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NO.1 決議

これまた短い作品ですが、どうぞ。

NO.1 決議


「我が第一研究所1978番世界(協調する世界)支部は本日レヴェルク国より宣戦布告を受けた。中央連合はそれを非難したが信用ならん。我々は彼らの攻撃から身と権益を守らねばならない。我々はよき隣人には優しいが、敵には厳しいということを見せつけてやれ!」

~対レヴェルク防衛紛争開戦発表より~


レヴェルク国境線に近い多目的ステーションにて

「密偵からの報告によると敵レヴェルク艦隊は戦艦エルヒャを旗艦とした戦艦3重巡5軽巡3駆逐艦12による艦隊だ。他の艦隊は他の部隊が対処するが、この基地で動かせるのは斥候戦艦1と巡洋艦2、イージス艦(防空巡洋艦)3にフリゲート艦(護衛艦)8。申し訳程度に軽空母1だ。相手の方が数で勝っているが、此方も質では負けていない。」


指揮官はそう言いつつ次の画像を参謀や艦長達に見せる。


「今回の作戦はこうだ。ここマレス2-6のリングを利用する。丁度この基地の近くには外から見て三つの切れ目が存在する。画面左の一つは途中で行き止まりだが、中央と右の二つは内部で合流し内側まで続いている。そこに斥候戦艦を旗艦にした砲撃隊を置き、その近くの岩石地帯に軽空母を旗艦にした航空隊を置く。」


「そして最後に強襲仕様のフリゲート艦で編成した誘い込み部隊だ。」


つまり有利な地形に誘い込んで十字砲火を喰らわすということだ。


「誘い込み部隊で目標地点に誘い込み、砲撃隊でと航空隊でこれを撃滅する。此方の戦力は少ない。艦載機隊と誘い込み部隊は攻撃よりも帰還を優先する事。なお私は斥候戦艦にて全艦隊の指揮をとる。詳しくは手元の資料を見てくれ。何か質問は?」


艦長の一人が手を上げる。


「よし、どうぞ。」


「ロングレンジ砲撃で仕留めることは出来ないのでしょうか?」


「それも検討した。だがそもそもレヴェルクの連中は射程を伸ばすことを重視している奴らだ。先に此方がやられてしまう。だったら接近戦に持ち込むべきだう?」


「…!わかりました。」


「他に質問は?…無いようだな。では、作戦を開始する。総員予定通り行動を始めろ!」


「「「はっ。」」」



斥候戦艦ダルムシュタットを旗艦とした巡洋艦とイージス艦で構成された砲撃隊、軽空母ベンスハイムを旗艦としたフリゲート艦で構成された航空隊、最後に強襲型フリゲート艦ひろば、ヘウィーで構成された誘い込み部隊の三部隊は、多目的ステーションを出発していった。


念の為の解説


中央連合

そうですね…国連のようなものです。


斥候戦艦

単艦で商業のできそうな惑星や文明を探索したり、強行偵察を行ったりする船です。

しかしだからといって単艦でしか運用できないわけではありません。


イージス艦(防空巡洋艦)

本当は防空巡洋艦であり、イージスシステムを積んでいるわけでもありませんが、一から設計されているうえ、「イージス艦」と言ったほうがカッコイイのでそう呼ばれています。


強襲型フリゲート艦

色々な場所で使われているフリゲート艦は安くて拡張性の良い設計がなされています。そしてこれは機動力を重視したモデルです。

なお、フリゲート艦の艦名はその船の艦長に一任されています。

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