140 人の業
次回からガブリエラの話がちょっとだけ入ります。
ドルアメデス国王ロタール4世は、たった今提出されたばかりの報告書を読み、青い顔で頭を抱えた。
「信じられん。まさかあのマルクトがこんなことに耽溺しているとは・・・。」
マルクトは王都の大地母神殿の実務管理を長年担当している官僚子爵だ。彼の実直な働きぶりを国王は高く評価しており、信頼する直臣の一人であった。篤志家としても有名で、貧しい人々への施しを積極的に行っていることでも知られている。
だが今回、楽師見習いの少女誘拐事件で捕まった奴隷商の男の供述から、マルクト子爵が購入した奴隷を惨たらしい方法で殺害していることが明るみに出たのである。それは国王にとってはまさに青天の霹靂であった。
「陛下、子爵は2年前に妻と娘を同時に事故で亡くしています。奴隷商館から見つかった購入記録でも、その辺りから奴隷の殺害を繰り返していたようです。」
王立調停所長官ハインリヒ・ルッツが手元の資料を見ながらそう言った。
2年前のことは王もよく覚えている。彼は結婚が遅く、妻と娘を殊の外大切にしていたのだ。だから弔問の使者を出すだけでなく、その後も機会をとらえて直接彼から話を聞いていた。
その時は特に異変を感じなかった。いや、冷静に振り返ってみれば少し表情が明るすぎただろうか。てっきり無理に明るく振る舞っているのだろうと思っていたのだが・・・。
「事故が原因で彼は心を病んでしまったということか?」
王の問いかけに対し、ハインリヒは少し間をおいてから答えた。
「実は当時の事故調査官の記録を読み返してみたのですが、不審な点がいくつか見つかりました。二人は屋敷の露台から転落して死亡したとなっているのですが、当時屋敷内には子爵一家しかおらず、事故の証言はすべて子爵自身が行っているのです。」
王の表情が苦痛に歪む。ハインリヒは親友の心中を慮りながらも、言葉を続けた。
「今回、徹底した再調査を行いました。その結果、死因とされる転落時の首の骨折も、二人が死亡した後にできたもののように思われるという神官の証言を得ることができました。葬儀を担当したその神官は二人の首に絞められたような跡があったとも証言しています。」
「で、ではまさかマルクトが妻子を自らの手にかけたと?」
「その可能性は否定できません。ただ二人の遺体が荼毘に付されてしまっているので、これ以上の追求は出来ませんが。」
王は信頼する家臣の変心を嘆き、わずかに呻きを漏らした。彼の心の変化に気付けなかった自分の無力が情けない。しかし嘆いてばかりはいられない。彼には王として果たすべき責任があるからだ。
「今回の事件で、マルクトを訴追することは出来るのか?」
「道義的な問題は別にして、法の上では難しいです。殺害された奴隷はすべて正式な契約に基づいて購入されたものでした。捕らえた奴隷商の男は違法すれすれの手段で『商品』を集めていたようですが、子爵が購入した件についてはすべて適法の範囲です。」
王国の法では奴隷は人間ではなく資産、つまり主人の持ち物として扱われるため、殺しても罪に問われることはない。だが普通は、高価な奴隷を虐待したり殺したりする者などいない。
奴隷は呪いによって縛られているため主人に逆らうことはできないが、命を捨てる覚悟があれば主人を害することもできるのだ。だから奴隷を意図的に虐待することは賢明ではないとされている。身の回りの世話をさせる奴隷から恨みを買っても、良いことなど一つもないのだから。
しかしマルクト子爵のように最初から殺害する目的で奴隷を購入していたとすれば、いくら虐待しても問題は起こらないということだ。法的にも何の問題もない。
だからといってこの事実を知ってしまった以上、このまま放置することもできないだろう。事実を知る者はまだわずかだが、もしもこれが公になれば貴族に対する民衆の反発を招くのは間違いない。
王は奥歯をぐっと噛みしめ表情を引き締めると、まっすぐハインリヒに向き直って言った。
「マルクトと直接話をしてみよう。その上で彼をどうするか決めなくてはならん。ハインリヒ、秘密裏に私の下へ来るよう彼に伝えてくれ・・・もし抵抗するようなら、多少の無茶も許す。他の者に気取られるな。」
「かしこまりました、陛下。」
ハインリヒはすぐに動いた。その日のうちにマルクトは自ら王城に出頭した。
だが信頼しあっていた主従の話し合いは、呆気ないほど簡単に終わり、マルクトは罪を認めて王城を去った。マルクトが手記を残し、自害したという知らせが王のもとに届けられたのは、それから数日後のことだった。
ターニアちゃんの誘拐事件から数日後、王立学校に戻ってきたカールさんから、私は事件の顛末を聞くことができた。
ターニアちゃんを攫った男は奴隷を売買する奴隷商人で、彼女の面倒を見ていた夫妻から孤児たちを『商品』として仕入れていたそうだ。
私たちが初めて彼女を見たときにはすでに、彼女はある貴族に売り渡されることが決まっていた。だけどカールさんが夫妻を逮捕したため、その話が流れてしまったのだという。
納入予定の商品に逃げられるという失態を犯した奴隷商は面目を失った。それで何とか彼女を手に入れようと、計略を練っていたらしい。見習いとはいえギルドに所属している彼女を誘拐するなんて暴挙に出たのも、かなり追い詰められ、腹に据えかねた結果だったようだ。
奴隷商の男はそれまでも身寄りのない子供や女性を攫ってきては奴隷として売り飛ばしていたという。だが今回の件でそれらすべてが明るみに出た。男は厳しい尋問を受けて洗いざらい情報をしゃべらされた挙句、王国で最も重い犯罪に適用される火焙りで処刑されたとカールさんは教えてくれた。
ちなみにターニアちゃんを買い取ろうとしていた貴族さんは、王様と面会した後、自ら命を絶ったそうだ。王様はそのことでひどく落ち込んでいるらしく、カールさんのお父さんがすごく心配しているらしい。
王様には気の毒だと思うけど、私はターニアちゃんを害しようとする人がいなくなったことに少しホッとした。彼女は今、吟遊詩人ギルドの見習いとしてまた頑張っている。彼女が大好きな歌を思う存分歌えるようになって、本当によかったと思う。
事件の顛末を聞いた後、私はカールさんが奴隷商館の中で見たものについて聞かせてもらった。そこで聞いた話は、私の人間への考え方を大きく揺るがすようなものだった。
人間同士で殺し合うことがあることは私も知っている。その理由は正直理解できないけれど、動機はなんとなく分かる。鳥や獣も縄張りを争って同族同士で激しく戦うことはあるからだ。相手を殺すまで戦うことはほとんどないけどね。
人間のそういうところは私の苦手な光や闇の神たちに似ていて、あまり好きではない。あの神々と眷属たちは顔を合わせればすぐに争いを始めていた。そのせいで危うく世界を滅ぼしかけたこともあったのだ。本当に大迷惑です。
でもカールさんが話してくれたのは、それとはまったく違う内容だった。生き物を傷つけ殺すことを楽しむ人間がいるなんて、とても信じられない。私の知っている大好きな人間の姿からは想像できないことだ。
私も生き物を殺すことはある。竜である私は食べるために狩りをするし、仲間や友達を守るために敵を殺すこともする。でもそれを楽しいと思ったことはない。というより当たり前すぎて、その行為の意味を深く考えたこともなかった。
カールさんの話を聞いて胸の中にジワリと黒い毒が広がったような気がする。やっぱり聞かなければよかったかしらと、少し後悔してしまった。私とはあまりにもかけ離れた考え方に触れて、私は人間が恐ろしいと思った。私はカールさんの手を取って尋ねた。
「エマやカールさんはそんなことしませんよね? そんなことをするのはきっと一部の人たちだけですよね?」
カールさんはじっと考え込んだ後、正面から私を見て言った。
「今はそんなことをしようとは思いません。エマだってそうでしょう。ですが何かきっかけがあればそうなってしまうかもしれない。きっと人間の誰しもが、そういう心の闇を抱えているのだと、私は思います。」
その言葉を聞いて私はひどく衝撃を受けた。エマやカールさんが楽しみのために人や生き物を殺すようになったとしたら、私はそれでも二人を好きでいられるだろうか。
慄く私にカールさんが話しかける。私は思わずびくりとして、彼の手を離しそうになった。彼はそんな私の手をしっかりと握って、穏やかに語り掛けた。
「人とは弱いものです。いつも迷い、嘆き、互いに傷つけあっています。正しいと分かっていることを出来ず、間違っていることでもしてしまう。そしてそもそも何が正しいことなのかすら、分からない。そんな愚かな生き物なんです。」
「そんなことないです!人間は、私の知っている人間はもっと・・・!」
思わず言い返してハッと顔を上げた私に、彼はゆっくりと頷いた。
「そうです。人は弱いからこそ、互いに助け合い魅かれ合う。愚かだからこそ、賢くあろうとする。あなたが思っている通りですよ、ドーラさん。」
私が人間を好きな理由。人間に魅かれる理由が彼の言葉ではっきりと分かった。見つめる私からふと目を逸らし彼は言った。
「私はこれまで多くの犯罪者を殺してきました。それは王国の法に定められたことであり、私の職務でもあったからです。私がそれによって裁かれることはありません。」
私の手を握っている彼の手にぐっと力がこもる。
「しかし私が『人を殺した』という事実は変わらないのです。私はそのことでとても悩んだことがあります。私もただの人殺しではないか、私が殺した多くの犯罪者と何が違うのだろうかと。」
彼は少し震えていた。私は彼の手をそっと包み込んだ。
「私は人を斬ることを躊躇いません。ずっとそういう訓練を受けてきましたから。でも私はふと思うのです。いつかこの思いに慣れてしまうのではないか。人を殺しても何の感慨も持てない怪物に成り果ててしまうのではないかと。・・・私はそれがずっと怖かったんです。」
しばらく黙り込んだ後、彼は私の手を再び取り、私の目を見て言った。
「でも私はあなたに出会ってその恐れがなくなりました。私がもし間違うことがあったなら、きっとあなたが止めてくれるだろうと思えるようになったからです。」
彼は私を静かに見つめていた。私は彼の言葉に応えた。
「分かりました。もしカールさんが恐ろしい怪物になってしまいそうになったら、そうなる前に私が止めてあげますね。だからもし私がそうなったら、カールさんが止めてください。」
「ドーラさん、それは・・・。」
彼は何か言おうとしたが私はそれを止めて、彼の腰に下がっている魔法剣を指した。
「その剣は私の魔力をそのまま形にしたものです。おそらく私の命を奪うことのできるこの世界でたった一つの武器でしょう。そしてそれを振るうことができるのも世界であなただけです。」
「ドーラさん!! 私はそんなつもりは・・・!!」
「分かっています。でも、もし。もしもいつの日か私がこの世界に絶望し、恐ろしい化け物に成り果てるようなことがあったら、その剣で私を止めてください。」
私の目を見て彼はこくりと頷いた後、言った。
「分かりました。あなたが世界に絶望することがないように、私はあなたの側にいます。この命が果てるその時まで。」
彼の言葉に反応するように、魔法剣が一瞬強い光を放った。
彼の言葉を聞いて、私は心の底から安心することができた。もう恐れることはない。私は私が思うままに人間と共に生きよう。私はそう思った。
彼が私にすっと顔を近づけてきた。私は自然に目を瞑った。彼の唇がためらいがちに私の唇に触れ、そしてすぐに離れていった。私の目から熱い涙があふれ、虹色の石となって床に散らばった。
体が震えるほど嬉しいのに、切なくて切なくて涙が止まらない。彼と私は特別な絆で結ばれた。でも私はこれ以上、彼を受け入れることはできない。
竜と人。永遠の時を生きる私と定命の運命に縛られた彼。私たちの間にある隔たりは、気持ちで埋めるにはあまりにも遠すぎる。私は彼に寄り添い、彼の胸に顔を埋めた。
彼の胸の奥から、いつもよりもずっと早い鼓動が聞こえる。いつもなら私に安らぎを与えてくれるその音。でもその時の私には、命の終わりを告げる何者かが、そっと近づいてくる足音のように聞こえてならなかった。
「エマくん、人間というのは本当に度し難いものだな。そう思わないかね。」
「本当にそうですね。人はなんて愚かなのでしょうか。でもこの思いを止めることは誰にもできませんよ、先生。」
寝台に横たわったまま、二人は見つめあう。互いの目の中に熱を感じ取り、体の火照りが熱い塊となってエマの体の奥からこみ上げてくる。
「先生、私もう・・・!」
熱にうなされたエマが、もうこれ以上耐えられないというように切ない声を上げた。
「度し難いのは『人間』ではなく『お二人』でしょう。はい、新しい桶を持ってきましたよ、エマ様。」
リアさんが新しい桶を差し出すと、エマは引きずるように体を動かし、桶に顔を突っ込んでこみ上げてきた熱い塊、吐瀉物を桶の中に吐き出した。もう散々吐いた後なので、水と薄黄色い胃液しか出てこない。
エマにつられるように、隣の寝台で横になっていたベルント・ゴルツ先生も自分の桶にげえげえと音を立てながら胃液を吐く。私は苦しむエマの背中をさすり、魔法で作り出したきれいな水を器に入れて差しだした。
「エマ、これ飲んで。まだ大分苦しいんでしょう?」
「ありがとう、ドーラお姉ちゃん。」
「私の作った解毒剤が一切効かないなんて・・・。」
私は熱に浮かされながら水を飲み干すエマの体をさすった。でもエマは飲む端からまた水を吐き戻してしまう。ぐったりと私に寄りかかるエマの体を抱いて、私は叫んだ。
「どうしよう! エマが死んじゃう!!」
そんな私にアンフィトリテ先生が大きくため息を吐きながら言った。
「大丈夫ですよ、ドーラさん。私の水魔法で胃の中のものを全部洗浄しましたから死ぬことはありません。死ぬほど辛いでしょうけど、自業自得です。研究室の主任教師と特別研究生がそろってスクローラの花蜜中毒を起こすなんて、前代未聞ですよ。」
困ったように二人を見守るアンフィトリテ先生。エマが体を起こし、彼女に言った。
「げほっげほっ、でも、アンフィトリテ先生、ベルント先生の、着想は、間違ってないと、思うんです!」
「お黙りなさい、エマさん。」
息も絶え絶えに訴えるエマの言葉を、アンフィトリテ先生は笑顔でバッサリと切り捨てる。
「うぐぐ、エマくんの、言う通りじゃ。あと少し、あと少しで完成するはず・・・!」
「お・だ・ま・り・な・さ・い。」
アンフィトリテ先生が笑顔のまま額に青筋を立てて言った。ものすごく怖い。怒った時のマリーさんを思い出し、私は震えあがった。
「今は研究よりも毒を抜くのが先決です。もう一言でも話したら今回の研究資料を残った花ごと全部燃やしてしまいますからね。」
二人が慌てて口を閉じ、寝台に横になって再び苦しみだす。私はぐったりしたエマの体をひたすらにさすり続けた。
二人がなんでこんなことになっているかというと、ベルント先生の『魔法で砂糖を作る』という研究のせいだ。
砂糖はサトウキビという植物の汁から出来るらしいのだけれど、ものすごく暖かい土地でないと栽培できない。そこで二人は「他の植物を使って砂糖を作ることはできないか」という考えに至ったらしい。
二人が目を付けたのがスクローラという花の蜜だ。スクローラは王国の森によく群生している植物なのだけれど、花蜜が異常なほどの甘みを持っているのが特徴だ。
針の先にほんの少し付けただけの花蜜が、大き目のスプーン一杯の蜂蜜と同じくらいの甘さがあるというとんでもない植物なのだ。
ではなぜその花の蜜を砂糖の代わりにしないのかといえば、スクローラの花蜜はほとんどの生き物にとって猛毒だからだ。
スクローラはその甘い香りで森の生き物をおびき寄せる。するとその生き物は花蜜の毒による強力な幻覚と眠気に襲われるのだ。スクローラの群生の中に一度倒れ込んでしまったら、もう二度と起き上がることはできない。
やがてじわじわと体を毒に蝕まれ死んでいく。死んだ生き物の体を糧にしてスクローラは更に仲間を増やすというわけ。別名『死の揺り篭』と呼ばれるこの花には、蜜蜂さえも近づくことはない。
しかも厄介なことに、この花蜜の毒には一切の解毒剤が効かない。この毒に侵されると人間は高熱と激しい嘔吐、そして全身の倦怠感に襲われる。だから薬を飲んでも体が吸収する前にすべて吐き出してしまうのだ。
唯一の治療法はさっきアンフィトリテ先生がやったように、きれいな水で胃の中を洗い流し、毒素を薄めて自然治癒を待つしかない。ものすごく怖い毒なのだ。
でも二人はあえてその毒に挑んだ。スクローラの花蜜から毒性を除去できれば、砂糖の代わりになるのではないかと考えたらしい。二人は研究室に籠り、様々な魔法実験を繰り返した。
結果、蒸発した花蜜の毒を吸い込んでしまい、師弟仲良く寝台を並べてのたうち回ることになったのだ。《警告》の魔法でエマの危機に気付いた私が研究室に踏み込むのがあと一歩遅れていたら、本当に危なかったと思う。
二人はその後丸二日、寝台の上で苦しみ続けた。私はつきっきりでエマを看病したけれど、ようやく起き上がれるようになったと思ったら、二人は早速寝台の上で研究についての話を始めてしまった。
どうしよう。この二人、まったく凝りてない! 真理に挑もうとする人間の姿には魅かれるけど、こういうのは望んでないよ、エマ!
結局、それがアンフィトリテ先生にバレてしまい、また仲良く叱られることになった。二人は泣く泣くスクローラの研究を諦めた。でもせっかくだから二人の研究は私が引き継ぐことにした。私には一切の毒が効かないからね。
二人は今、別の植物から砂糖を取り出すことができないかを研究している。植物の研究ということで、どうやらミカエラちゃんも一緒にやっているみたいだ。
エマとベルント先生だけだと暴走しちゃうことが多いから、ミカエラちゃんがいてくれるのはかなり安心できる。さすがはガブリエラさんの妹だよね。
そんなことを繰り返しつつ、夏の日々は慌ただしく過ぎていった。気が付けば夏の二番目の月がもう半ばに差し掛かろうとしている。私はエマの世話をしつつ、ハウル村や王都東門の農場、そしてターニアちゃんのところへと飛び回り、楽しく充実した日々を過ごした。
だからその時、遠く離れた空の下で、ガブリエラさんがとんでもない事態に巻き込まれていることなど、全く想像もしていなかったのでした。
種族:神竜
名前:ドーラ
職業:上級錬金術師
中級建築術師
所持金:2104000D(王国銀貨のみ)
→ ゲルラトへ出資中 10000D
→ エマへ貸し出し中 5000D
読んでくださった方、ありがとうございました。