当日のようすおよび感想
以下、接種当日に帰宅したのち、ツイッターで呟いた内容を元にまとめ直したものです。
自衛隊大阪大規模接種センターでは、モデルナ製のワクチンを接種してくれます。
ファイザーとモデルナではワクチンの効果にほとんど差がないとのことなので、その辺りは心配しなくていいと思います。
一回目の接種の方は、会場内に詳しいパンフレットが置いてありますので、それを読んでおくことをお勧めします。
当日は大阪駅から会場(グランキューブ大阪)まで市バス(シャトルバス)で行き、そのまま誘導されて建物内に。入り口でアルコール消毒を済ませたのち、受付で予約時間を告げると、それに対応したカードを渡されました。
その後エスカレーターで六階まで行き、コンサートホールの客席で待ちます。
客席もそんなに埋まっていなくて、かなり余裕があります。
予約より三十分ほど早く着いたのですが、程なくしたら、予約時間とカードに書かれたアルファベットで呼び出されました(私は十二時のDでした)。
この間、待たされたという感覚はほとんどありませんでした。 呼ばれて移動するときも、人が殺到しないよう、適度な人数で分けているようです。
次は、接種券と問診票、そして身分証明書を見せて本人確認を行います。
接種会場は二箇所に分かれているので(何階だったか忘れました)、ご夫婦や友達など、一緒に来ている人はここから同時に受付をしてもらえました。
その後エスカレーターで移動して、問診票を見てもらいます。
私は体温を測っていなかったので、その場で測ってもらいました。というのも、うちの自治体では「当日接種直前に測定する」となっていたからです。
ここでは、問診票に書かれている項目を丁寧に見てもらいました。
現在投薬中の私は、お薬手帳を持っていき、特に問題ないかを確認してもらいました。
また、薬でアレルギーを起こした経験があるので、その薬品名をここで告げたら、追加で書き込んでくれました。
そして「万が一副反応が出てはいけない」ということで、透明のクリアファイルを赤色のクリアファイルの中に入れてくれました。これは「長時間待機する人」を示すものです。
それが終わると場所を移動して、今度はドクターに、問診票を見てもらいます。ドクターは自衛官のようで、制服の上に白衣を着ていました。看護師さんが自衛官かどうかは、残念ながら確認できませんでしたが……。
そこで問題なければ、いよいよワクチンを接種されます。利き腕は避けて、左腕に接種しました。腕が痛むと聞いたので、利き腕はやめた方がいいそうです。まあこの辺りは、みなさんご存知だと思いますが。
接種後は待機部屋で様子見です。 私は薬アレルギーがあったので、三十分ほど待機するように指示されました。待機時間確認書兼、次回予約票に何時何分まで待機するかを記入してくれます。
最後に次回の予約を取って作業は終わりです。
予定のない限り、ピッタリ四週間後に予約するようにお願いしているとのことでした。
さすがに三十分何もせずに待っているのは退屈なので、出かけるときには必ず持っていく文庫本を読んで、待機所で時間を過ごしました。
読書好きの方は、本を持っていくことをお勧めします。
当日はあちこち移動し、そこかしこで順番待ちがあったのですが、待たされたとも、移動ばかりしたという感覚もありませんでした。
階の移動はすべてエスカレーターですが、密にならないように人数の計算がされていました。
人数配分がピッタリあっているところや、待たされたという感じのしないところ、動線に無駄のないところなど、さすが自衛隊だなって思いました。
注射自体は全然痛みがなく、むしろインフルエンザの方が痛いくらいに思いました。
大規模接種会場という割には混雑も混乱もなく、ほぼストレスなしで済ませられました。もっとも他の場所では受けていないので、比較することはできないのが残念です。
予想外だったのは、スタッフ全員が自衛官というわけではなかったことです。
でも移動中のあちらこちらに制服を着た自衛官がいましたよ。
ただ最近制服が変わったので、私が見慣れていた昔の制服が見られず、違和感と新鮮さがありました。
自治体によっては、接種の目安が立たない人も多いと思います。実のところ私の住む自治体でも、いつになったらできるのかさっぱり解りません。早くて秋から冬にかけて、になりそうです。
同じような状況で、大阪や東京に行ける距離にお住まいの方は、可能であれば自衛隊で受けるのもありですね。
以上、自衛隊でワクチン接種を受けてきた感想と、ちょっとした注意事項のレポートでした。
少しでもお役に立てれば幸いです。
職域枠などではワクチンが余っているのに対し、自治体用のワクチンが不足して、なかなか順番が回ってこなくて困っている方もいらっしゃると思います。
そういう方に参考になれば嬉しいです。