチャリ押しながらブラブラ歩いてた。
夕方の陽がオレンジ色で、蝉の声が遠くでジリジリ鳴ってて、なんか平和な高校生の夕暮れって感じだったんだよな……。
俺、
「コーヒー買うわ」
って言って、
1人でチャリ押して自販機のとこまで行った。
チャリ停めて、ポケットから小銭出して自販機にジャラジャラ入れて、財布しまって、
「アイスコーヒーにしよーっと」
ってボタン押そうとしてたその瞬間――
増尾の
「うわー!!」
ミッチーの
「宅間くんあぶなーい!!」
って叫び声が同時に聞こえた。
次の瞬間、俺の体がドンッ!!って後ろから突き飛ばされて、宙に浮いた。
マジで浮いたんだよ、足が地面から離れて、
「え……?」
って思った次の瞬間、
俺、死んだ……って本気で思った。
視界がグルグル回って、
地面にドサッ!!って叩きつけられた。
いててててて!!
背中と尻がジンジン痛いけど、
幸い骨折とかはしてないっぽい。
顔上げてみたら……。
なんか、バケモノがいる。
……は?デカい、影みたいなやつ。
人間の形してるけど、
肌が真っ黒でツヤツヤ光ってて、
目が赤く光ってる。
腕が長すぎて地面に届きそうで、
口が裂けて牙みたいなのが見えてる。
しかも怒ってるっぽい。
低く唸りながら、
ゆっくりこっちに向かってくる……。
俺、地面に尻もちついたまま、
「え、え、え……何これ……」
って声震えてる。
増尾とミッチーが俺に駆け寄ってきて、
増尾が
「宅間! 大丈夫か!?」
ミッチーが
「宅間くん! 血出てない!?」
って心配そうに俺の顔覗き込んでるけど、
その背後にバケモノがどんどん近づいてきてる!!3人まとめてやられたらどうしよう……!!
俺の心臓がバクバク鳴って、
足がガクガク震えて、
逃げなきゃって思うのに体が動かない……。
増尾は
「何だよあれ……マジかよ……」
って青ざめてるし、
ミッチーは
「逃げよう……!」
って俺の手引っ張ろうとしてるけど、
バケモノの赤い目が俺ら3人をガン見してて、
もう遅いかも……。
次回をお楽しみに!




