わがまま
君のそばに
ずーっと
いたい
こころの距離が
縮まったら
からだの距離も
縮まってほしい
君のそばに
ずーっと
ありたい
最期の日まで
君のとなり
そんな夢を見る
一緒に日々を暮らして
たくさんのものを見て
いろんなことを知って
一緒に
前へ進めるように
なりたい
どんな
暗闇の中にいても
瞳だけは
あの向こう
光の射す方へ
* * *
君にもらってほしい
両方
渡したら
両方
受け取ってくれるかな
一日二日じゃなくて
一年二年でもなくて
残りの月日が尽きるまで
ずーっと
持っててほしい
たぶん
今が
折り返し地点
後半の全部を
もらってください
そうして考える
でも
それって
許されるのかな
そのためには
確かな立ち位置が
必要なんじゃないかしら
心配を拭い去れない
弱さが
申し訳なくて
でも
強くなる
自分に言い聞かせて
君に歩み寄る
一歩二歩
* * *
ずーっとそばに
そんな約束を
どうしても求めてしまう
世間一般では
三日で消えることもある
ひとつのカタチ
本気で願って
両手を伸ばす
両方とも
受け取ってくれるなら
両方とも
離さないって
約束してほしい
声だけじゃなくて
文字でも残してほしい
なんて
わがまま
自分を中心にしてるみたい
一方通行は
いやだね
だから
君のわがままも
聞かせてほしい
そうして
届くことを
祈ってる