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暗殺者家族  作者: 田中
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第2話 準備 (前編)

だいたい千字くらいで投稿します

ピッ、ピピッというアラームの音で僕は目を覚ました。時計を確認すると6時を少し過ぎたあたりを指していた。昨日父さんの手伝いを終えて帰ってきてからそんなに経ってないような気がして今日のランニングはやめようかと思ったが昨日のことを思い返すと目がさえてしまったのでベッドから抜け出してランニングウェアい着替えて寝ている母さんと妹を起こさないように僕はランニングに出かけた。と言っても往復4キロくらいの軽いものだから走りながらやるまずスーツケースの中のカタログとスマートフォンの使い方を知らないといけないなあなんて考えていると往復地点の高校についた。そして折り返しながら今度は高校生活と暗殺の両立が可能なのかを考えた。家について体を洗ってから風呂場から出るとちょうど母さんが起きて料理を作り始めていた。おはようとあいさつをして部屋に戻り1階に降りるとちょうどいい時間になる。ご飯を食べているとつけていたテレビから

「最近発生していた連続殺人事件の犯人とみられる男性が自宅で死亡しているのが通報でわかりました。警察は通報者を探していく予定です」

「やっと犯人が分かったっていうのに死んでるなんてねぇ、自殺かしら」そういう母さんに僕は何も言わずに部屋に戻ろうとすると母さんが

「母さん今日仕事だからあの子が起きたらそう言っといて」そういうと母さんは家を出て行った。

今日は土曜日だから中学に上がってから土曜日は死んだように眠るようになった妹は昼近くまで起きてこないだろうからスーツケースの中を確認するには今しかないと思い僕は部屋に鍵をかけスーツケースを開けた。変わらずにスマホとカタログが入っているうちのカタログを開いてみると[暗殺者の世界へようこそ]

と目次の上にでかでかと書かれていた。目次も服と武器それから装備品の三項目しかなかったし商品の数もそれほど多くなかったが何を入れたらよいかわからなかったから服と武器はおすすめの中からとりあえず選んでおいた。どうやらあのスマホから商品を注文できるようになっているらしくスマホの電源を入れるとようこそという文字とともにスマホの説明が始まった。

その内容はこのスマホはアプリなどは一切使えずできるのは商品の購入と仕事の取引、そして自分のレベル確認、情報屋との取引などだった、あとなぜか音楽プレーヤーとしても使えるということだった。説明を終え各種設定などで暗証番号と名前を入力すると

青崎有吾Lv.0 受注件数0と数秒表示されメールや情報屋、商品購入の画面に切り替わった。

早速商品を購入しようとするといきなり部屋のドアがノックされガチャっと開けられそうになったが鍵を閉めていたので開くことはなかった。犯人は妹とわかっているので返事も聞かずに開けようとするなと言いながらカタログとスーツケースを隠しドアを開けるとやはり妹がいた。

「でも兄ちゃんいつもは部屋に鍵かけてないし私が起きそうな時間になったらご飯作ってくれてるじゃん。

なのに今日はご飯無いから作らせようと思って来ちゃった」

そう言われて時計を見るともう昼前だった。



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