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この世界で無能な俺が異世界に行ったら  作者: 嘘つきの野暮
〜王都・冒険者生活始動編〜
33/34

3-1

読んでくださる方々

ありがとうございますm(_ _)m


今話より、新章開始です!!

今後ともよろしくお願いします!


感想、指摘、アドバイス等お待ちしております。

これは、荷物運搬これも荷物運搬、そしてこれは雑草引き、これは人探し…


俺とミーシャは今、ギルドの受付で適正ランクG−の依頼を探しているのだがどれも王都の人々の雑務の手伝いやただの雑用に駆り出されるだけの依頼のようだ。その報酬もほとんどが銅貨30枚から50枚ほどと低めに設定してあるようだ。

まぁ、これなら1日に何個も依頼を受けることもできそうだから生活苦になることはないだろう。

それと、冒険者は依頼をこなすことによって業績ポイントを得ることができる。

このポイントを一定以上貯めることで次のランクに上がることができる。

一つの依頼で得られるポイントは受ける依頼の適正ランクに比例する形で上昇しランクアップに必要なポイントもそれに比例して上していく。今俺たちがGに上がるために必要なポイントは20ポイントとなっており、G−の依頼のポイントは一律10ポイントなので2個の依頼をこなせば昇格ということになる…

のだが、依頼の内容が俺たちの想像とかけ離れていて少しやりづらいのだ。


「冒険者って言うくらいだからもっと、こうなゆてゆうの?山や森でモンスターを倒す依頼ばかり想像していたわ」


「まぁ、これも下積み時代ってわけなんじゃないのか?」


などと、会話をしながら良さげな依頼を探していく。


「あ、これなんて良いんじゃない?」


ミーシャが2枚の依頼者を手に取る。

2枚セットということは同時に受けることが可能な依頼なのだろう。

ふむふむ、依頼の内容は…


『荷物の運搬』

ヨーテス村からの特産品を積んだ馬車の荷下ろしを手伝ってください。

報酬銅貨30枚

依頼主クルト・モーゼス


『配達業務』

ヨーテス村からの荷物を指定の定食屋に届けてください。

報酬銅貨50枚

依頼主クルト・モーゼス



なるほどね。

ミーシャは依頼内容というより、依頼主を見てこの依頼に決めたようだ。

俺もクルトに対して悪いイメージもないしこの依頼を受けてついでに今日の宿分の賃金確保まではいかないがまぁ、食事代にはなるだろうと思い、俺とミーシャはこの依頼を受けることにした。












「依頼を見てやってきました〜」


「冒険者の方ですねって、ウジアキさんとミーシャさんじゃないですか、わざわざこの依頼を受けてくれたんですか?」


依頼を受けた俺たちは受付嬢に指定された場所へと行きクルトと合流した。

その際、受付嬢に町の地理が分からないと聞いたところ町全体の地図をもらえたので、これはラッキーといえるだろう。


「早速ですが、この荷物を馬車から降ろしてください。そしたら、僕が荷物を小分けしておきますので全部おろし終わったらその荷物をこのリストの所へと持って行ってください。あ、ちゃんとお金は徴収してくださいね」


と、クルトから指示が出たので俺たちも仕事を開始するが肉体労働というものはなかなか疲れが溜まるもので作業がゆっくりになりがちで俺たちがおろし終える頃にはもう、日はすっかり高いところにまで登っていた。


「では、これから配達お願いしますね」


と、先ほどのリストを渡される。

リストに載っている住所は受験ほどで荷物も小分けされている分自体は少なく今日の配達分以外のものはまだ箱の中に収められていた。


「じゃ、手分けしていくとするか」


「そうね」


こうして、俺たちは二手に分かれて荷物を運んだのだが結局力のないミーシャが3件運ぶ間に俺が7件片付けるということアンバランスな結果となったがまぁ、そこは男として俺が良いところを見せたということにしておこう。









「おめでとうございます。お二人はランクGへと昇格されました」



初仕事を終えた俺たちはギルドで手続きを済ませていた。

とはいえ、二人とも肉体労働を終えた直後で疲労困憊という感じのため、ランクアップの説明をほとんど聞かずに受付嬢にオススメの安い宿屋を紹介してもらい二人してそこに押しかけたのであった…

読んでくださる方々

ありがとうございますm(_ _)m


感想、指摘、アドバイス等お待ちしております。

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