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1ー12

読んでくださる方々

ありがとうございますm(_ _)m


感想、指摘、アドバイス等お待ちしております。

キーンさんの情報によると、闇狼シャドーウルフは火や日光などによる灯りを避ける性質がある。

それ故に今回のように夜行性で、たまに村に近づくことがあるそうなのだがその時に、今回のように集団の長、ボスになるような存在の個体の有無が問題になるらしい。


ああいった、個体は上位種として存在するらしい。

今回の個体は暗黒狼ブラックウルフという闇狼シャドーウルフの上位種に当たる存在らしい。


なぜ、その個体が問題になるか、と言うとボスになる個体は他より知能が高いのか火や日光などに必要以上避けることをせず場合によっては向かってくる。

それを見た、周りの個体も日に向かってくるようになると、村は壊滅的な被害を受けるそうだ…


と、なると今の松明での足止めが破られるのは時間の問題か…


「問題は、必要以上に避けないところか…

ということは、避けるかともあるってことか?」


頭の良い奴はただ燃えているだけの火には恐怖を感じない?

なら、その火が攻撃的でかつ恐怖を感じさせる物ならば、奴らは撤退するかもしれない。


どうやって火を起こす?


石油…いや、この村に有りそうな物は菜種か何かの植物油?


油があればそこに火をつけることができれば奴らを一時的に撤退…ないし混乱させることができるはずだ。













「キーンさん…油ありますか?」


俺は、全員を説得し終えたキーンさんなもとへ歩み寄った。


「油?有るには有るが…何するつもりだ?」



「そうですか…できれば樽5個分くらい有れば奴らを一時的に撤退ないし混乱させることができる、そのうちに一網打尽にします」


「油なんかでそんなことができるのか?」


「はい、できます…いえ、やってみせます」



キーンさんはまっすぐ俺の目を見ていた。

ここで、逃げたら俺の負けだ。


「ふっ…分かったよ。油の準備をしてやれ」


そう言ってキーンさんは他の村の人に指示を出す。


これで、準備は整った。








樽は5個分準備された。

村の門の所に5個を並べる。


その樽の蓋には芯がさしてある。


「5人は全力で樽を橋の向こうまで転がしたら急いで戻ってきてください」


5個の樽には村の中で一番足が速くそして、力の強いものが選ばれた。


芯に火をつけると同時に門の扉を開く。


「「「「「オォォォッッ‼︎‼︎」」」」」


と、門が開き切った瞬間に掛け声をあげて5人が全力で丸太を転がす。


そして、樽を橋のギリギリまで転がしていく。

転がした、樽は松明を弾き飛ばしてゴロゴロと転がっていく。

闇狼シャドーウルフ達は、樽自体には脅威を感じなかったのだろう転がって来る樽を避けもせず体にぶち当てて止める。


松明がなくなったことに気がつき取り巻きを含めて上位個体の暗黒狼ブラックウルフが突撃を始める。


それに続いて横にある樽を無視して闇狼達も駆け出そうとした瞬間だった。



ジジジ…


ドガァァァァァァァンッッ‼︎‼︎


「おぉ⁉︎」


俺たちの目に、樽の油に火が引火して火柱が上がり周囲にいた闇狼達に燃え移る。


闇狼達は突然の轟音と、辺り一面の火の海に足を止める。


「今だっ‼︎突撃っ‼︎」


俺の号令を合図に一気に自警団の全員が駆け出す。

ちなみに、キーンさんは無理やり待機だ。

あの人は数日動いてはいけないレベルの怪我をしているからな…

今回は俺たちだけで戦う。





俺は、走りながら近くで動きを止めている闇狼の首めがけて【日本刀】を叩き落とす。


ズブっ

と、一瞬嫌な感触が手に伝わるが今はそんなことを気にしている場合ではない。


俺は一気に首を叩き落とすと、また中央めがけて走る。

俺の標的は暗黒狼ブラックウルフただ一匹。

奴を、殺るか撤退させれば他の取り巻きも同時に撤退するはずだ。





「うぉぉぉおっ‼︎」


俺は叫び声をあげながら走り、そして寄ってきてた闇狼の顔を切り裂き…

首を切り落とし…胴を突き刺し…



「見つけたっ‼︎」


暗黒狼は、何が起こったのか分からず立ち尽くしているようだった。



「うるぁぁあっ!!」


俺は見つけたと、同時に切りかかった。

読んでくださる方々

ありがとうございますm(_ _)m


感想、指摘、アドバイス等お待ちしております。

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