アイドルなっちゃった!?
私、冬川 苺は超超人気アイドルの白原 海ちゃんのライブを見に来ていた。はず
だったのだが…
「みんなにサプライズがあるの!」
なんだろなんだろと周囲がざわめきだす
「苺ちゃん!苺ちゃん!冬川 苺ちゃん前に出てきて!うーんとね…マリンボーダーのシャツを来て、可愛いクリーム色のふわふわスカートをはいた、わりと前の方にいる」
んー…人生には同じ名前の人がいるものだなぁ……!?
ま、マリンボーダー…だと…?
…………いやいやいやまさか…ね?マリンボーダーの人なんてたくさんいるよ!!…でも多分
「あんたじゃない?」
一緒に来た友達に言われたとたん会場の視線が私に集まった。えっ…そんなに声デカくなかったよね?…え?
「いやいや、私じゃないよ?名前一緒だけど世の中にはそんなことはたくさんあるからね」
視線が嫌で即答した。
「何を言っているの?君だよ?苺ちゃん☆ステージに来て☆」
「!?!?!?!?」
ライブが進まないのは困るからとりあえずステージにあがった
「今からとっても素敵なことを言うからしっかり聞いてね 私、白原 海と冬川 苺はSea berryというユニットを組みます!応援してくれれば海、嬉しいなぁ~」
「へっえぁぁぁぁぁぁっ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!?」
この大きくて変な叫び声はもちろん私
「両親の許可もいりますし、それにそんなこと全く知らなかったので丁重にお断りします」
「両親の許可なら取ってるよ?」
「わ、た、し、の、お、や、です!!あ、な、た、の、お、や、じゃなくって」
「いや、苺ちゃんの両親に許可取ったよ☆ すぐにOK出してくれたよ。ほらっ!契約書☆」
あんの、バカ親~~~~(怒)
「じゃあ、これからよろしくねっ!苺ちゃん☆」
私も、会場の人達もびっくりしていて会場は静まりかえっていた…
この後、そこそこ先だがこれより驚くことがあるとは考えもしなかった…